2012年12月31日月曜日

2012年の大晦日

今年も早々と12月31日がやってきました。
時は待ってくれない。
あっという間に昨日から今日へ、明日へと繋がりながら、
進んでいってしまいます。

2012年はどういう一年だっただろう、と考えれば、
自分にとっては、仕事と職場に振り回された年でありました。
身近なところに敵が現れ、いじめられ、減給され、
仕事を増やされて、ダウンをしたのは一度で済みましたが、
冬になって敵が去るまで、
顔じゅうゴロゴロの吹き出物に悩まれました。
未だにどこかで見張られているような錯覚に陥ります。

冬がやってきて人が入れ替わり、
自然に吹き出物はすぅーっと引きました。

年始にはしっかりユルスナールとプルーストを読もうと誓ったのですが、
なんだかしっかり読めていないような気分です。

そして現状に限界を感じ、今後に展望を見出したいと始めた勉強。
来年は仕事以上に勉強にまい進したいと考えています。

このブログは読書ブログとして存在していますから、
わずかながらでも読書についても、
書いていきたいと思っています。

今年も読者の方には、根気よくお読みいただいて感謝しております。
来年は、冊数は減ってもしっかりと読書についてお伝えしていければと、
考えておりますので、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

2012年12月26日水曜日

最近の愛聴盤

仕事が倍量になってから、
気持のよいヴォーカルが聴きたいと思い、
キリンジをセレクトしてみました。

とくに気に入っているのは、
1stの「ペーパードライヴァーズミュージック」。
夜には、
5thの「ForBeautifulHumanLife」。

キリンジの柔らかい歌声と、
少々皮肉まじりのひねった歌詞と、
様々なアレンジの曲を楽しんでいます。

朝にはFM802をかけています。
サカナクションや秦基博、スガシカオ、くるり等がかかると、
いい朝だなぁと嬉しくなります。

最近の洋楽で気に入っているのは、
アデル、アリシア・キーズくらいで、
あまり楽しみがありません。
春から秋にかけてはアデルをたくさん聴いていました。
どちらかというと、1stの方が好きですね。
完成度は2ndに軍配をあげましょう。

寝る前には、
以前ご紹介したロバート・グラスパー・エクスペリメントと、
ジェイムズ・ブレイク。
ゆったりと落ち着いた心地になります。

29日から冬休みに入りますが、
(今年はちょっと長めで嬉しいです)
その間はゆったり系を聴いて、
心豊かに過ごしたいと思っています。

2012年12月24日月曜日

冷え込みました

予報どおり今日は大変冷え込んだ一日でした。
幸いにも関西中部は陽がさして、
雪にはなりませんでした。

暖かな肌着を着込み、
ウールの物を身に着けて、
しっかり暖かくしてお出かけしましたよ。
もこもこおばさんですね。

用事の後には、
ハービスエントで、
TINTINのカレンダーと、
ちょっとした文具を色を合わせながら買い、
浮き浮き気分です。

本屋さんでは、
悩みに悩んで、冨原眞弓さんの「シモーヌ・ヴェイユ」
(冨原さんのヴェイユ研究の決定版と銘打たれているので)、
松浦弥太郎さんの仕事術の文庫
(最近になって松浦さんのことが本気で気になってきたのです)、
池澤夏樹さんの聖書についての文庫
(聖書を読む前に素人の素朴な疑問を解いてもらおうと思い)、
以上3冊を購入。
現在勉強中のジャンルの本もこれから読んでいかねばなりませんし、
まったく、仕事に行く暇がないです、えっ?!
本末転倒の年末であります。

2012年12月23日日曜日

季節がら

寒波が近づいています。
雪が降るのは情緒はあるけれど、
雪国でないところでは、
交通など生活に混乱が起こってしまいます。
雪国でも閉じ込められたりするかと思います。
皆様、ご用心ください。

そんな明日は法事でお出かけです。
お仕事の人もいるわけですし、
ぼやいているわけにもいかないですね。

毎日のことですが、
仕事でテンションをあげてしまうと、
帰り着いてもなんだか落ち着かない。
同じ場所に仕事に出かけていますが、
新しい仕事に振り回されています。
もともとの仕事の仲間たちは、
これまでと同じように細々とオーダーしてくるし。
とりあえず年末にきちっと締めて、
年明け再スタートを切れるようにしたいです。

そんなこんなで、
勉強をする体力がありません。
ううっ。
今日もあまりはかどりませんでした。
ただ、始めてみると、
結構好きな分野であることがわかり、
少しずつですが、興味深くテキストを読んでいます。
どういうジャンルであるかは、
おしまいになるまで明かせません。
コケたら恥ずかしいですもん。

読書は、
「エクソフォニー」をちょっぴり、
プルースト5巻をちょっぴり。
やっぱり、プルーストはいいですねぇ。
うっとりさせられ、的確な表現にはっとさせられ、
漂い続ける文章に酔わされて。
プルーストに関する本も色々読んでみたくなります。

2012年12月19日水曜日

クリスマスにふさわしいエッセイ

12月16日の日経新聞朝刊に、
栩木伸明さんの「ロバとクリスマス」というエッセイが
寄せられていました。

栩木さんが小学5年生のときに読んだ鳥たちに説教をする
聖フランチェスコの逸話。
ずいぶん時を経てから訪れた聖フランチェスコ聖堂のあるアッシジ。
ジョット―のフレスコ画。
そこで出会ったロバたち。

“ロバは愚鈍の象徴のように見られているけれど、
 頑固なのは節操が堅い証拠だろう。柔和で働き者で、
 頼りがいのあるロバの風貌には、人間が身勝手に
 あてがったイメージさえ、どこ吹く風と受け流しそうな
 風格が感じられる。・・・働き者のロバはフランチェスコ
 だけでなく、農家や町の人にも愛される、身近な
 「兄弟」だったのだ。”

とても気になる存在の聖フランチェスコ。
聖人の中では最も親しまれている人かと思われます。
こういう人がいるから、キリスト教に惹かれるのだろうと、
自分のことを考えます。

そして須賀敦子さんも何度も通ったというアッシジの町。
丘の上の聖堂。
やはりジョットーのフレスコ画も観てみたい。
聖堂の前には、
キリストの生誕の場面を等身大の人形で作り、
祀ってあるそうです。
キリスト生誕の場面を再現したつくりものを
「プレセピオ」と呼ぶそうです。
そのプレセピオの小さな置物が欲しいと、
偶然、今年、悩んでいたところに、
そういうお話でした。

そしてロバ。
昔から人々たちに親しまれ、力になってくれたロバたち。
自分の手元にも、可愛いロバの置物があります。
馬よりもちょっぴり愛嬌があるような気がして、
親しみやすく思っていますが、
まだ実物と遭遇したことがありません。
いつの日か荷物を背負ったロバと道で出会い、
頭をなでて、草を食ませてみたい・・・
想像はどんどん妄想になっていくのでした。

年末近く

今年もあと2週間を切りましたね。
年々どんどんと時が経つのが早くなる。
焦ったところで、どうしようもない。
仕事もプライベートも体調管理も
基本はマイペースでやるしかないです。

しばらくは新しい仕事に慣れるまで、
仕事のことで頭がいっぱいですが、
合間を縫って「エクソフォニー」多和田葉子著を
読んでいます。
想像していたより読みやすい。
助かった、という感じです。
構成もなかなか面白い。

プルーストは休みの日に、
落ち着いて読むしかないなぁというところ。
ばたばたと読むはもったいないのです。

いや、その前に年賀状をしたためねば。
年末は何かとばたばたしますね。
いっそ早く年が明けて、お正月をゆっくり過ごしたい、
などと思っています。

2012年12月16日日曜日

投票

今日は天下分け目の衆議員選挙。
みなさん、投票されましたか?
私は休みの日はゆっくりしたいので、
いつも期日前投票をしています。
今回も済ませておりますよ。

この選挙、とても重要なはずですが、
結果見通しが早々と言われているからか、
投票率が低いようですね。

なぜ投票率が低いのでしょうか。
投票したところで何も変わらないと思うからでしょうか。

たしかに民主党政権に代わってから、
暮らしやすくなったとか、
経済が立て直しされたとか、
今後の見通しがよくなったとか、
明るい材料は出てきませんでした。
政権運営に明るい自民党が注目されるのは当然のことです。

他にも道はあるのではないかと、
多くの党が結成されると、
かえってどこの党が自分の考えに近いのか、
混乱してきました。
そこでアンケート式の投票マニュアルのサイトも現れています。

何が一番の問題なのか。
政権が優先して取り組むべき問題はどこにあるか。
このことを有権者が判別し、理解できないと、
今回のような事態に陥るのでしょう。

立候補者も打ち出すべきポイントをきっちりと絞り、
明確にしなければ、これから生き残っていくのは難しくなるでしょう。

数多くの案件が山積みであることには違いありませんが、
日本人はどこか楽観的なのではないでしょうか。
其々の問題に対し、掘り下げて研究し、討論されるべきだと、
まだまだやることができるのではないかと思うのでした。

さっそく一回目のダウン

通常の業務をこなしながら、
一日3時間の引き継ぎをしていたら、
土曜日には目が回ってきました。

前頭葉がどーんと痛い。
身体が重い。
気持もどよ~ん。
やばい。

とにかく寝ることです。

今日日曜日はゆっくり休養にあてました。

ええ、新しい仕事は、???
まだまだ謎が多いのでした。
難しいレベルではありませんが、
間違えてしまいそうです。
今週から一人立ちですが、
不安いっぱいです。

2012年12月12日水曜日

新しく始まる日々

まだ新しい年を迎えていないわけですが、
当方はプライベートでも仕事でも新しいスタートを切る
状況になりました。

仕事の方は、少しずつ引き継ぎを受けていまして、
両方の仕事全体については上司の方々に内容を検討していただき、
バランスをとって、且つミスの起こらないように
配分を考えることになっています。
イメージは少しずつ浮かんできていますが、
自分自身がきちんと把握しておかないと、
絶対にトラブルが起きますから、
今のところ徐行運転中です。

プライベートの方は、
勉強のためのテキストを一通りチェック、
DVDを観たりして、スタート地点に立ったところです。

はぁ~、本を読む余裕がありません。
うっ、うっ。

今日はありがたいことに故障中のエアコンも修理が終わり、
暖かい環境が整いました。

自分の好きな本を読まないと、
返って調子を崩してしまいそうですから、
毎日一ページだけでも読もうと思って、は、います。

いずれも自分のプラスになることですから、
これまでと変わらず気持は前向きで過ごしたいと思います。

2012年12月10日月曜日

発令

今朝、業務兼任の辞令が発令されました。

現在担当している業務とは全く別の業務で、

その業務を担当されていた方の異動に伴って、

兼任することになりました。

そう、人件費削減というやつですね。

二人分の仕事は無理ですから、見直しはしていただけるそうですが、

これまでやってきた業務も3年半かけてようやくやりこなせるように

なったばかりで、これを半端にしてしまうことはありえません。

もちろん周りの方の信頼を失うことのないようにもしたい。

新しい仕事をひととおりを教わって、

自分のできるように管理ができればと思うのですが、

さて、どうなることやら。

もちろんお給料は据え置きです。つらい。

この世の中、弱者にはさらにつらく出来ているような気がします。

※私と同じような非正規社員で同じような境遇の方、
もっとご苦労をされている方は多くおられると思います。
スマートにだまっていることも可能ですが、
様々な人間が存在することの証言として、
書き残しておきたいと考えました。

2012年12月9日日曜日

寒い良き日

今日はちょっとした記念の日。
なのでいっぱい本を読もうと思い、
積み上げました。

多和田葉子「エクソフォニー」
堀江敏幸「余りの風」
ラブレー「ガルガンチュアⅠ」
プルースト「失われた時を求めて」5巻

どの本も少しずつ齧っていくのです。
一番の贅沢です。

この寒い中、部屋のエアコンが故障中。
小さな電気ストーブで暖を取りながら、
内職に励みました(!?)

勉強するための教材も届いて、
ほんまにやれるのか?と自分に尋ねながら、
目を通しています。

また明日、新しい一日がやってきます。
必ず何か一つは前進するだろうと希望を抱いて、
今夜も寝ることにします。

2012年12月8日土曜日

忘年会

今冬も恒例の昔の部署の方々が集まる
忘年会を催しました。

年々集まる人も減ってきました。
顔ぶれを見ると上役の方が多勢を占めておられ、
私のようなものが参加させていただくのも、
なんだかおかしな感じがします。

一応幹事ということで端の席に座らせていただき、
様々なお話をうかがうことができました。
飲む場でないと話されない事柄ってありますよね。
皆さんリラックスされて、
ポンポンと話が弾みます。

ほんの数年前のことなのに、
あの時はこういう和やかな雰囲気があったなぁと
懐かしく思い出されました。

どの方も優しく、義理堅く、丁寧な方ばかりで、
有難さをしみじみと味わった夜でありました。

2012年12月5日水曜日

スローペースで

恐ろしくゆっくりとしたペースでプルーストを読んでいます。

5巻目では、
主人公一家がゲルマント家の一角のアパルトモンに
引っ越しをしたところから始まります。

祖母の体調が思わしくなく、
バルベックで再会した古い友人のヴィルパリジ夫人のとりなしで、
あのゲルマントの世界に一気に近づいたのです。

家事をとりしきっているフランソワーズは家政婦ということに
なるでしょうが、彼女を描写することで、
フランソワーズ自身の人間性と、
新しい住まいをとりまく環境を描写しています。
フランソワーズも一筋縄ではいかぬ性格のようで、
さすが自尊心が高い。

視点はそこからゆっくりとスライドしていき、
ゲルマント侯爵、そして憧れのゲルマント侯爵夫人へと移っていきます。
客観的にとらえようとしながらも、
以前コンブレーで抱いたゲルマントに対する幻想が根底にあり、
そのあたりを織り交ぜています。
まだ、近づくまでには至りません。

そして、上流社会を描きながら、
ラ・ベルマの「フェードル」の上演へ出かけた際の様子を
スケッチしています。

そのラ・ベルマは主人公のかつての憧れの女優で、
あまりにも夢想が飛躍していたためか、
初めて観たときには、かえってショックを受けたことがありました。
今回はそのときのことを踏まえて、
また新たなリフレッシュした心境で観劇したようです。

好ましく興味深い対象を前にするとき、
しっかりと客観的に観ることでその本質を掴もうと焦るあまりに、
本来その対象がもつ魅力が見えなくなってしまう。
初めて観たときには、このように多くの事柄を求めすぎて、
返って“こんなはずじゃなかった”ということは、
誰しも経験があると思います。
自分の心を掴んでいるイメージを鮮明にしたい、
そんな欲望があるのだと思います。

自分の読書や音楽を聴くときのことを思い出すと、
プルーストがこんこんと説いていることに、
妙に納得してしまいました。

対象に接するときには、
複眼的にトータルに見ることも必要なのですね。

2012年12月2日日曜日

12月に入りました

12月に入ってさらに寒さが厳しくなってきました。
ぶるるっ。。。

思い出して本棚を探してみたら、
やっぱりありました「ガルガンチュアとパンダグリュエルⅠ」。
ちくま文庫の宮下訳です。
これで楽しみがまた増えました。

手元には日本エッセイスト・クラブ編「死ぬのによい日だ」という、
たまらんタイトルのエッセイ集もあります。
自分で買ったわけではありませんが、
ぱらぱらと読んでみましょう。

今月の「ブルータス」は文芸特集らしく、
執筆陣も気になる人が並んでいます。
実際はアンソロジーはあまり好きではありませんが、
面白そうです。

プルーストの5巻はまだ冒頭部分をぼちぼち読んでいるところです。
これを今月中に読み上げるのはちょっと無理かな。

師走は何かと慌ただしく、
個人的にも年内にフィニッシュさせてしまいたいことがたくさんありますし、
仕事ももちろん一つの節目ですね。
忘年会などの集まりもありますし、
もちろんプライベートでの楽しみも充実させたい時です。
皆様もお身体にお気をつけて、
充実した年末をお過ごしください。