2014年12月31日水曜日

2014.12.31

ついに、大晦日到来。


昨日からおせちの担当料理を作ったり、
いつもより念入りのお掃除をしたり、
と、慌ただしく過ごしていましたが、
大晦日から宴会の我が家はもうお酒が入っています。
家族揃って、元気に新年を迎えられることは、
幸いなことだと、感謝しています。


明日はゆっくりと、
読み初めをしたいと思います。


とても冷え込むそうなので、
皆様、ご用心ください。

2014年12月30日火曜日

2012.12.30

今日から冬休み。
冬休みと言えば、アーサー・ランサムの「長い冬休み」。
彼らの充実した冬やすみをうらやんだりしていないで、
自分なりの冬休みを過ごせるようにしたいですね。


今年読んだ本を振り返ってみると、
心に残る本というのは以外と少なかったのでした。


とても勉強になったのは、
「セラピスト」最相葉月著
「聖書を語る」「聖書を読む」佐藤優、中村うさぎ著。


後は久しぶりに須賀さんの短編集を読めたこと。
「霧の向こうに住みたい」
「塩一トンの読書」


モディアノをまず一冊読めたこと。
「1941年パリの尋ね人」


堀江敏幸さんの言葉の森を探索できたこと。
「正弦曲線」
「おぱらばん」
「象が踏んでも」


小説をあまり読めていませんね。
プルーストは8巻と9巻を読了。
来年は10巻と11巻の予定です。
一年に一度は再読であっても、小説の大著を読みたいです。


各新聞で今年の心に残った本を各界の人が選んでいますが、
気になった本がいくつかありました。
星野智幸「夜は終わらない」


それから蓮實重彦「ボヴァリー夫人論」、まだ、言ってます。
やっぱりいいのかぁ~と思って、
やっぱり読みたい~と願い、
登山のつもりで読むべし~と悩み、
やっぱり買うぞ~と誓ったのでありました。

2014年12月29日月曜日

2012.12.29

月曜日、仕事納め。
職場には数人しか出ていないし、
ほとんど電話もかかってこないし、
のんびりとカレンダーの架け替えなどをしていました。


今日は「ビブリア古書堂の事件手帖」というのを
読んでみました。
ライトノベルというのかな。
古書が扱われている分、親しみを感じさせてくれて、
それでいて軽いタッチのミステリ仕立てなので、
読みやすく、あっという間に終わってしまいました。
この本は人気があって、シリーズになっているようですね。
個性のある若い人が主に出てくるのも、軽やかさを感じます。
たまにはこういった本で息抜きもよいですね。

2014年12月28日日曜日

2014.12.28

日曜日。
散髪に行ってきました。
ベリィ・ショートがだいぶ伸びてボブになりました。
でも、誰も気が付いてくれないです。
自己満足です。


ちょっと喉が痛くて、
気をつけないと気管を痛めてしまいそうです。
せっかくの正月休みを前に風邪なんて、いやですよね。


またしても机の上に本が積もってきました。
読み終えた本のup用メモが溜まってきています。


昨日は悲しい本を読んだため、
明るくなるような、気楽な本が読みたいです。
そういう軽い本って以外と手元にはありません。
借りているミステリでも読んでみましょうか。

2014年12月27日土曜日

2014.12.27

土曜日。
自分としてはいつもと変わらないつもりだけれど、
バスも電車も人の気配が違っている。
もう後わずかで今年も終わりだからか、
なんだかせわしない感じがします。
暦や世の中に逆らうわけではないけれど、
マイペースに動いています。


今日は「1941年パリの尋ね人」を読了しました。
この難しいテーマを、時間をかけ、心を砕いて書き込んでいる、
その姿に心が打たれます。
ホロコーストというあってはならない事件を読むのに、
いつどの本との関わりでも、恐怖から逃れることができません。
人間が背負っていかなければいけない罪だと思っています。
思いやりの深い、悲しい本です。


そして今ベストセラーとなっている「その女、アレックス」も、
読んでみました。
ミステリとしては、まずまず。
読み方を代えれば、こちらも悲しい本です。
私としては、もう少しセンスを感じるミステリの方が好きです。


モディアノの本は暗い内容が多いのかな・・・?
暗いのは、苦手なのです。
悲しいのも、苦手です。
もう少し探ってみましょう。

2014年12月26日金曜日

2014.12.26

今日で仕事納めの方も多いようです。
皆様、お疲れ様でした。


というツキスミは月曜日までお仕事です。
火曜日からお休みに入りますが、
年内はばたばたすることでしょう。
年明けの2日間は読書三昧の予定です。
たくらみは達成できるでしょうか。


年末のあいさつといいながら、
なかなか手ごわいお客様が到来し、
一人でお相手。
懇々と話を聞かされ、頭がぱんぱんになってしまいました。
気を紛らわせようと、炊事場のお掃除を始めてみましたら、
汗をかいてしまうほどになって、
テンションの上下が狂ってしまいました。
ほぇ~、ふぇ~と言っていると、
来ました、神経性胃腸炎が!
今度は腹痛に襲われるツキスミ。
手元に薬は無い。
さて、どうする?
一時間ほど苦しんだ結果、お医者さんへ連れて行ってもらったのでした。


情けない年末の一幕でありました。
夜にはすっかり回復して、
今は大丈夫です。
仕事の時は、何にでも必死になる癖があるので、
こういうことが起きるのでしょう、たぶん。
もう少し大人になりたいです。

2014年12月25日木曜日

2014.12.25

Joyeux Noël!

ケーキ食べましたか?
カードを受け取りましたか?
プレゼント、誰かにしましたか?
誰かから、プレゼントもらいましたか?


何かあった人にも、
何もなかった人にも、
メリー・クリスマス!です。


我が家は何故か鍋焼きうどんでした。
およそクリスマスらしくないですね。
ケーキは昨日食べてしまいましたよ。


粛々とモディアノを読み進んでいます。
でも、今のところ中毒になるほどではありません。
「八月の日曜日」もさらりと読んでしまった過去があります。
どこか数本、感性の糸が切れているのかもしれません。
危険だ。
その上、ここしばらく年末だからでしょうか、
様々な雑誌で本の特集が組まれているので、
つい手が伸びてしまいまして。
アート系の本の紹介が大半で、
読むための本がほとんど取り上げられていないことに、
がっくりきています。
雑誌は売却しても10円くらいにしかなりませんから、
全く消化されるだけの本の一種です。
ああ、嘆かわしい。

2014年12月24日水曜日

マルグリット・デュラスを読みたいです

定期的に読みたくなる作家の一人に、
マルグリット・デュラスがいます。


実は読んでいてもよくわからず、
掴み切れないところも多く、
良い読者とは到底言えないのですが、
行き場の無い愛と感情の捕えがたい感覚を
時々味わいたくなるのです。


愛と狂気とも言われていますが、
行き場の無い感情は狂気とも呼べるのかもしれません。


それらは声の無い叫びとなって、
文章から聞こえてくるのです。


なぜだか、どこかわかるような感情なのです。
その感覚だけをたよりに読んでいます。


昔は集英社文庫からも文庫がたくさん出ていて、
その後には河出文庫からも出ていましたが、
最近はあまり見かけることも無く、残念です。
先日店頭でインタビュー本が置いてあったので、
読んでみたい熱が再びあがってきました。
amazonで古書を探してみようかな、
それとも、馴染みの古書店に探してもらおうかな。
読みたい本は続々出てきます。
それが困った悩みです。

2012.12.24

クリスマス・イヴ。
サンタクロースを探しに?京都へ。


好きなお漬物屋さんや、佃煮屋さん、
もちろん本屋さんも含め、あちらこちらに立ち寄りました。
ごはんも両親が好むお店でご馳走になりました。
目的の一つ、私のボロくなった通勤バッグを手に入れることも、
取り寄せという形で達成できました。
おまけに甘味もたっぷり買って。
イノダの珈琲も飲んで。


京都は奈良とも大阪とも違う、一種の異国です。
京都だけが独立して、独自の世界を確立しているように思えます。


一年に数回しか行かないこともあって、
少々力んでしまいました。
そのせいか、いつもの単独行と違いテンポが異なるからか、
ずいぶん疲れてしまいました。
楽しかった分、疲労もたっぷり。
明日からの出勤の備え、早めに休むことにします。

2014年12月23日火曜日

2012.12.23

今日は祝日でお休みの方も多かったでしょう。
比較的おだやかな天候でよかったですね。


昨日の仕事と忘年会の反動で、
出来る限り寝ておりました。
あんまりのんびりしてしまったので、
明日は用事を色々しようと思っていたら、
家族会議で京都へ行くことが決まりました。
両親と京都へいくなんて、20年ぶり?30年ぶり?
ま、こういうことで家族楽しく過ごせるのは、
良いことでしょう。


年末までもうカウントダウンです。
できることから片付けていきましょう。
ということは、掃除はいつでもできるわい、という言い訳です。


今日からパトリック・モディアノ「1941年、パリの尋ね人」を
読み始めました。
霧雨のしとしと降る灰色のパリが頭の中に浮かんでいます。
重い内容の本であることが、始めからわかっているので、
“私”に連れ添って、ゆっくり歩いています。

2014年12月22日月曜日

2014.12.22

今日は冬至でした。
なんでも19年に一度の朔旦冬至であったとか。
これで明日から日が長くなっていきます。
寒さはまだまだこの先続きますが、
最初の一山を越えられて、ほっ。


明日の休日を前に、職場の忘年会がありました。
毎日一緒に顔をつきあわせて仕事している仲間だけに、
いつもの調子でがやがやと楽しく飲んでおりました。


場所は私の贔屓のお好み焼き屋さん。
年に一度は皆でお邪魔して、お世話になっています。
ママ、今年もごちそうをありがとうございます。
私もM部長の横で、いたって普通に飲んで食べて。
I課長があまり元気が無いように見えたのは、
疲れたいたからでしょうか。
私の組にはYさんも一緒で、この方が今夜は主役級でした。
いっぱいおしゃべりしていただいて、発散できたでしょうか。
忘年会とは、そういう場所ですものね。
仕事に終わりはありませんから、
また、再び戦場へ戻ることといたしましょう。

2014年12月21日日曜日

2014.12.21

幸いにもとても落ち着いた日曜日を過ごせました。
あんまりほっとしたのか、夕食後にまたお腹イタイタが発生しましたが、
軽くてすんで、もう一度ほっとしています。


お庭のお仕事も最終に近づいてきました。
今日は花壇の端っこにムスカリの球根を植えました。
後残るはストロベリー型の植木鉢に、
何かお花をセレクトして植えること。
何にしましょうか、3種類小さなお花を選びます。
組み合わせに悩んで、お花屋さんの店頭をうろついています。


今日は「雪の練習生」を読了しました。
多和田さんにはいつも圧倒されます。
最新刊の「献灯使」もスタンバイして、年初めに読もうかと思っています。


先日は堀江さんの「象が踏んでも」を読み終えたのですが、
ほとんど初読に近い状態でした。すっかり忘れております。
単行本の時も丁寧に読んでいるつもりなので、
少々唖然としました。
この『回送電車』シリーズはもうちょっとしっかり読み返した方がよさそうです。
宝探しみたいに、こんなところにこんな名前が!と驚かされること多し。
それに、堀江さんのエッセイを読んでいると、感心させられると同時に、
ほっと安心感も生まれてきます。
最近は新刊が出ていないので、そろそろ・・・お楽しみです。

2014年12月20日土曜日

2014.12.20

今日は冷たい雨が降る一日でした。
空は暗いし、日の暮れも早いし、
クリスマスっていっても何にもないし、
と、一人ダークになっておりました。


夕方に職場でトラブルが発生して、
上司も追い込まれる立場に。
次から次へと難題が押し寄せ、
終わりの無い部署であります。
なので、山場を越えるまで様子をみて、
落ち着いたところで、一人ダークに帰宅。


食後は、
「雪の練習生」を読みながら、うとうと。
このまま寝続けて、朝まで寝たらどんな感じだろう?
この“うとうと”がとても気持ち良いのであります。


明日も寒いのかな?
冬だから仕方ないですね。
冬至まであと2日です。

2014年12月19日金曜日

2014.12.19

あの冷え込んだ昨日の朝のことです。
雨戸を開けると、庭の土が妙に盛り上がっていることに気が付きました。
よおく見てみると、霜柱でした。
1.5㎝近くはあったでしょうか。
白っぽく光っていて、あちらこちらを盛り上げていました。


本格的な霜柱を見るのは初めてだったので、
意外と綺麗なものだと感心してしまいました。


ちょっとさわってみると、しっかりと固くて冷たい。


もったいない気がして、このまましばらく残っていたらいいのにな、
と思ったりしましたが、
今朝にはすっかり消えていました。

2014年12月18日木曜日

2014.12.18

大寒波、日本列島を襲う!


数年に一度といわれるレベルの寒波が到来し、
北日本、日本海側を中心に大雪を降らせている。
名古屋市内、京都市内でも積雪がみられた。


奈良北部では積雪こそなかったが、
冷たい北風にあおられ、気温は今季最低を記録。
コートを突き刺すような寒さであった。


ある事務所では、あまりの寒さに、
ひざ下が凍りつき、動けなくなった女性も出た。
というのは、大げさですが、
暖房はかなりしっかり入っているのにもかかわらず、
身体が冷えきって、暖かい飲み物ばかり所望していました。
先ほど、お湯につかってようやく温まったという感じです。
ほっとしました。


明日は好天に恵まれるとか。
一息つけますね。

2014年12月17日水曜日

2014.12.17

「パリ生まれ プップおばさんの料理帖」
 オプティ美保・髙橋順子著 新潮社


パリは高級住宅地16区に住むプップおばさん、94歳。
大叔母さんのレシピをもとに、
さらに美味しい料理を作り続けていらっしゃるそうです。
たくさんのメニューの中から、
季節に応じたいくつかのメニューをピックアップしてあります。


ブルジョワの方々がお家でどんなごはんを食べていたのか、
最近では、もっと簡単なお料理が普通だと思うので、
きっと、この本のレシピはとても貴重なものではないでしょうか。


私はここにあるようなフランスの家庭料理が大好き☆
といって、トライしたことがあるのはポトフくらいなのですが、
フランス風煮込み料理を作るのも食べるのも大好きです。
なので、この本の写真を眺め、レシピを読んでいるだけで、
もう食べている気分です。
栄養満点、カロリーなんて気にしない。
美味しい物を家族と一緒に食べる幸せ、
この本の伝えたいのは、そういうことでしょう。

春の献立
  グリンピースとミントのスープ
  レモンのフラン
  鶏のエストラゴン風味
  アスパラガス、ムスリーヌソース添え
  ルバーブのクランブル
  キャベツの詰め物
夏の献立
  アーティチョークのヴィネグレットソース
  仔牛のマレンゴ風煮込み
  夏のフルーツサラダ
  トマトのサラダ
  ローストチキン
  イチゴとメレンゲのケーキ
秋の献立
  ハムのブルギニョンソース
  チョコレートケーキ
  チーズのスフレ
  ムール・マリニエール
  鴨の胸肉のロースト、セップ茸のポワレ
  リンゴのアントルメ
冬の献立
  根セロリの千切りサラダ
  豚のロースト
  栗のケーキ
  ポトフとグリビッシュソース
  ポトフのブイヨン
  オレンジのタルト
おやつ
  クレープ
  イチゴジャム、アプリコットジャム
  マドレーヌ

2014年12月16日火曜日

2014.12.16

今年も残り半月です。
年末といっても、とくにいつもと変わりないのですが、
年賀状は書かねばなりません。


他には、お休みがたくさんあるので、
どうしてもお仕事がツメツメになってしまい、
大変ですよね。
これは皆さん同じ悩み事だと思います。
一応締めくくりもしなければなりませんし。


残りの半月で、さてどれだけ読めるかな?
「雪の練習生」を読み終えられたら、
その次が今年最後の本になるでしょう。
良さそうな本を並べて、悩むとしましょうか。

2014年12月15日月曜日

2014.12.15

冷たい冬らしい朝。


朝いちばん、同僚(男性)からふりかかる恐ろしい言葉におののいて、
言葉を失う。


今日は一日その言葉に振り回されて、
次々と難関が待ち受けておりました。


いつまでも終わらない仕事たち。


それでも、他の同僚たちの暖かい励ましをいただいて、
どうにか夜には復活しました。


人間関係が一番難しい。


先日「怒りのコントロール」についての研修を受けて、
その課題に取り組んでいる途中ですが、
人間関係というストレスからくる怒りには、
どのように対処すべきか、答えは一つだけではないでしょう。
頭を悩ましております。

2014年12月14日日曜日

2014.12.14

選挙当日。
投票率が今のところ40%を下回っています。
まずこのことに落胆しています。
誰がしてもいっしょや・・・と思ってしまった日本人たち。
でも野党もしっかりしていなければ、
よき政治は行えないのですから、
信じることのできる人にぜひ投票しましょう!


なんて威勢のいいことを言っていますが、
風邪気味でしんどい一日でした。
普通に生活していたのですが、
だるい、身体重い、頭痛い、熱っぽい、
つまり風邪の初期症状ですね。
暖かくして、今夜も早く寝ることにします。
ダンベル体操はお休みしてしまおう。

2014年12月13日土曜日

2014.12.13

結局、観たいと思っていた絵画展はどれもかなわず。
ホイッスラー、酒井抱一、新印象派、フォートリエ。
特にフォートリエは観ておくべきと思っていただけに残念です。


幸い、フォートリエについては複数の画家たちの展覧会の図録
(アンドレ・マルローとフランス画壇の12人の巨匠たち)
があるので、そちらと、今回の集めた資料などで、
おさらいしておくことにします。


今、東京ではジョルジョ・デ・キリコ展が催されているのですね。
美術展と映画上映に関しては、東京に限りますね。
またしても溜息です。
これまで一点しか観たことがなく(メトロポリタン美術館展)、
そのときには、吸い寄せられるように凝視していまいました。
私にとっては、不思議な感覚におちいる絵です。
なので、他にも色々と観てみたいのでした。


来年はもう少しあちらこちらに足を伸ばしたいです。

2014年12月12日金曜日

2014.12.12

12月初旬の2つの行事が終わり、
そのために手に施したネイルが剥げかけているのが、
楽しんだなごりとなっています。
明日はきれいにぬぐってしまいましょう。


来週は一週間取り立てて予定も無く、
仕事中心にまわっていきそうです。
仕事に埋もれてしまわないように、
本を読むべし、と、
今週から読み始めたのは 多和田葉子「雪の練習生」。
3年越しにようやく読み出しました。


多和田さんの本はいつも奇妙なところがありますが、
それは作家自身にも起因しているのでしょうか。
何もなく想像だけでこういった発想が次々生まれてくるのも不思議です。
アイデアというものであれば、
普通の人でも思い浮かべることができるかと思いますが、
物語として成り立っているのが怖いくらいです。
と、面白いといいながら、気味の悪さも味わっています。
さて、どういう展開となっていくのか、進んでいきましょう。

2014年12月11日木曜日

2014.12.11

2日もお休みをすれば、机上は山積み。
せっせと仕訳をして、優先順位をつけて、
片付けていきます。


今日はどんよりとした雨の一日。
一緒にお留守番をしていたおじさんと、
どんよりした会話。
さらに暗い。


とはいえ、ノーベル賞授賞式のマララさんの演説に感動したり、
業務の外注移行が順調に滑り出してほっとしたり、
と、良いこともありました。


夜になって風邪の兆候が出てきたので、
今日はさらに早めに寝ることにします。

2014年12月10日水曜日

2014.12.10

お休みの夜は至福の時。
ゆっくりページをめくったり、
写真入りの本を眺めたり、
手帳に書きこみをしたり、
ごそごそしています。


その後のお風呂の前には
ニールスヤードのカレンデュラ・クレンジング・クリームで
顔をくりくり、なでなでします。


パスタを作ると眼鏡にオリーブ・オイルが飛んで、
ペタペタになります。
ということは、顔もペタペタなわけです。


で、カレンデュラの登場となるのでした。
もちろんサンプルでかなりテストをした後に購入しました。
刺激があるとすぐに赤くなったり、ブツブツができたりしますが、
そういった異常も出ないので、安心して使っています。


それから顔を洗うと、さっぱり、つるっとします。
スクラブを使うのが苦手な人にはちょうどいいかもしれません。


気持よく、身体も温まったところで、
さ、ダンベル体操です。
今日もこれでおしまいです。

2014年12月9日火曜日

2014.12.9

今日はお休みをとりまして、
お医者さんへ。


その前には溜まっていた大阪での用事を色々と。
そしてまたしても本屋さん。
すぐにでも読みたい本を数冊手に入れました。
どれから読んでいこうかな。
新しく本を読み始めると、
気分一新、これまでのことを忘れてしまえるという、
利点があります。
読んでいる時だけではありますが。


いい天気に恵まれて、
快適に動くことができた一日でありました。

2014年12月8日月曜日

2014.12.8

12月に入ってからダンベル体操を始めました。
ええ、特定健診の面接の結果、
3つの課題が課せられたのです。


でも幸いなことに、とても低いハードルです。
ダンベル体操も一日8メニュー、10分間。
助かりました。


それでも数字ははっきりと表れることがわかりました。
毎日3つの課題をこなすと、
ウエストがマイナス1cm。
すごいです。


怠けるとプラス2cm。
怖いです。


これを半年間続けなければいけません。
毎日報告もしなければいけません。
コツコツやるしかないのでした。

2014年12月7日日曜日

2014.12.7

先日、本屋さんは本屋さんでも、いつもとは違う店舗へ
行ってきました。
本棚の並び方が違うだけで新鮮です。
一冊頼まれていた本をどうにか探し出して入手。
任務完了。


2階の文庫の新刊コーナーをじっくり眺めます。
河出文庫からまたフーコーの新訳が出ています。
以前はフーコー関係はできるだけ手に入れていたのですが、
読めもせん物を嬉しがって買っているのがおかしいと、
ようやくストップしております。


ちくま文庫、中公文庫、岩波文庫、新書等じっくりいつものコースを
辿って、いきついたのは講談社文芸文庫のコーナー。
しばらく前からこの講談社文芸文庫をじっくり読んでいきたいと
考えているところです。
きっかけは長谷川四郎の「鶴」がとてもよかったことで、
昭和文学を読んでみたいし、いい本がセレクトされていることが、
よくわかる背表紙ですので、さて、どのあたりからいこうか。


先に文芸批評のコーナーや哲学・思想のコーナーを確認して、
その日のメイン本を決めまして、
それから再び講談社文芸文庫に戻り、
庄野潤三の「陽気なクラウン・オフィス・ロウ」を選びました。


こちらは紀行エッセイで、小説とも、晩年のエッセイとも異なります。
違う趣から入ってみようかと考えてみました。


実はうちの両親が熱心な庄野さんファンでして、
本はもちろん揃っていますし、
それはもう、憧れの方であったようです。
そのため、私は返って距離をおいていたのですが、
とてもいい小説をお書きになることは承知していたので、
どこかできちんと読んでみたいと思っていました。
と、いうわけでございます。


さて、気になっている蓮實先生のボヴァリー夫人論ですが、
改めて本を手に取り、内容をパラリとめくってみましたが、
簡単に読むことはとてもとてもできないことがわかりました。
で、今回はパスです。
渾身の著なのですから当然ですね、
こんな素人にさくっと読まれてはたいへんです。
いつかじっくりと読める日が訪れますように。


そういうわけで、その分の予算は、
他の気になる作家たちの本に振り分けられることになりました。
アリス・マンロー、パトリック・モディアノ、多和田葉子あたりに
落ち着きそうです。


偶然、ちくま文庫で見つけた「星の王子様をフランス語で読む」も
入手できました。そういえば、こういう本があったのでした。
じわじわと近づいていっています、「星の王子様」。
さて、次のステップは・・・と。

2014年12月6日土曜日

2014.12.6

今夜の月は白く光る石。
まあるく白く輝いています。
指をそっと伸ばせば、触れることができそうなくらい
近くにあるような気がします。


『六花のつゆ』というボンボンがあります。
その中のウィスキー・ボンボンと色も形もよく似ていて、
つまんで、ぽいっと口に入れたら、美味しいかも?
なんて思っていました。

2014年12月5日金曜日

2014.12.5

今宵は同窓会でありました。
以前お世話になった方々と日々への感謝をお祝いです。


いつもながら、この会は和やかに賑わいます。
お互いに心を開くことができるからでしょうか。


とりたてて大げさな話も無いのですが、
笑いのツボが同じところで、ついつい笑い過ぎて、
あっという間に時間が過ぎてしまいました。


K常務、T取締役、Y部長、T課長、O課長、Tさん、Kさん、Sさん、Hさん、
皆様、ご参加いただきありがとうございました。


楽しい時間を過ごせて、とても幸せな心地です。

2014年12月4日木曜日

2014.12.4

先日の夜、嵐が冬を連れてきました。
今日の雨はとても冷たい。


本格的な冬の到来ですね。
イルミネーションも映える冷え込みです。


エアコンも稼働して、
ローズマリーは大喜び。
根っこがどんどん伸びています。
もう一つお花まで咲きそうな気配。


11月からスケジュール管理をしてきて、
予定どおり明日は半分、来週に一日お休みをとれそうです。
とりあえず、明日の午前中は大阪で研修。


とはいえ、どうしてもしわ寄せはあって、
土曜日がパニパニになりそうです。
でも、楽しく過ごしたい一週間、
寒さ対策をして、明るく過ごします。

2014年12月3日水曜日

2014.12.3

12月に入って日経新聞の朝刊では、
今年の回顧をジャンル別に掲載して振り返っています。


文学では、“これまで以上に作家の想像力が問われる時代が
続いている”と切り出しています。


“反ユートピア(理想郷)を描いたディストピア小説の秀作が
登場したのは、時代の要請である”として、
吉村萬壱「ポラード病」、
多和田葉子「献灯使」を取り上げています。


家族小説としては、
篠田節子「長女たち」
川上弘美「水声」を取り上げ、
現代社会が反映された家族の在り方を評価しています。


また、『土地』というキーワードにも着目しています。
奥泉光「東京自叙伝」
柴崎友香「春の庭」が挙げられています。


優れた作品として、
古井由吉「鐘の渡り」


読み応えのある作品として、
吉田修一「怒り」
辻原登「寂しい丘で狩りをする」


どの作品についても、その特徴を取り上げ、
これだけで、十分書評の役割を果たしています。


どれも読んでみたくなる作品ばかりです。
またまた文庫になるまで待ちますか、どうしましょう。

2014年12月2日火曜日

2014.12.2

夏のあいだ咲き誇ったカモミールとフレンチ・ラベンダーを
束ねて窓辺につるしてありました。


すっかり乾燥してドライフラワーになり、
カサカサの草にしか見えなくなったところで、
工作の始まり~♪


お花の部分をはさみでちょきちょきと切っていきます。


根気よく切り終えると、
手のひらに2杯くらいの量になりました。
それらを細かい目の袋に入れ込みます。


手作り入浴剤ができあがりました。


さっそく夜を待って、お風呂に入れてみます。
カモミールが粉々になってクズのように浮いてきましたが、
不快な感じはありません。


カモミールの甘い香りと、
ラベンダーの柔らかな香りがふわんと漂います。
気持がいい・・・というか、
恥ずかしながら満足感がつきまといます。


いい匂いがすることには違いありません。
身体も温まったような気がしました。


家族にも好評でしたし、
快適だけれど、
来年もするかどうか、今のところ不明です。

2014年12月1日月曜日

2014.12.1

良いことと悪いこと、
二つのニュースが入りました。


良かったことでは、ほっとしましたが、
悪いことの方は、これからが大変です。


私自身のことではないのですが、
気持ちが重いです。


明日はどんな一日になるだろう。

2014年11月30日日曜日

11月30日

とうとう11月も終わりです。


今年は楽しい12月が迎えられるように、
11月から仕事もプライベートも少しずつ準備をしてきました。
ささやかなことばかりですが、
一応女性ですから、身の回りのことなどを片付けたりして。
毎年12月の声が聞こえてきてから、バタバタしていたので、
段取りをするのは大切だなぁと、今さらながら考えています。


プライベートでの、次の大きなプロジェクトは来年の夏から
スタートする予定です。
それまでに、がっちり本を読もうと思っています。
プルーストの10巻を読んで、
「バルナブース」を読み上げて、
それから?
モディアノを一冊読んでみようと思っています。
本当は蓮實先生のボヴァリー夫人論が読みたいのですが。
あまりの大著ですから、いまだ躊躇しています。
「カラマーゾフ」も再読せねばなりません。


心に余裕ができたら、
ラブレーを読みたいのですが、
全くその余裕はありません。
キャパ無し。
何時まで経っても読めない、この悲しさよ。


最近の本では多和田葉子さんの新刊や、
絲山秋子さんの新刊も気になっています。


どうしてこう“きょろきょろ”してしまうのでしょうね。
好奇心につい負けてしまうのでした。
一つのことをじっくりするのが、憧れでもあります。


嬉しいことに、先日生けておいた5センチのローズマリーに、
根が出てきました。
この冬は水耕栽培して、
暖かくなったら、春に土に植えてあげましょう。


12月は節目の時期でもあるので、
また今後のプランを見直してみましょう。
そして新たな一年を迎えたいです。

フォルランの去就は?

セレッソ大阪のJ2降格が決まりました。


今季はフォルラン獲得のニュースから始まり、
ファン層も拡大、とニュース満載でしたが、
監督が2回交代したりしても、悪状況は打開できず、
まったくもって、の結果となってしまいました。


試合を観戦されていた方なら、
試合運びの悪さや、選手のコンビネーションの悪さ、
状況にお詳しいかと思います。


最悪な試合は何をおいても最悪な気分、状態です。
ストレスが溜まる一方でしょう。


選手自身、運営陣も同じではあるかと思います。
が、何か原因があるのでしょう。


来季は早々にフォルランが構想から外れていると聞いています。
あれだけの選手を持ち腐れにするのは、あり得ません。
フォルランを活かすことのできる国、チームに移籍をするのが、
良いのではないかと、思われます。


負けてもかっこいい姿のフォルラン。
セレッソで本領を発揮する機会がなかったことを、
とても残念に思っています。


大阪にあわへんかったんかもしれませんね。

2014年11月29日土曜日

さようなら、アダム、コーデリア

イギリスの推理小説作家、P.D.ジェイムズが亡くなったそうです。
94歳という高齢でした。


専業の小説家となったのは、
仕事の定年を迎えて60歳を過ぎてからだったそうです。


冊数はそう多くはありませんが、
作品の質は大変高く、評価もそれにふさわしいものだったのでした。


私の心の恋人、アダム・ダルグリッシュは、
作品中で、聡明な恋人エマと出会い、結婚するに至りました。
彼らのハッピーエンドで締めくくられたことで、
シリーズは落ち着いたといえましょうか。


コーデリアのシリーズはもう少し読んでみたかったですね。


お迎えがきたのならば、それは仕方のないことです。
ご冥福をお祈りするとともに、
これからも作品を再読していきたいと思います。

2014年11月26日水曜日

手に入れました

悩んだ末、先日の書評の後押しもあり、
ついに購入いたしました。
「トリュフォー 最後のインタビュー」 山田宏一・蓮實重彦著 平凡社


冒頭を立ち読みしてみたのです。
蓮實先生のエスプリにいきなりやられてしまいました。


正直に言いますと、
これだけの映画のほとんどをタイトルしか知らないのです。
そこまでシネフィルではない、のでした。
でも、これまで山田さんの本を読んできて、
知らない映画のことでも、知らない監督のことであっても、
とても楽しむことができました。
読めば読むほど、“どんな映画だろう!?”と関心がむくむくと湧いてきて、
好奇心が踊り出すのです。
この本もそうなりそうな予感がしました。
山田さんたちの映画への愛が溢れているのが、
伝わってくるのでしょう。


関西ではガーデン・シネマが閉館となり、
アート系の映画が観れるところはますます減っています。
フランス映画社も倒産してしまいました。
私の場合、駅近くのツタヤも閉店してしまったので、
レンタルさえ困難な状況です。
本も読みたいけれど、映画も観たい・・・。
悩みはつきません。

2014年11月24日月曜日

ローズマリーの植え替え

苗で買ってから数年、
大き目の鉢一杯に広がって、
枯れかけたり、復活したりを繰り返している可哀そうなローズマリー。
ようやく地植えに植え替えをしました。


昨日から植え替え付近の雑草刈りをして、
付近を地面を整えて、
さあ、まずは穴掘りだ。
穴を掘ったら、たっぷり肥料、お水。
で、鉢からローズマリーを取り出そうとしたのですが、
しっかり根詰まりしていて、びくともしません。
さかさまにして、鉢をたたき、
引っ張ったり、根をほぐしたりしながら、
2人がかりでようやく取り出しました。
半分くらい根をほぐして、カットし、
ようやく土の中へ。
土をかぶせて、たっぷりお水をあげて、終了。
ここに落ち着いてくれるといいのだけれど。
後は天まかせです。


昨日に引き続き、今日もたっぷり寝ました。
昨夜は23時ごろから、お腹の大激痛に襲われたので、
疲れてしまいましたが、
今朝起きたら元気。
痛くないのが嬉しくて、またほっとして寝てしまいました。
三年寝太郎。


今週は色々と行事があり、
最後の土曜日には気が重い健康面接が待っています。
国の方針で、治る見込みのある成人病予備軍に指導するそうです。
ほっといてくれ、どうせ医療費削減のためでしょ。
強引に指名され、プライバシーに入り込まれるようで、
とても憂鬱です。
病気の話も説明しなければならないだろうし、
これで会社の閻魔帳に何か書かれたらどうしよう?
不安がいっぱいなのでありました。


悲観型心配性のツキスミ。
粛々と日々を過ごすことにいたします。

「ハンナ・アーレント」

「ハンナ・アーレント」 矢野久美子著 中公新書


この本について語るだけの知識も読解力もありません。
ですが、ハンナ・アーレントについて、関心を持つきっかけとなりました。
なんらかの形でメモに落としたかったのですが、
あまりの非力のため、専門家のよる書評に譲りたいと思います。


◎ドイツ文学者 池田浩士氏による書評 日経新聞より


 20世紀の政治や社会を顧みるときだけでなく、いま私たちが
生きる現実を考えるうえでも、ハンナ・アーレントという思想家は、
ますますその重要性を増している。彼女が対決した諸問題は、
いっそう深刻にこの現実を支配しているからだ。その諸問題とは、
彼女が「全体主義」と呼んだ政治・社会体制のなかで私たちを包む
無関心、差別と排外主義、歴史的事実の歪曲、そしてそれらを演出し
正当化する巨大な政治的暴力と、これを座視し追認して恥じない私たち
自身の深い退廃である。
 本書は、そのアーレントの生涯と思想を、彼女が生きた時代との関連のなかで、
主要な著作の紹介と評価に即して、簡潔かつ的確に叙述している。
アーレントについては、日本でもすでに少なからぬ研究書・概説書や評伝が刊行
されており、なかでも、晩年の彼女と親交のあったエリザベス・ヤング=ブルーエルに
よる詳細な伝記と、精神分析家・哲学者のジュリア・クリステヴァによる
思想的評伝は、アーレントの全体像を知るうえでの基本文献である。
本書も、ヤング=ブルーエルの大著に多くを負っていると思われるが、
しかし決してそれのようやくや簡略版に終わってはいない。
 ドイツのユダヤ人だったアーレントは、ナチスが政権を掌握したのち、
フランス経由でアメリカに亡命した。そこで69年の生涯を終えるまで、ユダヤ人や
「生きる価値のない存在」たちに対する暴虐の社会的根拠を問い続けることが、
彼女の終生の課題となった。ユダヤ人の真の解放はシオニズムとイスラエル国家樹立
によっては実現できないと考え、「隣人であるアラブ諸民族の重視、小国との連帯」を
提唱した。大量虐殺の実行責任者アイヒマンが逮捕されたとき、イスラエルでの裁判を
傍聴した彼女は、アイヒマンを「怪物的な悪の権化ではなく思考の欠如しった凡庸な男」
として描き、問題はナチズムだけのものではなく、無思考な体制順応の生き方をする
誰もがアイヒマンになりうると論じて、ナチスを免罪するものだと非難され、
ユダヤ人の友人の多くを失った。
 著者は、こうしたアーレントの姿勢と思想に深く共感しながら、しかし熱っぽく
その思いを語るのではない。アーレントの思想自身に語らせ、その思想への手引きの
役割を着実に果たしている。読者は、紹介される諸著作の概要を知り、自分でそれを
読む意欲を触発される。新書という限られた枠のなかで、アーレントへの
最適な道標が示されたというべきだろう。


・・・という大変重い本です。
でも、とても読みやすく、アーレントという人物がどのように生きたのか、
それだけでも、とても刺激を受けることができます。
途中、友人となったメアリー・マッカーシーが現れます。
メアリー・マッカーシーといえば、「アメリカの鳥」の著者ではありませんか。
たしか学校の先生が書いたような雰囲気の、少々固めの若者の成長物語でありました。


しっかり生きなければいけませんね。
大変ですが。
今度も選挙がありますし。
いい加減に自分のことだけを考えていたら、
怖い道に進んでしまうかもしれません。

2014年11月23日日曜日

連休の一日目

昨夜は疲れという悪魔に襲われ、ベッドの上で気を失う。


今朝はあまりの陽射しの気持ちよさに襲われ、再び気を失う。


昼食後はあまりの心地よさに満足して、気を失う。


夕方からようやく始動。
掃除、庭片付け。


夕食後は「とどめの一撃」の序章を読み、
あまりの難解さに再び気を失う。


岸本佐知子さん風にやってみたいのですが、
うまくいきませんね・・・。
面白さがまったくない。
ここで、なんやらに遭遇とかあったら、ハプニングなのですが、
そういうことは全く起こらず、普通の日曜日でした。


でも、なんだかとても疲れていて、いくらでも眠れることは事実です。
明日も寝るのでしょうか・・・?!

2014年11月20日木曜日

ローズマリー、それから「密やかな結晶」

芦屋の川べりから積んでこられたわずか5センチのローズマリー、2本。
念のためと、ガラスの小さな花入れに入れておいたら・・・、
お花が咲きました☆
可愛いです。
綺麗なブルー。


ガラスの小さな花入れが好きで、
ちょこちょこと集めていました。
ガラスのコップも好きです。
今は薔薇たちが彩ってくれています。
ガラスのクリアな質感に加え、
水に光が反射している様子が綺麗。
濃い緑がよく映えます。


昨晩熱心に読んでいたのは、
小川洋子著「密やかな結晶」でした。
息をつめて肩を縮めて読みふけり、
最後までくると、大きなため息。
物語の続きを勝手に想像しています。
物語は生きているから、
その続きは読み手の心の中に
きっとあるはず。
とても充実した読書でした。

2014年11月19日水曜日

ただいま読書中

2日前から読みだした本。
ただいま佳境で、すっかり本の中に入っております。


今日はメモなど書く予定でありましたが、
庭仕事、パスタ作りなど忙しく、
夜は夜で読書に勤しんでいます。


でも、就寝タイムは守らなければいけません。
でないと、また不眠になってしまいます・・・。


というわけで、今夜はこれで失礼いたします。

2014年11月16日日曜日

ようやく上向きになってきました

急激に襲われた腹痛も治まってきました。
ちょっとゆっくりした後は、しくしくと痛んだりしますが、
ひどい痛みはありません。
それと、一応内科のお医者さんも訪ねて、
説明をして、お薬一式を出していただきました。


右膝の関節痛もようやく治まり、
普通になりました。


痛みが去って、身体がほっとしています。


後はぼちぼちと仕事をするようにしたいところです。


風邪ひきにも注意しなければいけませんね。


今夜も早めに寝て、気持ちを落ち着かせたいと思います。


では、おやすみなさい。

積み上げた本を片付ける

だんだんと冬らしさが近づいてきました。
桜も赤く染まっていたものが、散り始めましたね。
さらに暖かいお布団が大好きになるのでありました。


気が付くと机の上には本が積み上げられています。
自分では把握しているつもりが、
それでも20冊もいかないので、本当の読書家に比べれば、
ましな方かと思います。


読みかけていたパヴェーゼの「月と篝火」。
数冊パヴェーゼを齧った結果、
パヴェーゼの少々マッチョな感じ、男性的な部分ですね、
に馴染めないことを理解しました。
内向的な部分は好ましいのですが。


「ハンナ・アーレント」については、
まだまだ読みが足らず、知識がついていかず、
アーレントに関する本をもう少し読んでいかないと、
これではお話にならない、とこれもようやく理解。


堀江敏幸さんの「郊外へ」、「おぱらばん」は平行して再読。
第一作目と第二作目と特徴がそれぞれあり、
読み比べもなかなか面白いものでした。
もう少し冷静に読んで、掘り下げられたらいいのですが。


プルースト第9巻、これはメモを書かねばなりません。
どういう内容であったか、自分でわからなくなってしまいますから。


「嵐の夜の読書」池澤さんの書評から、
面白そうな本をチェックしましょう。
またまた読みたい本が増えていきます。


これから読む本として、
「バルナブース」ようやく登場です。
「密やかな結晶」小川洋子著 初期の本は苦手なのですが、
これなら読めるかもと、チョイスしたものです。
のんびり楽しみたいです。
「異国の客」これも池澤夏樹さんの本、それも3度目。
ブログでも読んでいたので、何度目になるでしょうか。
池澤さんのノンフィクション物はとても楽しいです。
でも、近頃はお説教っぽくも感じられます。
もともと池澤さんには、そういった要素があったようにも思いますし、
読み手側にも変化があるのでしょう。
今月から刊行される日本文学全集も楽しみなところです。


とあれこれ右左に積み上げて、
あちこちに格納です。
ほんとはまだあるのですが、
いい加減読書がバレバレなので、これくらいにしておきます。

2014年11月15日土曜日

週末にたどり着きました

今夜は何も考えずゆっくり眠ることができます、
明日、目覚めるまで。


今週の後半は低空飛行で、身体が重く、頭も微妙に痛くて、
右膝も激痛となり、“どっこいしょ”の連発でした。
隣のおじさんに“どっこいしょおばさん”と呼ばれています。


読書も堀江さんの「象が踏んでも」を毎日15分くらいずつだけ。
後は、次回はどっさり本を買うぞと意気込んでいて、
思いつくまま欲しい本のリストを作っています。


蓮實先生のボヴァリー夫人論を一番に挙げていたのですが、
ものすごいボリュームに恐れをなしているところです。
あんな大きな重い本をどうやって読んだらいいのでしょう?
文庫化されるのを待ちましょうか。
いつかなると思うのですが。
こういう素人読者には、文庫くらいがちょうどいいです。
筑摩書房さん、よろしくお願いいたします。


偶然見つけたトリュフォーのインタビュー本。
もちろんトリュフォーといえば、山田宏一さん+蓮實先生。
冒頭を立ち読みしていて、あまりの面白さに、
これも文庫化を待つべきか?と悩んでおります。
山田さんの本はとても好きです。
映画への愛が詰まっていて、とても大らかなのです。
映画や絵画などの本は一方的に語られることが多いように感じられて、
なかなか読めないのですが、山田さんの本なら大丈夫。
さて。


よおく考えて、これまで保留していた本や、
シリーズで読みたかった本などをチェックしています。
みすず書房さんと白水社さんの本は、
またまとめて直販で買う予定です。


こうやって悩んでいるときが楽しいですね。
先日は久しぶりに本屋さん梯子で計4時間も滞在してしまいました。
そして買った本といえば、手に入れやすい文庫本ばかり。
それでも、しばらくは軽めの本を、と思っているので、
ちょうどいい本が見つかったと、ほくほくしております。
本屋さんでお買いもの、素敵に楽しい時間です。

2014年11月13日木曜日

仲良しになれない サンテックス

「星の王子様」をフランス語で読んでみよう!と意気込んだまでは良かった。
でも、よいテキストが見つかりません。
解説だけのテキストはだいぶ難しい。
対訳だけの本なら、仏語のテキストと訳書で十分。
初心者用のは文法解説ばかりで、内容が不明瞭。
解説だけのテキストにして、後は辞書を引き引きが王道かな・・・と、
考え中です。


もともとサンテックスとは、あまりいい関係にありません。
憧れて、新潮文庫を何度買ったことでしょう。
そして何度も挫折。


相性が悪いのかもしれません。
いやいや、サンテックスの言いたいことがわかっていないのです。


もう少し噛み砕いてもらえれば、
その神髄がわかるかもしれません。
と、期待して、いつかみすず書房版を読んでみようかと思っています。

2014年11月12日水曜日

「ドミトリーともきんす」

「ドミトリーともきんす」 高野文子著 中央公論新社


この本、漫画売り場でようやく見つけることができました。
でも、あなどるなかれ。
高野文子さんです。


とてもやわらかな線。
楽しい構成。
妙味のある会話と展開。
丁寧な解説が付され、
科学や物理に明るくなくても、
とても楽しめます。


突き詰めれば、難しい内容なのですが、
心優しさのあふれる素敵な本です。


高野さんの本では「黄色い本」が好き。
今回のこの本も何度もくり返して読んでいます。

少々疲れが

昨日は通院日でした。
5週間開くと、ようやく診てもらえるという安心感があります。


今月に入ってからの身体のだるさ、疲れ、夜中の腹痛についてご相談。
疲れがでているようですね、ちょっと低下しているようですね。
でも、もうお薬は増やしたくないですね。
と、言われ、確かにお薬は増やしたくないので、
今のままで様子をみます、ということになりました。


低空飛行が続くようであれば、抗鬱剤を増やさなければなりません。
それは、避けたい。
ので、ゆっくり休むことにします。


幸いにも仕事のピークを越えたところなので、
ちょっとのんきにできるかもしれません。


重い思考も、重い本もしばらくは避けなければいけません。
体感的にそれはわかるので、
またしてもフォートリエ展を観ないでしまいました。
予定では昨日行くはずだったのですが、
きっとダメージがあるだろうという気がしたのです。


で、しばらくは気楽に読める本で楽しもうと思います。


明日は冬将軍到来だそうです。
皆様も暖かくしてお過ごしください。

2014年11月10日月曜日

今夜もいたた

昨夜の痛みはいったいなんだったんだろう?
と思えるくらい、今朝はぴょこんと起きました。


日中も異常なし。


だのに、夕食後またしてもお腹イタイタ。


どうしてだろう・・・?


右膝もとても痛くなっていて、
イタイタだらけになってしまいました。


ひたすら楽になりたいです。
できることは、お医者さんに相談して、
お薬を出してもらうこと。


お薬まみれですが、幸い胃は丈夫です。
がんばれ、私の身体。

FMラジオのゲストは中村文則さんでした

毎週日曜日、FM802で放送されている「ヴィンテージ・ガレージ」。
毎回、様々なジャンルで活躍している人がゲストとなって、
進行役のロバート・ハリスさんと街を車でクルージングしながら、
ヴィンテージな音楽と、ゲストとのトークが流れるという、
なかなか凝った番組です。


今日のゲストは作家の中村文則さんでした。
まだお若いのに、次々と作品を発表し、
アメリカでも評価の高い作家です。


個人的には芥川賞受賞作品「土の中の子供」を始めとして、
どの作品も重く、暗く感じられ、
好みとは違うので距離をおいてきました。


でも現役の若手作家のトークは、なかなか聴くことのないチャンスだと、
わくわくしながらチャンネルをセットしました。


とてもご自分のことを理解されていて、
どのような作品を書いていくか、しっかりと見据えておられます。
お話する様子は普通の若い男性で、
きちんと話されますし、客観的にも意見を述べられていて、
聴いていても、とても楽しかったです。


作品がダークなのは、もともとの素養らしく、
人を観察するのがお好きだとか。
人の内面を見つめることが、上手なのだと思いました。
そんな人間性が表された作品であれば、
ダークであっても、感心が高まります。
一度読んでみよう。


ラジオの番組から新しい楽しみが生まれました。

深夜の腹痛

先ほど、12時ごろから腹痛に見舞われています。
最初はわずかな痛みだったので、そのまま就寝したのですが、
だんだん痛みがひどくなってきたので、
前に内科のお医者さんにもらっていたお薬、
鎮痛剤、抗生物質、下痢止めを飲んでみました。


30分くらい経ちまして、少しおさまってきました。
何故こういうことがおきるのか、
それも深夜に。
まったくわかりません。
夕食には生の物も食べていませんし、普通の食事でした。
食後は何も食べていません。


私の腹痛は精神的なものだと、診断されていますが、
ほんとに、参ってしまいます。


これで睡眠時間が減ってしまうので、
明日はしっかりしないといけませんね。

2014年11月9日日曜日

メグレ警視との出会い

ある時期に、河出文庫からメグレ警視シリーズがしばらく刊行されていました。
いつの間にか、止まってしまったので、売れ行きが芳しくなかったのかもしれません。
そのうちの一冊を手に取ってから、メグレ警視との旅が始まりました。


いつものごとく、謎解き、トリックは横において、
メグレ警視のじっくり捜査を見守ります。
とても安心感を抱かせる人物ですね、メグレは。


少しずつ読んでいったのですが、
今発売されているメグレ物はすっかり読んでしまいました。
後は、かつて出ていたシリーズ全巻物を古書で入手するしかないでしょう。
なので、古書屋さんにお願いしようと企んでいます。
でも、急ぎません。ゆっくり読むのが妙味なので、
いつか手に入ればいいと思っています。


メグレ警視が食べたメニュー、奥さんの手料理の本もかつてありました。
その本も読んでみたいです。
昔のフレンチはバターを使った重いお料理が主ですが、
煮込み料理など、とても私好みなのです。
作り方を見て、お味を想像してみたいです。


ここまで全体を見て、私は少し古めの時代のミステリが味わいがあって好き、
ということが言えるでしょう。
でも、話題作は一応ちょこっと読んだりしています。
ベストセラーになる作品はどこか無理があって、
満足できないことが多い、
また、日本の作品は良い出来だけれど、肌合いが悪い、
などと注文が多い読者ですね。


今は「特捜部Q」のシリーズがお気に入りであることは、
ご承知いただいているでしょう。
北欧物を読むことはあまりないだけに、
社会観察としても、興味深いと思っています。


純文学とはまた違った面白さがミステリにはありますね。
何故だかわかりませんが、ピンとくる作品を手に取る時の、
どきどき感は、他の本とは違った楽しみがあるようです。

雨の日曜日

今日は一日しとしとと雨が降っていました。
暗くて、寒くて、悲しい気分のする日曜日。
おかげで、またしても昼寝に力が入ってしまいました。


職場の10月からの忙しさも落ち着いてきました。
と、安心した瞬間、年末恒例の書類一式がやってきました。
この書類、働く人はたいてい出会っているものですが、
ここまでややこしい書式のものに出会うのは、
この会社で初めてで、毎年難儀しております。


今年も後2か月を切りましたが、
やり残したことはないかな?
課題はあっても、年末にはすっかり忘れております。
体調はぼつぼつ、頭痛は今のところ無く、
無理のないようにスケジュールを組んでいますし、
春ごろに悩まされた腹痛もコントロールできるようになったし、
やっぱりゆっくり寝て疲れを取るのが一番かな・・・と実感しています。


長い間遠出をしないので、再来年あたり泊りがけで出かけられたら、と
長期間のだんどりを考えたりしています。


なんて思っていても、きっと職場で変化があるか、何かが起きる。
それで、また大変なことになる。
そんな不安も無いことはありませんが、
いつも言われています、“山より大きい猪は出ん”。
まったく、そのとおり。

2014年11月8日土曜日

一山越えて

長くかかっていたお勉強の課題をようやくすべて仕上げることができました。
一つの山を越えたような気がします。


降りてみると、次の山々が見えています。
次はどの方向に向かって行こうか、考え始めました。


とても具体的で、現実的な山、乗り越えることも不可能ではなさそうです。
あるいは、峰々が連なるけれど、好きな景色が見える山。
登ってみても、あまり達成感がなさそうな山。


遠回りをしてでも、一つ一つ踏破するしかないでしょうか。


ほんとは登山は苦手なのだけど、
見える景色が違うというのは、
トンネルを越えていくのとも異なった感じです。


ぽつぽつと歩いていきましょうか。

2014年11月5日水曜日

第三次マイ・ミステリ・ブーム

20代のミステリ・ブームが去ってしばらく、
今度は少々昔のミステリに興味が湧いてきました。


きっかけは、ドロシー・セイヤーズのピーター・ウィムジィ卿のシリーズです。
頭の回転が素晴らしく早く、キレがあり、もちろん育ちからして、
何をしてもスマート、そしてとても好奇心旺盛なピーター。
筋はどうでもいい、ピーターの話を読む、というめちゃくちゃな読み方を、
していましたら、ついに脱線。
「五匹の赤い鰊」でとうとうトリックについて行けなくなってしまいました。


もともとトリック物は苦手なので、当然ではありましたが。


ミステリ好きというならば、少しは古い作品を読んでおかねば、
ということにも気づいて、
「黄色い部屋の秘密」や「赤毛のレドメイン家」やチェスタトンなど、
色々と手を伸ばしてみました。
チェスタトンのブラウン神父物はずいぶん期待したのですが、
またしてもトリックについて行けず・・・。


それでようやく理解したのは、
私はミステリ的な要素は好きだが、ミステリそのものは苦手だということです。
これで、少し、ミステリに距離をおくようになりました。


でも、その後にメグレ警視との出会いがあったのです。
そのお話は次回に。

「嵐の夜の読書」

「嵐の夜の読書」 池澤夏樹著 みすず書房


池澤夏樹さんの書評は毎日新聞をはじめとして、
目に触れられる機会が多いかと思います。


その特徴はなんといっても読みやすさです。
取り上げた本の筋や特徴をわかりやすく解きほぐしてあるところでしょう。
それには、本をよく読み、世界を知らねばなりません。
その上、好奇心もなければ、新しい世界へ飛び込むこともできません。
そういった素養を十分に兼ね備えた方として、
池澤さんの書評は大変優れているかと思います。


「嵐の夜の読書」には1999年から2008年の書評が取り上げられています。
普段はなかなか読まないジャンルの本についての紹介は、
たいへん助かるものです。


池澤さんの個人的な感想も述べられているので、
こちらも親しみやすくなりますね。


「ブッキッシュな世界像」から30年、
長く池澤さんの書評には接してきていますが、
みすず書房から出ている「読書癖」シリーズも、とてもおすすめです。
若い頃にはわからなかったことも、
今となれば、なんとなく理解できたような気がしたりして、
齢をとるというのも、いいものだと思うのです。
もちろん失っているものもあるわけですが、
今ここにいるのが大切だと思うと、
若い頃のいい加減さに少々あきれたりもするこの頃です。

2014年11月3日月曜日

文化の日でした

文化の日、お天気になりましたね。
ちょっと寒くなってはきましたが。


あまり大したことはせず、
のんきに一日を過ごしていました。
つまり寝ていた、ということです。


ラジオもあまりかけず静かに。
そしてとうとうプルースト9巻を読了しました。
読んでいると、やっぱり面白いのです。
実に不思議な作品です。
可笑しいくらいです。
で、10巻はまたしても“囚われの女Ⅱ”。
アルベルチーヌとの決着をつけないと、
これは終わりませんね。


と、寒々しい空を見上げて、庭を眺めると、
私のし残した雑草たちがまだまだはびこっているのに、
反省の念が。
11月中にこの雑草たちをサクサク刈って、
すっきりとした年末を迎えねばなりません。
緑が少なくなり、枯葉が舞い出すこの時期は、
とても寂しいです。
心がしょんぼりしてしまいます。
冬は根を張る時期なのですね。
私もしっかり心の栄養を蓄えねば。
もちろん体力と体重も?!

「塩一トンの読書」

「塩一トンの読書」 須賀敦子著 河出文庫


表題となっているエッセイは、
人を知ることの重み、読書の重みを伝えるものとして、
いつもながら味わい深く他所で読んだ記憶があります。


この本は、主に本についてのエッセイと、書評をとりまとめてあります。
これまで私は須賀さんの書評にあまり感化されることがありませんでした。
書評というより、エッセイに近く感じており、
また取り上げられる本が私の好みとは違っていたことも理由でしょう。
でも、でも、今回じっくり読んでみると、
好みが違うのに、読みたくなってくる書評であるように感じました。
須賀さんの視点が、とても広角に広がっているのです。
そのため自分の焦点をどこに当てればよいのか、
わからなくなっていました。
落ち着いて読んでみれば、妥協のない、豊潤な知識によって支えられた上で
書かれた文章たちです。


もっとも、そういった須賀さんの個性・能力が発揮されているのが、
“作品のなかの「ものがたり」と「小説」-谷崎潤一郎『細雪』”かと思われます。
自分の中に作品を取り込み、理解をした上で、
作品批評をしている、学者としては当たり前のことでしょうが、
それでも、一般の人が十分に普通に読める内容です。


この本は単なる書評というよりも、
須賀さんの経歴等をある程度頭に入れて読まれるほうが、
内容や文章の意味がよくわかるのではないでしょうか。
ということを、いまさらながら知ったような気がします。

明日は文化の日

3連休の方も多いとは思いますが、
あいにくの雨続き。
でも、文化の日は晴れと決まっているそうです。
明日、晴れてくれるかな?


先週も何かとバタバタとばたついた職場でありました。
昨日ももう少しで残業というところを、
どうにか片付けて帰ることができました。


帰ると、やってきた弟のお土産が、
ユーハイムのフロッケン!
子供の頃によくいただいたケーキです。
懐かしさに声を挙げて、皆でいただきました。


変わらず美味しく、
でも考えてみると30年以上経っているのですから、
お味はきっと今風にマイナーチェンジしていると思います。


ユーハイム、どこの百貨店にも入っている馴染みのお店ですが、
フロッケンを一度お試しあれ。
きっと手頃に美味しくいただけると、思われます。


明日もお休みできて幸せでありますが、
その分お仕事がツメツメになってしまいますね。
せっかくですから、仕事など野暮なことは言わずに、
明日を楽しみましょう。

2014年11月2日日曜日

二十歳ごろのミステリ行脚

その当時は大き目の本屋さんに立ち寄って帰るのが日課でした。
何も買わないことが多かったのに、
本の背表紙を眺めて、あれこれ考えてみるのが楽しかったのでした。


自分好みのミステリはないかと思っていましたが、
ある日見つけたのが「料理人が多すぎる」レックス・スタウト著。
これで、すっかりグルメ・巨漢・ユニークな探偵ウルフとそのチームに
はまってしまいました。
大当たりです。


大当たり、ということで、もう一つはまったのが、
「大はずれ殺人事件」クレイグ・ライス著。
このシリーズもお話は面白おかしい内容で、
キャラクターがとても冴えています。
ヘレンが最高に素敵!
コメディ・タッチが好みの方にはぴったりです。


いずれも古いアメリカの作品で、
現代にはマッチしていませんが、
こせこせせず、ゆったりとしているところ等、豊かさを感じさせます。
現代物を読むと緊迫感が重要視されているような気がするほどです。


その頃に出だしたのが、女性探偵物でした。
今も続いているサラ・パレツキーのシリーズ物や、
スー・グラフトンを気分よく読んだものです。
爽快感がありましたね。


その中で、「女性には向かない職業」P.D.ジェイムズには、
とても暗い印象を受けて、これはダメだわ、と思ったのでした。
ところが、数年経ち、時間待ちをしなければいけなくなった時に、
偶然手に取ったのが、「皮膚の下の頭蓋骨」。
これも主人公は同じくコーデリアなのですが、
これが素晴らしくよかったのです。
それ以来、P.D.ジェイムズは大のお気に入りとなりました。


加えて、サイコ物が出だした頃でもありました。
読みました、「羊たちの沈黙」。
絶句しましたね・・・。
もちろん続いて「レッド・ドラゴン」等も読み、
パトリシア・コーンウェルも早々に読んでみました。
あまりにも恐ろしい描写にだんだんと辟易するようになり、
サイコ物はこのあたりで卒業しました。


当時のミステリではスティーブン・キングが人気でした。
貸してもらったりもしたのですが、
怖くて、怖くて、読めません。
なんだか手に持っているだけで、恐ろしい気がしたのです。
で、読めずに終わっています。


フレンチ・ミステリにも興味があったので、
2,3冊読んでみましたが、あまりピンときませんでした。
その本の翻訳者は、直木賞作家の藤田宜永氏と記憶しています。


昔の話、そのものですね。
共感できる方はいらっしゃるでしょうか。


次回は、ミステリ読書新たな展開、です。

「霧の向こうに住みたい」

「霧の向こうに住みたい」 須賀敦子著 河出文庫


どのエッセイのエピソードも、
ずいぶんと前のことだと思われるのに、
すぐ目の前で繰り広げられているシーンように感じられます。


彼女、ミーナやビアンカがいきいきと声をかけ、
須賀さんがにこにことそれに応えている。

また、その場所に立ち、眼前にその建物がたっていたり、
ゆっくりと階段をのぼっていたり、
まるで、つい最近経験したばかりのことのように。


これらは須賀さんによって言葉と文章に置き換えられて、
そのまま時間が止まっているかのように息づいているのだと、
気が付いたのでした。
思い出なのだけど、今も息づいている。


あまりに思いが深くて、
言葉や文章にされていても、自ずとそれが伝わってくる。
随筆の醍醐味を味わうことができるのでした。


また、他のエッセイに書かれているささやかな事柄が、
ここではメインテーマになっていたりして、
あぁ、白い本棚はこうして出来上がったのだな、とか、
めずらしく登場する料理オッソ・ブーコはこの本が出会いだったのだ、とか、
須賀さんのエッセイの補助的な役目も果たしてくれています。


それにしても、心の豊かな方だったのだと、
読み終えて、溜息をついています。

2014年11月1日土曜日

ミステリを読み始めた頃

ミステリのお話をすると、止まらなくなってしまうかもしれません。
でも、ミステリが読みたい気分なので、ちょっとだけ。


子供の頃にシャーロック・ホームズやルパンやカッレ君を読んではいましたが、
その頃は児童書なので、ミステリには入らないような気がします。


中学校に入って、図書室の常連となった頃、
アガサ・クリスティーと出会いました。
新しい赤い文庫本がずらりと並んでいて、
手に取るのも楽しく、すっかりはまってしまいました。
私はポワロ派、友人はミス・マープル派と、
それぞれご贔屓があったりして、
英語が得意な友人は、頻繁に引用されるマザー・グースを調べていて、
クリスティーのその活かす技を読み解いたりしていました。
私はもちろんのんびりテキトー読書でしたが。


その後には、エラリィ・クィーン等の有名な作品を、
そして横溝正史などにまで手を出すようになりましたが、
なぜか、この時期のミステリ行脚はこれで終了。


今もクリスティーはゆっくりと読んでみたいと思うこと度々です。
TVドラマでのポワロ物はよく観ていたことがあります。
吹き替えがあまりしっくりこないと感じていましたが、
映像による創造はとてもユニークで、面白く楽しんでいました。
お気に入りはミス・レモンのファッション・スタイルでした。
とてもシックで素敵・・・でもミス・レモンって?


TVドラマのミステリではジェレミー・ブレッドのシャーロック・ホームズが、
秀逸でしょう。
背筋がひんやりとするような雰囲気の映像となっていて、
実によくできていましたね。
DVDを入手したい物の一つです。


映画のロバート・ダウニーJr.の現代版シャーロック・ホームズも面白半分で、
観てみたいです。


二十歳ごろに再びミステリ・マイ・ブームがやってきました。
そのお話はまた後日。

2014年10月31日金曜日

急に思いついたのは

ふと、薔薇のことを思い出しました。
「星の王子様」に出てくる、一本の赤い薔薇。
とても気位が高く、気ままで、わがまま・・・そういう人は苦手、
子供の時のそういった印象が強くて、
「星の王子様」自体を遠巻きに見ていました。


今は数多くの人の翻訳が出ていますが、
作品の本質は変わっていないはずです。
一度、池澤夏樹訳でも読んでみましたが、
そう感じています。


あの薔薇は寂しがりなんだ。
そう思いついたら、
もう一度「星の王子様」が読んでみたくなりました。
お家には古い単行本がありますが、
この本はフランス語の入門本としても有名です。


そ、フランス語で読んでみようかな?
というのは無理でも対訳本、もしくは、解説付きの本ならいいかも。
急にそんなことを考え始めました。


私の赤ちゃん級のフランス語でも、
どうにかなるかもしれません。


となると、ちょうど良いテキストを探すことから始まりです。
新しいことを思いつくと、うきうきと楽しくなる、この単純さ。

2014年10月30日木曜日

スロー再スタート

ここ3週間近くまともな読書を怠っていたツキスミ。
今日は短い時間ではあったけれど、
久しぶりに本の世界に埋没できました。


「塩一トンの読書」 須賀敦子著。
再読にあたって、とくに注意はしていなかったのですが、
個人的に新たな発見もいくつかありました。
小さな本ですが、読み応え十分。
女性のエッセイは苦手という男性であっても、
読書好きなら、頷いてくれるはずです。


河出書房新社からムック「須賀敦子ふたたび」も出ており、
まだまだ読みこなせていない須賀さんの本に加え、
熟考された論評等を読むことができそうです。


さてさて、手元に入ってきたのは、堀江敏幸さんの文庫「象が踏んでも」。
やっぱりこちらから読むことになりそうです。
堀江さんのエッセイはとても和やかな心地になれるので、
セラピー効果もあるような気がします。
来月には「なずな」も文庫化されるそうで、
こちらも再読が楽しみです。


朝夕が冷え込むようになり、
秋も深まりをみせています。
私は苦手な季節到来に少々緊張しています。
皆様も暖かくしてお過ごしくださいね。

2014年10月29日水曜日

ROLLOへ

神戸は元町方面へお出かけしてきました。
いつもコースは同じなのです。
それは、母がロロへ行くには一人では無理と言うから。


朝も早めに出かけまして、
奈良から2時間、西へ向かってトコトコ。
にしむらで珈琲をいただいて、落ち着いたところで、
まずは、順徳へ。
大好きなネギ汁ソバ、小チャーハン付と春巻きをいただきました。
これはほんとにやみつきになる美味しさです。


食後はすぐ北へ出て、ワンウェイへ。
オリジナルのノートや手帳、葉書、文具が揃うお店です。
ささやかだけど、素敵な葉書等を購入して、嬉しい。


それから斜め前のロロへ。
12時半のオープンを待ちます。
ここはアンティークのボタン、ビーズ等が
細かく分けられ、棚狭しというばかりに並べられています。
小さな綺麗な色のキラキラ光っている物を見ているだけで、嬉しくなります。
シェル細工の小さな月と鍵と小さなパールが付いたトップを購入。
母は根気よくあれこれと見ているので、
しばらくお店にたたずみました。


それから南側にあるロロ・ストックへ。
こちらは生地やチロリアン・テープが主体のお店。
今流行の北欧風の柄のシックな生地があって、
2人で悩みましたが、お互いにミシンを踏まないので、断念。
ミシンがあったら、こちらの生地をたくさん買って、
バッグやらワンピースやら、たくさん作りたーい。
母は何やら小さなテープ等を購入していました。


それから、北へ向かい姉妹店のブロカント・ティトへ。
ここは名前のとおりアンティークの雑貨のお店です。
以前ここで手に入れた白い大皿は毎日我が家で活躍しています。
今回は包装紙等を2人共が購入。
本のカバーにするのです。


その後は、大丸へ行って、
トアロード・デリカテッセンやフォートナム&メイソン等で、
お気に入りをお買いもの。


などと、好きなお店でささやかですが、好きなものばかり買いまして、
2人共満足、満足。


母は手芸を趣味としているので、
ロロへ行くのが大好きなのです。
今回も春ごろから行く約束をしていました。
私は不器用なので、細かい作業もできませんが、
何かしら作ってみたくなる、不思議な気分になるお店たちです。


お泊りができたら、もっとディープなお店にも行ってみたいのです。
神戸も奥が深いですね。
山から海へ流れる風が気持の良い一日でした。

2014年10月28日火曜日

いらっしゃいませ

このブログでは、どちらの国の方が閲覧してくださっているのか、
確認することができます。


初めてと思われる国からの閲覧があると、
とても嬉しくなって、思わず、
「いらっしゃ~い!」と叫んでしまいそうになります。


ここの部分は大阪弁のイントネーションです。


時々、新聞でもなかなか聞くことの少ない国の方がいらっしゃいます。
どんな方にご覧いただいているのだろう?と考えると同時に、
こんなブログですみません、と申し訳なく思う気持ちでいっぱいです。


これまでのところは、
日本の方、
アメリカの方、
ロシアの方が多く訪ねてくださっています。
誠にありがとうございます。


日本語を解する方々ですから、
日本人の方が大半かと思われますが、
こののほほんブログに引き続きお付き合い願えれば、幸いです。
よろしくお願いいたします。

TVを観たい時もあります

我が家には2台TVがあります。
1台はケーブルTVなので、色々楽しめるはずです。
というのは、あいにく私の部屋にはTVは無く、
この数年TVを観ることがほとんどありません。


野球やサッカーは大きな画面で観たいですし、
とても良さそうな番組の時にはやっぱり観たいです。


もともとドラマは観る習慣がありませんし、
バラエティや歌番組も苦手です。
CMもうるさく感じますし、
基本的にはTVが無いことに困ることはありません。


でも、人との話題についていけなかったり、
笑うところで笑えなかったり、
困ることもありますね。


で、TVは繋がっていなくていいので、
画面だけが欲しい。
それからDVDとブルーレイの再生ができればいいです。
思う存分、自分好みの映画とスポーツ特集が観れれば、
満足すると思うのです。


といいつつ、ネットの動画は喜んでみています。
猫の話題は必ず。
面白そうな話題もチェック。
TVは無くとも、ネットが無いと生活できませんね。

2014年10月27日月曜日

ベニェとドーナツ

そうです、ベニェです。
クリームパンを少し小さくしたくらいで、
ふっくらとして、
まっ白にお砂糖まぶして、
口当たりさっくり、しっとり、
フランボワーズのジャムが甘くとろける。
とっても美味しい・・・と、
この記憶はいったい何時のこと?
どこでそんな美味しいベニェを食べたのか、
さっぱり思い出せないのですが、
堀江さんのエッセイであの味がよみがえりました。


「なんたってドーナツ」 ちくま文庫 には、
ドーナツ話がたーくさん。


思い出深いのは宝塚ホテルのハードドーナツ。
子供の頃からよくいただきました。


今は珈琲とのマッチングがベストのスタバのドーナツが好き。


でも揚げたお菓子といえば、やはりベニェの印象が強いです。
またあの味が食べてみたい。
やっぱり、パリに行かなくっちゃ。

2014年10月26日日曜日

疲れをとる日曜日

この一週間はなぜか身体と頭が重く、
疲れがどっと出た・・・いつの疲れでしょう?、
それに、
怖い山々を越えて、桔梗が丘を再訪しましたし、
散髪にまで行ってきました。
気晴らしは本屋さんに行けたことでしょうか。
15分ほどでしたが、落ち着きました。


そういうわけで、夜はバタンと眠り、
今日のお休みはゆっくりと寝て、
疲れを癒したのでした。


同年代の課長には、“もしかしたら、更年期かもしれへんなぁ・・・”、
と言われ、おかしな話でもないので、
“では、養命酒を飲むことにしようかな!”なんて、
違う方向に話を持っていってしまいました。
前から養命酒を飲んでみたいと思っているのです。
が、周りのおじさん達からは、“気休めやで~”と言われ、
二の足を踏んでいます。


養命酒はさておき、
更年期が現れてもおかしくはないお年頃。
よくよく体調の様子をみながら過ごしたほうがよさそうです。
偶然にも、私のかかりつけのお医者さんは婦人科の先生でもあるので、
お薬の効果が更年期にも対応することをご存じでいらっしゃいました。
という話は以前にもしましたね。


で、この一週間で読んだのは、
須賀敦子さんの「細雪」の論考だけに終わりました。
読書好き失格です。


なにか、ぐんと波に乗れるような小説が読みたいです。
感じとしては、P.D.ジェイムズのような、読み応えのある重いミステリとか。
悲しいのではなくて、哀しい方がいいです。
さて・・・。

2014年10月22日水曜日

どの美術展に行こうかな

京都でホイッスラー展、
大阪でフォートリエ展、
阿倍野で新印象派展、
奈良で酒井抱一展。


ホイッスラーは色使いが好き。
フォートリエは気になる絵がある。
新印象派は色使いの心地よさがある。
抱一は必ず行くつもりだけど、何時にしようか。


どの展覧会も気になりますが、
自分の中では、それぞれにマイナス点もあり、
すべて行くには日程的に難しいです。


東京でウフィッツィ美術館展が行われていますね。
これが一番観たいです。
さすがに巡回はありません。


くよくよ悩んでいます。

物を買う

近頃は大好きなコスメも、大好きなお洋服も、大好きな小物も、大好きなBAGも
買いません。
もともとお買いものは大好き。
素敵なものがあると、コツコツとそれを目指して、入手に向かいます。
だのに、だのに、です。
この頃は、情報としては楽しく、面白いけれど、自分には関係が無い、と
思うようになりました。


コスメもお洋服も小物もお気に入りを少しだけ.


そして毎日使う。


かつて、お金に不自由があまり無い時代がありました。
食器など、生活用品は毎日使うものだし、と考えて、
いいものを少しずつ選んでいました。
お洋服も気に入った物があったら、ぱっと買っていました。
靴もそう。そう靴フェチなところがあるのです。


でもその時代を過ぎて思うことは、
生活スタイルは変わっていくし、
社会も変わる。
そのたびに新しい物を買っていては、ついていけません。
そこまでマニアックではありませんし。


今の自分に必要な物、それだけに絞って買い物をするようになりました。
もう少し遊びの部分があれば、楽しいかとは思いますが、
つい、これであの本が買える・・・とか考えてしまいます。


単なる貧乏話ではあるのですが、
お金があったころ、幸せだったかと考えると、
そうではなかったので、一概には言えないと思います。
必要最低限度の収入を持って、
自分らしい生活をする。
誰しもが希望していることだと思います。

2014年10月21日火曜日

須賀さんの手紙

先日、新聞に須賀敦子さんから知人宛ての手紙、55通見つかったことが、
掲載されていました。
今日の朝日のネットにも同じ内容の記事が載っていたので、
ずいぶんと大きな話題になっていると、感じています。


須賀さんが晩年心を開いて語ることのできた知人ご夫婦とのことです。
写真には万年筆を使ったと思われる須賀さんの柔らかい文字が書かれた手紙が。


須賀さんが亡くなられてからずいぶん時間は経つのですが、
著作を読んだりしていると、まだ近くにいらっしゃるような気がします。
そういう存在の人の手紙・・・を読む・・・複雑です。
全集にも、書簡はいくつかありますが、
このたび見つかった手紙は、日本に戻られてからのものでもあり、
あまりにも近い過去のような気がするのです。


須賀さんはなんと言われるでしょうか。
妹の良子さんにすべてを託していらして、
ご自身の手を離れているから、もういいのよ、と言われるかもしれませんし、
ちょっと恥ずかしいわね、とおっしゃるかもしれません。
なんて、勝手に想像しています。


このお手紙、神奈川近代文学館での須賀敦子の世界展で一部展示されるそうです。
また、10月24日に創刊される「つるとはな」に2回にわたって掲載されるそうです。


この「つるとはな」も編集者の方に関心があるので、読んでみたいですし、
そうして、須賀さんのお手紙を読むことになるでしょう。

2014年10月20日月曜日

おかしな一日

朝から寝坊。
もともと半休をとっていたので、支障はなかったのですが、
用事がこなせなくて、リズムが狂ってしまいました。


ゆっくり出社してもよかったのですが、
落ち着かなくなり、早々に出社。
いつもと同じように仕事をスタート始めました。


ところが、何をやってもうまくいかない。
締切は守られず、書類は揃わず、
メインの仕事に手をつけられません。


先日桔梗が丘に出かけて下準備した仕事もうまくいかず、
今週再び再訪することに。


おまけに天敵からの電話を受けてしまいました。


帰りにはNさんとスタバで美味しいラテをいただいたのですが、
テンション上がらず、なんだか変。


家に帰っても、なんだか身体が重く、頭が痛い。
疲れる要因なんて思いつかないだけに、おかしい。
どよ~んとしているので、早めに床についたのですが、
またまた眠れない。


たぶんここのところあまり本を読んでいないからだ。
いつものリズムで動く方がいいですね。


まったく、ブログの内容になっておりません。
申し訳ありません。

2014年10月19日日曜日

もう一日休みが欲しいです

水曜日も休んでいるのに、
日曜日はいつもあっと言う間に終わってしまって、
もう半日でいいから休みがあったら、と思ってしまうのでありました。
ぐうたら病ですね。


今日はお天気も良く、何をするにしても絶好の日和でしたね。
ひたすら洗濯をしておりました。
明日は下り坂といいますから、もっといろいろしておけばよかったです。


ということで、本日も無読書。
自慢にはなりません。
毎日、本のことはあれこれと考えているのですが。
そう、神保町に行きたい!です。
一度歩き回ったことはあるのですが、
神保町に毎日仕事帰りに通っている人のブログを読んでいると、
ひたすら羨ましいのです。
それは古典等ではなく、ミステリのせいです。
ハヤカワ・ミステリを古書店で買い占める、夢です。


しばらく前に、大阪のよく通る古書店のウィンドウに、
八木義徳の全集がありました。
いつか買おうともくろんでいたら、
そのお店が無くなってしまったのです。
ああ、出会いは一瞬。


二週間以上本屋さんに行かないと、
うずうず、鬱憤がたまってしまうようです。
無読書さんには、そのせりふは似合わないかな。

2014年10月18日土曜日

桔梗が丘へ

朝早く、電車を乗り継いで、
田んぼを横目で見ながら揺られ、川を渡り、谷を越えて、山を走り抜け、
ようやく桔梗が丘に到着しました。


名張市に入ると、それまでの山深いところから転じて、
明るく開けた土地が広がっていました。


桔梗が丘はとても広々としたよいところであります。


平井堅のファンの人はこの土地の名をよくご存知かと思います。
歌のタイトルにもなっていますね。


桔梗が丘へはお仕事で行ったのですが、
肝心な用事は準備段階までしかできず、
また、出かけなければならないかもしれません。


でも、あんなにのびのびとしたところなら、
いつでも行きます。
ただ、ひなびた山の中を通るのが怖いのでした。
その間はひたすら街中が恋しく、ぐっと我慢でありました。


ちなみに桔梗が丘を含む名張市は、大阪市通勤圏内です。

2014年10月17日金曜日

明日はお出かけ

明日は桔梗が丘へ行ってきます。
桔梗が丘って、どこ?
はい、三重県名張市にある街です。

2014年10月16日木曜日

「文盲」

「文盲」 アゴタ・クリストフ著 堀茂樹訳 白水uブックス


2011年に亡くなったアゴタ・クリストフの自伝。


いつものようにシンプルで必要なことだけを記すことで、
強烈なインパクトを持つ作品です。


亡命するということが、どれほど大変なことか、
始めて知ったように思います。


私も「悪童日記」でアゴタ・クリストフを知りました。
この本を読んで衝撃を受けない人はあまりいないでしょう。
あまりにリアルで、小説とは思えない。
でも小説という体裁をとることで、作品として成り立っている。
これに続く「ふたりの証拠」、「第三の嘘」を読むと、
めまいを起こしそうになります。


この3冊があまりに傑作だったので、
かえって他の作品を読まずにきました。
「文盲」は「悪童日記」の映画化もあるためか、
新書化されたので、読んでみましたが、
改めてアゴタ・クリストフの人間としての力を知ったように思われます。

2014年10月15日水曜日

幸いにして休日

仕事が嫌いなわけではないけれど、
やっぱり休日はほっとします。
解放感たっぷり。


先日まで、アリステア・マクラウドが亡くなったことを知りませんでした。
カナダの作家で、書かれた本は3冊だけ。
3冊とも新潮クレスト・ブックスに入っています。
また、いつか新しい作品が読めると思っていただけに、
残念です。
 “誰でもみんな、去っていく。でも嘆くことはない。
  よいことを残してゆくのだから。” (「すべてのものに季節がある」)


と、急にマクラウドが読みたくなってきました。
クレスト・ブックスの目録を見ていると、
まだアリス・マンローも読んでいないし、
他にも気になる作品があります。


などと思い出すと、次々と読みたい本が現れます。
亀山郁夫訳の「カラマーゾフの兄弟」も読みたいし、
それに関する亀山さんのドストエフスキー本も読みたい。
池澤夏樹著「嵐の夜の読書」を読んでいるとなおさらで、
ガルシア=マルケスの「わが悲しき~」も読んでみたいし、
「思想としての共和国」という本も興味深いし、
前から目をつけていた「風の影」というミステリーもやっぱりよさそうです。
書評集は楽しすぎます。


読書好きって、やっぱりビョーキだ。

2014年10月14日火曜日

「弱いつながり」の読書メーター

東浩紀さんの「弱いつながり」を検索してみました。
自分に都合よい情報しかヒットしないようになっているとは知りつつも。
私は自分の探している情報はなかなかヒットしないことが多いので、
この「弱いつながり」についても、色々と見てみました。


一番多くの意見が一度に見れるのはこの“読書メーター”ですね。
比較的好意的な意見が多く、
自分の読んだポイントを重ねてみて、
観光客になって、現実と対峙するという大切さが、
皆の関心を引いたことがわかります。


もちろん批判的な意見もありますが、
本に対しての効力はあまり強く感じられないように思われます。
例えば、『観光客になること自体が、普通の人には困難である』等。
それは当たり前のことだと思います。
私は、観光客の視点、態度、気持ちの揺れが大切、ということだと解釈しています。


他のサイトで、気になる指摘を見つけました。
偶然で成り立っている現実を受け入れて生きているという、東さんの意見に、
『もし、自分にとって不利な偶然の場合は受け入れることが可能か?』という、
意見でした。
これには東さんもツィートされていまして、興味深いところでした。


さて、皆さんはどう思われますか?
自分にとって不利な偶然・・・実はかなりの部分がそのような気がするのですが、
受け入れる度量はあるでしょうか。
私はその時には偶然とは捉えず、必然だと思うことにしています。
受け入れるというより、見つめるという感じでしょうか。


受け入れがたい事実の方が多すぎる人生、世の中、
どちらかというと、悲観論者、そんな私です。

2014年10月13日月曜日

13日の体育の日

台風19号が通過中です。
速度が上がったので、早く通過していきそうですね。
各地への被害が少ないように、と思うばかりです。


奈良では想像ほどではなかったので、
ほっとしています。
過去に紀伊半島を襲った台風では大きな被害がでましたから、
皆その時のことをよく話します。
奈良は比較的天災の被害が少ないところかと思います。
火山も無く、大きな河もあるにはありますが、
昔から住みやすいところなのでしょう。


体育の日の祝日でしたが、
あいにくのお天気で、
皆、お家に閉じこもっておられたかもしれません。
どんより、強い風、吹き付ける雨。
というわけで、今日もテンション上がらず、
ちょっとおつかいは行きましたが、
それ以外はまた寝ていました。
お薬が効いているのかもしれませんね。
でも、減らすのはとても怖いので、勝手にはできません。


一つできたこと。
「嵐の夜の読書」池澤夏樹著を読了しました。
また折を見てメモをUPしましょう。
「ハンナ・アーレント」のメモもUPしようと思いながら、
自分の中でまだ咀嚼できていず、いつになったら、日の目をみるでしょうか。
書きかけのメモもあるのです。
私にとっての夜が長ければ、少しは進む可能性があるのですが、
日銭稼ぎにいそしむ私には、両方はちょっと難しいです。


さて、これからしばらくは本腰を入れなければならないことがあります。
読書もプルーストに戻って、秋を過ごすことにしましょうか。

2014年10月12日日曜日

おとなしくしていました

連休一日目。
おとなしく寝ていました。
目をつむるといくらで寝てしまえる恐ろしさ。
先祖には三年寝太郎もどきがいたに違いありません。


こういうゆっくりした日にじっくり本を開けばよいのですね。
それが頭もぼんやりしていて、
何一つ考えることもなく、
一日が過ぎてゆきました。
ぼんやり。


明日は少しはテンションを上げていかないと、
いつもの生活に戻れなくなってしまいます。


先日読んだ東浩紀著「弱いつながり」がとてもよかったことを考えていると、
この本をテキストに読書会ができるといいな、と思いました。
誰にでも読みやすい内容、文章ですし、
本の装丁も持ちやすく、値段も手頃です。
自分なりに考えたことを述べ合う場があると面白いだろうと。
でも、そういったことができるほど、気概も体力も人脈も無い私ですから、
他の人のブログを覗いたりして、
皆さんの意見を読んだりしてみたいと思います。

2014年10月11日土曜日

連休ですが、台風が

毎週のように大型の台風がやってきます。
今回も日本列島を縦断しそうです。
東の方は14日の朝の通勤が気になりますね。
きっと学校等はお休みになると思いますが、
お勤め人はそうもいかず。


私も14日の仕事は大変なことになりそうだと予想しています。
I課長は13日もスタンバイしてくれます。
天災とはいえ、毎回大変ですね。


天災というと、木曽御嶽山の捜索は本当に大変なことです。
亡くなられた方々も多く、哀しみもつのります。
厳しい環境の中、携われている方々のご苦労に頭が下がります。


とりあえず、私は明日と明後日は連休させていただきます。
とても身体は疲れているので、ぐっすり眠れるかと思います。
でも、なんだかやり残していることがあるような気がしてなりません。
なんだろう・・・?
CSで広島が阪神に負けてしまったことが原因か?
まず、ゆっくり休養して、また考えてみます。

2014年10月10日金曜日

眠れるかしら

職場の外注プロジェクトにようやく慣れてきたかと思っていたら、
兼任の方の仕事が山積みになっていました。
油断大敵です。


で、ここのところ残業続きです。
残業の無い職場しか、勤められないので、
この会社に長くお世話になっています。
今時、残業の少ない会社は珍しいでしょう。
この会社の一般社員が残業が少ない理由の一つを、
発見して、ふむふむと唸っています。
自分にとってはありがたいことでもありますが、
いつまで続くでしょうか。


残業するとテンションが上がったままになりますね。
と、夜が遅くなってきて、いつまでも目がパチクリしています。


世の中では次々と色々な事件が起こっていたり、
新鮮な話題があったり、と騒々しいというか、にぎやかというか。
どれもさわりだけしか見ていないので、
少々不安ではあります。
大事なことを見落とさないようにしなければいけません。

2014年10月9日木曜日

モディアノの名を聞いて

今年のノーベル文学賞にパトリック・モディアノが選ばれたと聞いて、
頷かれた方も多いのではないでしょうか。


私が初めてモディアノの名を知ったのは、
20年前の堀江敏幸さんの処女作「郊外へ」においてでした。
「記憶の場所」という章で、モディアノの「特赦」から始まり、
他の著作に目を配りしながら、ある特定の場所に行きつくお話です。


堀江さんがお好きな方なら、この時点でもうすぐにモディアノの著作を
読み始めておられたでしょう。


私にはモディアノの本のタイトルがあまりに暗さを感じさせるので、
距離をおいていました。
ただ、堀江さんが「八月の日曜日」を翻訳された時には、
読んでみましたが、これは入口間違いというもの。


それからしばらくが経ちますが、
相変わらず食指が伸びないままできました。


ノーベル賞の受賞で嬉しいことは、
その方の著作や関連書がたくさん出る・・・とは決まっていませんが、
少しは本屋さんの書棚をにぎわしてくれるのがいいところです。


フランスの古典にもなりつつあるモディアノの本、
代表作からでも読んでおきましょうか。
食わず嫌いはよくありませんし。


それにしても、毎年ある作家が受賞するかどうかが話題になりますが、
いい加減にしてほしいというのが本音です。
世界に広く親しまれているというだけでも十分ではありませんか。


立派な人を知ることができる、という意味で、
ノーベル賞のニュースは嬉しく聞いていますが、
身内騒ぎはほどほどにいたしましょう。

皆既月食

今夜は皆既月食を観ることができましたね。
オレンジ色の不穏な予感を呼び起こす暗い月。
しばらく経つと、光り輝く白い月に戻り、
ほっとしました。


天体観察はまったく疎く、
星の観察もしたことがありません。
すごく遠いところにある、というだけで、気が遠くなりそうです。
それだけに興味を湧きたてられる人も多いのでしょうね。


左目がここ数か月ゴロゴロとしていたので、
ようやく眼科に行ってきました。
若く明快に話してくれるお医者さんだったので、
一緒に様子を観察しながら、
たぶん理由は結膜乳頭であろう、ということでした。
あと、少しキズが見られるそうです。
で、目薬を一つ。


そして、5日間ほど、目薬を差し続けていると、
ようやくゴロゴロがとれたようで、
目が軽くなりました。
もうこれで大丈夫そうです。


まだこの程度ですが、
年を重ねると他の部分にも支障が出てきて、
お医者さん通いが増えそうです。
と、齢を重ねつつある両親を見ているとそう感じるのでした。


今日は少しずつ読んでいた須賀敦子さんの「霧のむこうに住みたい」河出文庫を
読み終えました。
寝る前に一章ずつ読んでいたのです。
気持がとても落ち着きます。
幸いにももう一冊河出文庫から「塩一トンの読書」が出ましたから、
続いて、ゆっくり読んでいきたいと思います。


うぅぅ、プルースト9巻が止まっています。
今年中に読了したいのですが、
興味の持てないテーマ(囚われの女)なので、
とろとろとしか進めません。
強引に読む、危険ですが、これしかなさそうです。

2014年10月8日水曜日

「弱いつながり」

「弱いつながり」 東浩紀著 幻冬社


気鋭の思想家が書き連ねていた連載をまとめた本ですが、
一般向けに親しみやすく、読みやすい、
そして主張を平らな言葉で表現した内容です。


いくつかのポイントが記されています。
①情報は複製可能、時間は複製できない。
②言葉に頼った議論はメタ化しやすい。
③歴史認識は共有できないもの
④言葉での争いを止めることができるはモノだけ。
⑤ルソーが提示した「憐み」により個人が繋がりあえる
⑥グローバル化の本質はコピーから始まる
⑦ネットの強みを活かすには弱いリアルを導入する
⑧ネットは体力勝負の消耗戦
⑨弱い絆は偶然性の世界
⑩現実を知る


などですが、
ネットの世界ですべてが集約できるわけではなく、
事実として認識可能な「モノ」を自分の肉眼で確認することにより、
対象により近づくことができ、「憐み」という感情を抱くことできる。
「モノ」がコピーであるかどうかよりも、それが何を示しているか認識することが大切。
よって、旅に出て、観光客となり、様々な事象に触れること。
観光客になるということについても、考察されていて、
その良い点について説明されています。


普段の生活の中で、ネットや新聞やTV、雑誌等のメディアで、
標準とされているものと自分とを比較するという作業から、
切り離すことができそうに感じられる本です。


私は、自分を取り戻すことができる本、という風に受け止めましたが、
これからは、こうやって世界と繋がっていこう!と、具体的に述べている、
未来の本でもあるでしょう。

2014年10月7日火曜日

食欲増進!?

この十数年の間に、なんと10㎏近く太ってしまったツキスミであります。
凄い数字ですね。
見た目も凄いです。
どすこい、どすこい。


もともとは痩せていて、困ることはあまりなかったのですが、
治療を始めてから、しっかり食べるようになりました。
太りだしてからは、気をつけようとはしていたのです。
でも、どうしても食べてしまう。
お腹がとてもすくのです。
もりもり、ぱくぱく。


そうなのです、ずっと飲み続けている“ドグマチール”というお薬。
大変おだやかな作用で、気持ちを落ち着けてくれる薬です。
私も体感的にスムーズに飲むことができます。
が、その“ドグマチール”は、食欲を増進する胃薬でもあったのでした。


どうやらそのようだとは、調べてわかっていましたが、
今日、薬剤師さんの客観的な意見により、はっきりといたしました。
口頭で告げられると、正当性が高まるような気がします。


「でも、食欲を我慢すると、かえってストレスになってしまいますから、
ほどほどにコントロールできるといいですね」
と、なだめられて帰ってきました。


食欲とストレスとの戦いは、ついに火ぶたを切ったのであります。

2014年10月6日月曜日

無念・・・

広島カープ、最後にきて2連敗、3位が確定しました。
これが実力なのでしょうね・・・
もう一息、力が足りない、戦力が足りないです。
優勝をしよう思えば、もうワンランク上の戦力を整えねばということが、
はっきりとしたと思います。


でも、広島は基本的に自前の選手ばかり。
カープ・アカデミーで育ててきた選手もいます。
そして、外国人選手のスカウト陣の選球眼も素晴らしい。
ずいぶんと辛抱してきましたが、
皆が育ってきていると思います。


ここから先のCSにはあまり欲は出さず、
淡々と応援したいと思います。


そして来年に繋げていってほしいですね、
全国のカープ・ファンは熱く見守っています。

2014年10月5日日曜日

茂木健一郎さん講演会

生駒市のたけまるホールにて、
今日のお昼すぎから脳科学者の茂木健一郎さんの講演会がありました。


ホールは定員300人くらいでしょうか。
小学生から80代くらいの方まで男女ともに様々な年齢の方が
来られていました。


茂木さんの講演の内容は、
一般の人向けですから、
とてもわかりやすく楽しくハイテンションでありました。


アンチエイジングとして、ドーパミンが分泌されるように、
新しいことに挑戦してみましょう、とか、色々おっしゃっていましたが、
細かいことは、たくさん出ている素人向けの著作でも読めますね。


新しい体験を前向きにすることで、
ドーパミンがたくさん分泌される・・・だから色々な仕事をするのです、と
言われていましたが、
もともとお好きなのでしょうね、理屈だけでなくて。


その他にもたくさん、たっぷり1時間半、
立ち止まることなく演壇を行ったり来たり、腕立て伏せまでご披露されて、
笑いと拍手満載です。


個人的には、一般向けの著作を数冊読んでいるので、
どういうことをおっしゃっているのかは、
だいたい知ってはいたのですが、
その人物はどんな人だろう、と思って参加したのでした。


とにかく頭の回転スピードが速い、状況把握が早い、
要点を掴むのも速い、おちつきがない(本人の弁)。


ご自身で言われていましたが、
切り替えが早く、それも切り替えてからすぐトップスピードへもっていける、
のだそうです。
それはなんとかなんとかが機能しているからとか。


好奇心も旺盛な方だし、人がお好きなようだし、
もちろんおしゃべりでもある。


人並みに劣等感もあるとのこと。


などなど、想像していたとおり、お茶目な人物でありました。

2014年10月4日土曜日

本日はベッドに沈没

今日はほぼ一日寝ておりました。
9時には一度起きたものの、
またぐっすりと寝てしまい、
11時に起きて、お昼の用意、お洗濯。


お昼の後片付けをした後は、
再び昼寝と称して、ベッドへ。
目を閉じたとたんぐっすり寝てしまいました。


夕方には起こされて、
遅めのおやつをいただいて、
夜ごはんのパスタを作ったのであります。


が、何かをした記憶がほぼありません。
でも、それだけ疲れていたということで、
よく眠れてほっとした一日でありました。


台風接近中、皆様ご用心ください。

とんぼの本

先日、本屋さんで新潮社のとんぼの本を探していました。
文芸書のところでは見つからず、尋ねてみたところ、
美術関係のコーナーにあったのでした。


久しぶりに美術関係の本を眺めていると、
レメディオス・バロの分厚い解説書があったり、
バルテュスの本が平積みで数種類置いてあったり、
物珍しさも手伝って、きょろきょろしてしまいました。


美術評論にはとても疎く、
バルテュス関係の本は読んでみたことがありますが、
歯が立たずで、
これは、理解の外だと判明しております。
でも、絵は観るのは好きだし、
それでいいか、と思っています。


そしてとんぼの本。
きれいな正方形の写真を中心とした手に取りやすい本ですね。
写真も綺麗だし、レイアウトも見やすいし、
読むところも随所にあります。
総合的な入門本として、最適だと思って時々購入しています。
と、ちょうどそのとんぼの本の目録が届いたので、
あれも欲しい、これも欲しいとなってしまいました。


フェルメールの本、
青山二郎の本、
白洲正子の本、
白洲正子は青山二郎のお弟子さんのような関係ですが、
私が初めて白洲さんの本を読んだのも、青山二郎に関する本でした。
もう30年近く前のことで、まだ白洲さんはご存命でした。


英国のOFFの本も面白そう、
澁澤龍彦のイタリア旅行、
イタリア関係はどれも良さそうです。


今回手に入れたのは、
プーさんの手書きの地図が表紙となって魅力を掻き立てる、
「石井桃子のことば」でした。

2014年10月3日金曜日

今週はこれでおしまい

今日は金曜日で、いつもなら明日も出勤ですが、
仕事のだんどりがうまく運んだので、
水曜日の代わりのお休みをとることにしました。


無事に外注プロジェクトも滑り出し、
まず第一段階クリアでしょうか。


スムーズに寝付けるようになったので、
早く就寝できており、
まずまず体力も一週間持ちました。
これからもストレッチ&簡単ヨガを続けたいと思います。


でも、応援していたオリックスが頂上決戦でソフトバンクに
負けてしまいました。
(ソフトバンクさんは優勝おめでとう!です。)


それ以上に不満なのは、広島が阪神に追い詰められたことです。
日曜日の巨人戦に負けたら、3位転落です。
あかんや~ん。
今年前半にフル回転していた一岡投手が戻ってこれそうなのが朗報です。


来週は変則で動く予定です。
台風も近づいてきました。
またまた何かあるかもしれません。

2014年10月2日木曜日

“新古伊万里をつくる”

暮らしのうつわ花田さんから、
たびたび送られてくる葉書。
今回は“新古伊万里をつくる”と題した催しをされるようです。


平成の古伊万里を手がけられている陶芸家は、
藤塚光男、村田森、海野裕、須谷窯、吉岡将弐、西納三枝、山本恭代、宮岡麻衣子
と多くの方が顔を揃えられています。


江戸期の古伊万里も並べられるそうなので、
見応えがありそうですね。


和・中・韓・洋の中でも最も好きな器は古伊万里です。
古いものを愛でるのも良し、
新しいものを手に入れて、愛用するも良し。


しっとりとした写真を観るだけで、行ってみたい気持ち満載です。

2014年10月1日水曜日

さて始まり、始まり

今日から10月です。
庭の紫色のミントが満開になりました。
ポンポンみたいな形で可愛らしく、色目が秋らしく感じられます。


この一週間は、寝る前にストレッチを軽くするようにしています。
そのせいかどうかはわかりませんが、
全身のこわばりが少し楽になり、
眠りにつくのも、スムーズになってきました。
精神的にも楽なような気がします。
気温が落ち着いてきたこともいいのかもしれません。


さて、仕事の外注プロジェクト初日。
今日はあまり問題も起こりませんでしたし、
相手先のシステムの稼働スタイルも見えてきて、
上々のスタートと言ってよさそうです。
実際はこれからなのですけど。


まずは安心して、
今日も安眠できますように。

2014年9月30日火曜日

ぷんぷん

ぷんぷん、してます。


何もわかっちゃいないのに、
えらそーに。
筋がとおる話なら、
耳も貸すけど、
言ってることがむちゃくちゃや。


明日、箱を開ければすべてがわかる。

カープ本

昨年セ・リーグ3位、
今年は春先からAクラス維持とあって、
カープ人気が燃え上がっています?!


本屋さんのスポーツのコーナーに行くと、
ある、ある、赤い本がたくさん並んでいます。


どれも面白いテーマを掲げていて、
それなりに楽しめそうです。


現役選手たちを取り上げた本は一番人気でしょうか。
マツダスタジアムの紹介本も、色々な話題満載で楽しい。
一度行ってみたいです。
真っ赤に染まった、工夫たっぷり、マエトモ坊やもあるスタジアムに。


つい買ってしまいそうになったのは、
引退した前田くんと、コーチの石井さん、トレーナーの鈴木さんの対談本です。
立ち読みしていると、ついつい引き込まれてしまって。
う~ん、前田ファンとしては、見逃せないところでしょうか。
まだ、悩んでいます。

2014年9月29日月曜日

プティ黒薔薇会

今夜は2か月も前から約束していた黒薔薇会。
奈良でNさんとゆっくり、たっぷりおしゃべりしていました。


いつも職場でもお世話になっているNさんは、
私よりずっとお若く、素直で、優しく、大らかな方です。
そして飲みっぷりも素晴らしい。


普段から気になっている職場の話や、あれやこれやと、
話はつきることがありません。


時々こういう時間を持たないと、
本音で話すことがありませんし、
また、正直にお話できる方がいるのは、
大変ありがたいことです。


Nさん、おつかれさまでした。
懲りずにまた行きましょうね。

2014年9月28日日曜日

散髪

予定どおり散髪に行ってきました。
ただいま“ちびまるこ”カットを目指して伸ばし中。
ようやく長めのショートカットになったところです。


ここ2,3年市販の手に入れやすいシャンプーを使っていましたが、
どうも髪質が重くなり、からまるようになっていました。
シャンプーをいいものにしてみようと思い、
かつて使っていて気に入っていたメーカーの物に戻すと、
あらら、1週間でさらさら、軽やか~♪になったではありませんか。
この調子でいけば、まるこカットも不可能ではなさそうです。


などと、カットをしてくれるKさんとお話も弾んで、
さっぱりとしました。
一か月に一回美容室、必須です。


いつのまにか、蝉も鳴き止んで、
秋の夜の声が聞こえています。
今は金木犀の香りが漂っています。


店頭にはもうコートまで並び始めていました。
だんだんウールの物が気持よくなりますね。


人ごみに飲み込まれながら、パタパタと用事だけ済ませてきましたが、
あっという間に、日曜日が終わってしまいました。
寝るまでの時間、少しでもぼんやりとしてみましょうか。

ブログを書いていて気が付くこと

このブログを書いて、読み返してみると、
自分が気になっていることばかりの内容であることに気が付きます。


いつも体調のことばかり気にしています。
いつも好きな本を読みたいとばかり言っています。


楽しいことないんかいな、と言われそうですね。
もちろん、楽しいこともたくさんあります。
ただ、楽しいことをすると、とても疲れるのでした。


まだまだ体調を上向きにする努力が必要ですね。
まずは、それからなのでした。

今宵は宴会そして明日から

今夜は弟が帰ってきていたので、
盛大に鱧ちり宴会となりました。
家族皆おしゃべりなものですから。


デメルのこじんまりとしたクーヘンを2種類、お土産で、
とても美味しかったし、いつもながらパッケージが素敵です。


さて、明日からは、長丁場となりそうです。
日曜日はカットと用事で大阪へ。
月曜日はプティ・黒薔薇会。
外注プロジェクトの最終準備も待っています。
(PCに明るくないメンバーたちの分もあるのでした)
水曜日は出勤で、外注プロジェクトがスタートします。
しばらくは水曜日は出勤して(当番制で営業しているのです)、
状況をみなければいけません。
プロジェクトを理解している人間が課長と私だけですから、
課長が他の仕事で詰まっているときには出動です。
とはいえ、身体が持ちませんから、
できれば土曜日にお休みをとりたいです。
眼科も行かねばなりませんし。


どうしてこんなスケジュールになってしまったのかは、
今となってはさっぱりわかりません。
一か月先までの予定を見て、溜息をついていますが、
ま、マイペースを守ってまいりましょうか。

2014年9月26日金曜日

おかしくはないでしょうか

一つ目、イスラム国は何故あれほど非道な行動をするのでしょう。
二つ目、ロシアは何故ウクライナに関与し続けるのでしょう。
三つ目、子供を狙う犯罪が行われるのは何故でしょう。


世界には、日本には、わからないことばかりです。
理由があるから、そういう行いがあるのだと思われますが、
正当性が自分たちにしか見いだせない場合は、
視野を広げて検討すべきです。
その国民全員が同じ意見だとは限らないとも思います。


もちろん、もっといっぱいおかしいと思うことはありますが、
今日の新聞から取り上げてみました。


暴力に訴えるのは反対です。
その前にどうにかできないかと思います。
なのでイスラム国空爆については、
これでいいのか、考えてしまいます。


ロシアの国からのお客様がいらっしゃらないので、
何か不都合があるのか、
ただ単に拙ブログが“しょーもないから”なのか、
世界情勢が気になっています。

2014年9月25日木曜日

プロジェクトの第一の山は越えつつ

目下取り組んでおります職場の外注プロジェクトも
始動までカウントダウンとなりました。


データ等の下準備もようやく済んで、
ルールも固まって、
先方からのチーム編成などの説明もあり、
後は当方の社員の方々、関係者の方々に理解していただけるよう、
説明するという最も困難な課題を残すのみです。
人にわかっていただく、ということはとても難しいと思います。
それも机上のルールだけではなかなか。
たぶん10月1日に始まってから、
腑に落ちてくるという感じでしょう。


そういう私自身、わかっているような、いないような。
きっと、あれ?と思うことがたくさんあると想像しています。
これを好奇心で乗り越えられたらと思うのです。
もちろん関わる皆さんの協力があってこそですが。


今日一日出勤しただけで、ふぅ~っと息をついています。
この上に勉強したり、トレーニングしたりして努力を積んでいる方が
たくさんいらっしゃるのですよね。
頭が下がります。
ヘロヘロのツキスミは本も読まずに寝てしまうのでした。

2014年9月24日水曜日

落ち着いた2連休でした

本日もお休みなり~。
なんだか会社が遠くなったような気がする・・・。


今日のお勤めは草刈りでした。
ほんのちょっと動いただけで汗、汗、汗が流れます。
伸びきったラベンダー2株をばっさりしました。
来年いい芽が出てきてくれるのを期待して。
後は、はびこった草たちをザクザク、ゴリゴリ。
庭仕事にも道具は色々と必要ですね。
小さい鎌やら、小さい草かきやら、大小のスコップやら、もちろん軍手も。
柄の長い草刈りもあるのですが、コツがつかめず、うまく使えません。
後はおやじ長靴が欲しいなぁ。
私の憧れはビオトープを作ることですが、
自然の世界に弱いので、たぶん無理でしょう。
11月頃まで庭仕事はできるので、
少しずつお手伝いしたいと思います。


夕方からは、「ハンナ・アーレント」 矢野久美子著 中公新書を再読。
付箋を貼りながらの斜め読みをしました。
アーレントの著作は難しいようなので、
その思想を噛み砕いた本を読んでみたいです。
というのは、これからの時代はアーレントを下敷きに考えていくのも一つだと
思われることが多かったからです。
この本は、アーレントの生涯と思想への入門にとてもよい本だと思われます。
著者がアーレントの思想をよく理解されているからこそ、書ける本でしょう。


私は小説だけを読んでいられたらいいはずなのですが。
こうしてあれこれと興味が飛んでしまいます。


明日から楽しいお仕事ですが、お天気が今一つです。

2014年9月23日火曜日

秋分の日2014

今日は祝日でした。
よいお天気で、お休みだった方はどうされていましたか?


私はうとうと眠りと「おぱらばん」を繰り返していました。
こういう日は言うことがありませんね。


一応、お洗濯とお掃除と夜にはラタトィユを作りと、
最低限度のことはしましたが、
明日の水曜日もお休みなので、
とても気が楽であります。


ちょっと仕事のことで気になることがあったので、
課長と電話でお話もしました。


それから、生駒市で茂木健一郎さんの講演会があることを昨日知り、
即、チケット手配しました。
TVで拝見できる方ですし、ブログ等でも精力的に発信されていますから、
あえて生・茂木先生を観る必要はないのですが、
奈良に来られることなど、そうそう無いでしょうから、
目をキラキラさせて出かけたいと思います。


明日から台風の影響を受けそうですね。
用心、用心です。

2014年9月22日月曜日

秋の実り

会社の裏の丘の茂みに葛がたくさん伸びています。
その中からM氏が濃い紫色の葛の花を摘んできてくれました。
オミナエシの白い花版、オトコエシと一緒に、
ドリンク剤の瓶に生けてくれたのです。
優しいですね。
ついでにKさんがススキの穂も入れてくれました。


秋にはこういう実がなるよ、とそのM氏がくれたのが、あけびの実。
実は初体験でした。
この割れているやつを、こうしてパカッと開けてな、
こうすくって食べるんや、と言われ、
スプーンで少しだけいただきました。
が、微妙な味であります。
ちょっと生っぽい。
そして種がたくさん。


まわりの男性軍は、
子供の頃よう食べたなぁ、とか言って笑っていました。


紫色のその果物は、名前こそよく聞きますが、
不思議な味でありました。

2014年9月21日日曜日

80年代に戻る

先ほどFMCOCOLOの番組「パイレーツ・ロック」で、
懐かしい曲をたくさん聴いておりました。
この番組はそういう趣向の番組なので、
好みがあう選曲の時には、時代をさかのぼって楽しんでいます。


今夜はデフ・レパードがたくさんかかって、
とても嬉しかったです。
現在も活躍中のバンドですが、
絶頂は80年代でありました。


アメリカ、イギリスでアイドル並みの人気があったのですが、
交通事故でドラマーのリック・アレンが片腕を失くし、
そのニュースを聞いたときには、ファンであった私も顔面蒼白。
ドラムのシモンズ社の後押しもあり、復帰したときには、万歳でありました。


その直後、ギタリストの一人のスティーブ・クラークが死亡。
もうどうなってしまうのだろうと思いました。


DIOなどで活躍していたヴィヴィアン・キャンベルを迎えて、再活動を始めたバンドは、
音楽を作り、演奏し、オーディエンスたちと哀しみを乗り越えていったのでした。


発表されているアルバムの枚数はあまりありませんが、
そうやってバンドの仲間がいつも一致団結する姿と、
馴染みやすいメロディーのロックは、
親しみやすくて、とても気持ちのよいものです。


今はネットで好きな曲を聴いたり、ライブを観たりできるので、
老けてはいるものの、元気な彼らを観ながら、懐かしんでいます。

ちょいとひと休み

日頃のバタバタから逃れて、のんびり日曜日。
お薬の量もきっちり守って、
興奮を抑えるという薬は飲まずに。
ここ2,3日はとても落ち着いております。
頭イタもありませんし、
身体も重くないです。
この感じが続くように、気をつけたいです。


今週は、火曜日と水曜日が連休になるので、
嬉しいというか、仕事は忙しくなりますね。
台風が近づいているので、
お天気は心配なところです。


今日はゆっくり堀江さんの「おぱらばん」を読んでおりました。
この本は堀江さんの2作目の著作にあたり、
まどろっかしいくらい混み込みと丁寧に書かれているように感じられます。
そのあたりが、かえって素直な感覚と丁寧さと努力が伝わってきて好ましいです。


デビュー作にあたる「郊外へ」ですっかり堀江さんに魅了された私は、
この「おぱらばん」を見つけると早々に購入したのですが、
どうしても、このタイトルが気になってしかたがなかったのです。
堀江さんとしては親近感を込めての「おぱらばん」。
この語はフランス語のauparavant その前の、という意味の副詞なのですが、
一般には、その前に、と使うときにはavantという単語が使われることが多く、
その頃のフランス在住の中国人がよく使う代名詞のような言葉だったそうです。
これは第一章に詳しく書かれているのですが、
どうしてもこの平仮名表記が気になってしまいまして。
で、とうとうカバーをはずしてしまったのでありました。
どうしようもない私。


そろそろ堀江さんの新作が出てもよさそうな感じですが、
講義やゼミや講演、書評や解説等とご多忙でいらっしゃいます、
せっつくわけにはいきませんね。


今日の毎日新聞の書評を「黒ヶ丘の上で」を堀江さんが担当されています。
先日お話したチャトウィンの作品です。
ますます読みたくなってきました。


昨日の日経新聞夕刊には冨原眞弓さんのムーミン関係の大きな記事が
掲載されていました。
あこがれの冨原さんですので、嬉しかったです。


今週も快適に過ごせて、楽しいニュースが入ってきますように。

2014年9月20日土曜日

おつかれ模様

外注プロジェクトが着々と進んでおります。
私の所属する部署では初めてとなる大きな変化に、
皆ついていけるか、不安もあります。
でも、これが一つのきっかけとなり、
現在の混沌とした業務状態を整理するいいきっかけになってくれたら、
という希望というか、野望というか、無謀といっていいのか、
さてはて、どうなることでしょうか。
前向きにコツコツとデータや資料の準備に追われる日々です。
たぶん10月1日からスタートしてから、
大きな山がやってくると考えているので、
どのように交通整理するべきか、今から心準備です。
DJポリスみたいにできたらいいのですが。


ここ数日は本も読まずに、さっさと寝ています。
例の眠れない理由と思われるお薬は避けています。
残業しているので疲れていますから、ことん、と寝てしまえます。
幸いです。


明日は嬉しい日曜日。
少しでも本を読みたいです・・・。

2014年9月18日木曜日

眠くなりません

興奮を鎮めてくれるお薬を少しだけ、頓服で服用始めました。
様子をみようと、飲んでみると、
よく動いたお休みの日は全く眠れません。
昨夜も3時まで寝付けませんでした。
それが、妙な冴えた感覚があり、不自然なので、調べてみると・・・
このお薬のたくさんある副作用の内の一つに不眠が見つかりました。


今日は4時間ほどしか寝ていないので、
いつものお薬だけでパタンと寝てしまえそうです。
お薬に振り回されたくはないですよね。


同じような症状を持つ人に参考になるように、
お薬の名前もオープンにすればいいのかもしれませんが、
人によって処方されるお薬の組み合わせは違うはずなので、
お薬で助けてもらっているとはいえ、
ずっと飲むのも疲れますね・・・という感じで書いています。


これまでも、処方していただいたけれど、全く合わないということは、
何回かあります。
目が回るとか、頭痛がひどくなったり。
合うお薬はとても自然に馴染むことが不思議でもありますね。


疲れることや、悩まされることの少ない生活をしたいものです。
ストレスが現代人の大きな悩みであることを体感的に理解しています。

2014年9月17日水曜日

今日は歯医者さんへ

今日は歯医者さんへ定期健診に行ってきました。
どきどきするのは、相変わらずですが、
痛むところも、虫歯らしいところも無いようで、
無事に終了。
次回は来年の1月で、ほっとしております。


これから先数年をどうやっていこうかと、考えていましたが、
視覚化するのが一番と、優先したいことの一覧表を作ってみました。


悩みは時間と体力が無いことで、そのためすぐに止まってしまいます。
そこで、勉強、読書メイン(心理学、哲学)、読書A(読んでおきたい本)、
読書B(楽しみ)、語学をどう進めていけるか、算段してみたのです。
十分ゆとりを取るようにして、
難しいことをするときには、スタートが重ならないように気をつけました。


プランを立てるのは大好きですが、
まっとうに達成できたためし無し。
あくまでも“こんな感じで・・・”のつもりです。
途中で無駄だと思ったら終わりになるでしょう。


と、2日間かけてプランを練ってみると、
気分がよくなりまして、早速本棚の整理です。
必要な本を手に取りやすいところにスタンバイ。


読書はあまり寄り道をしないようにしないといけません。
重要度が低い本は斜め読みをしています。
そうしないと、いくら時間があっても足りませんから。


須賀敦子さんに関する本を読んでみて、
やっぱり、とても好きな本だけを読みたいな、と強く思いました。
心に染み入る本がいいですね。

2014年9月16日火曜日

「須賀敦子の方へ」を読み終えて

前述したように、
この「須賀敦子の方へ」は松山巌さんの大変心を尽くした著作です。


私自身ずっと夢に思っていました。
須賀さんの著作と年譜を照らし合わせ、ほぐし合わせて、
須賀さんの言わんとしていたことを汲み取る方法はないかと。
方法として、須賀さんの歩いてきた道、人生をなぞってみるのが一つ、
著作を軸として、生涯を辿り、思想を照らしてみる、などと、
考えたりしていました。


今回、この松山さんの著作を読んで、
自分の考えていたことがいかに単純だったか、ということがよくわかりました。
松山さんにしかできない方法が駆使されています。
そう思うと、自分が出来はしないことをなさって下さったことに、
松山さんに感謝の気持ちが湧いてきます。


きっと私がするべきことは、
この松山さんの著作も踏まえて、
自分にとっての須賀さんを見つけることなのでしょう。


この世界には自分の手本となるような方がたくさんいらっしゃいます。
私も尊敬する方は本の世界だけでも幾人か、おられるので、
そういう方々の本を読むのはとても幸せなことです。
その中でも須賀さんは、一番身近に感じられる方です。
なぜ、そう思うのか、いったい須賀さんのどこに惹かれるのか、
冷静に考えることもせず、
今はただ、感動しながら読み続けているのでした。

「須賀敦子の方へ」



「須賀敦子の方へ」 松山巌著 新潮社


この本は新潮社の「考える人」に連載されていたものです。
から、もうすでにお読みの方も多いことでしょう。


著者の松山巌さんは、
生前の須賀さんと親しくされており、
没後に編集された全集では詳細な年譜を作成された方です。


その松山さんがどのように須賀さんを描くか、
とても関心がありました。


この本では、一章につき、一つのテーマを置き、
テーマに沿いながら、須賀さんの姿を追い、
場所を訪ね、交遊のあった人の話を聞き、
実際に須賀さんが書いた文章を読みほどいていく、
という手の込んだ手法をとられています。


実際に須賀さんが松山さんに話されされた言葉も含まれて、
須賀さんの姿が少しずつ見えてきます。


幼少の頃、戦時中の苦労、戦後の生き方、
残された数冊の本と妹である良子さんの話にも後押しされて、
様子を知ることができます。


圧巻は洗礼を受けられた18歳のころからの章でしょう。
学校でのこと、寄宿舎でのこと、家族のこと、
そしてこれからやっていくべきこと、を
細かく読み込んでおられます。
とても多感な時期のことを、須賀さんは熱っぽくもさらりと過去のこととして、
書かれていますが、自分の根っこを作るとても大切な時期であったことを
承知されていたのでしょう。


そして、あまりあきらかにされていなかったカトリックの人々との関わりについて、
松山さんは丁寧に調べていらっしゃいます。
この大学院へ行くまでの一年と、大学院へいってからの半年、
須賀さん自身はどのように考えていたかはあまり多く語られてはいません。
少し垣間見える部分から、松山さんは色々と推測をされています。


たとえば、サン=テグジュペリやヴェイユをいつごろ読まれたのか、
不思議に思っていました。その影響はとてもはかりしれないものだったと思います。


今になってわかるのは、須賀さんの基本はこのあたりで形成されているということです。
自分のことだけでなく、社会情勢を踏まえて、文学、信仰についてを学んでいきたい、
そのように感じます。


そしてフランス留学を決められます。


この本ではこのフランス留学を決めるまでをひとつのくくりとしています。
もちろん、その後の須賀さんがどのように考え、行動していたか、
どのように感じていたのか、
著作と照らし合わせて、知りたいことがたくさんあります。
松山さんと一緒に歩いて、考えてみたい。
松山さん、道案内をよろしくお願いいたします。

2014年9月15日月曜日

ブックカバー

寝る前に、今夜も本に関わるお話を一つ。


皆さん、ブックカバーはどうされていますか?
というのも、昨今店頭で素敵なブックカバーを目にするようになりました。
電車の中で読書中の方もカバーをかけておられる人をよく見かけます。


我が家でもブックカバーは人気者で、
手触りがどう、とか、色・柄が気に入ったの、とか、
色々と試しては、楽しんでいるようです。


ようです・・・という私自身は、実はブックカバーが全くダメなのです。
一つは落ち着かない。
二つは手汗をかくから。
三つ目は、新しく読む本に、前に読んだ本のカバーをかけること、
そのことに抵抗があるのです。


でもカバー無しではなく、本屋さん泣かせの紙製のカバーです。
そうでなくてはいけません。
いつ、どこの本屋さんで買ったか、これも四つ目の大切な理由です。


なので、好きな本屋さんのカバーは大切にしています。
今はジュンク堂で買うことがほとんどなので、
あの厚めのカバーで落ち着いて読んでいます。


デザインが好きなのは、紀伊国屋と丸善。
昔の阪急百貨店もシックでしたね。
もう閉店してしまった銀座のイエナのカバーは
読めない洋書に大切にかけてあります。


読み終えた本には、トレーシング・ペーパー、
お気に入りの本には、画材屋さんで購入しているマーブル模様の画用紙や、
外国製のラッピング・ペーパーをかけて保管しています。
なので、ラッピング・ペーパーはお気に入りのものが無いかと、
いつもチェックしているものの一つです。


というわけで、私としては、読むときのブックカバーは不思議なものなのでした。

2連休終了

今日も晴天に恵まれました。


張り切って午前中から庭の草刈り&草むしりです。
といっても1時間でギブアップしました。
勝手に自分のテリトリーを決めて、やり始めましたが、
見事にトラ刈り。
また来週に続きをやりましょう。


夜には例によってパスタ作りを。
前に作ったジェノバ・ソースは予想通り不評だったので、
定番のトマト・ソースとナスと豚にしました。
トマト・ソースは煮込み具合でずいぶん味が変わりますね。
いつも同じように作っているのに、
そのたびに違いが出てしまいます。


今夜は広島vs巨人の3連戦初日。
もう優勝は無いと思っていますが、
この天王山には力が入っておりました。
そして、前田と杉内の投げ合いは、
見事にマエケンが勝利に導いてくれました!
いやぁ~、うれしいです。


2日間休むと確かにリフレッシュできますね。
一か月に一回、どうでしょう?
会社辞めていいよ、と言われそうです。

2014年9月14日日曜日

よく寝てすっきり日曜日

今日も日中は暑かったですね。
といいながら、よくわからないほど寝ていました。
腰が痛くなりました。
うわさには聞いていましたが、こういうことは初めてです。


午後も眠くてたまらず、寝てしまいました。
が、起きたらすっきりしました。


夜の今時間は気分も爽快、
明日が仕事でも大丈夫ってところです。
嬉しいことに明日は祝日で、お休みです。
明日こそ何をしようか、楽しみです。


「須賀敦子の方へ」 松山巌著 は無事読了し、
明日はあとがきを読む予定です。


「嵐の中の読書」 池澤夏樹著 は、
ちょっと考えることがあり、
止めてしまおうか、決めかねています。
この方の読書評には、学ぶことがたくさんあるので、
通すだけでもしておいた方がいいかな。


堀江敏幸さんの「おぱらばん」を読んでいたら、
堀江さんの敬愛されているラルボーの名前が出てきたので、
寝かせてある「バルナブース」を読みたくなってきました。
ラルボーからアドリエンヌ・モニエとシルヴィア・ビーチ宛の書簡集というのが
あるそうです。シルヴィア経由でラルボーを知った私としては、
気になる本ですが、フランス語ですね、読めません。


今日の日経新聞朝刊の文化面には、
小野正嗣さんのエッセイが掲載されていました。
4人の子供さんを連れた帰省のお話です。
小野さんは日経に連載されたエッセイを読むと、
(まだ本にはなっていないと思います)
とてもユーモアのセンスのある方のようで、
著作とのギャップが大きいのです。
できれば、芥川賞を受賞していただいて、
著作がどんどん文庫化してほしいです。
なんという身勝手な言い分でしょう。
まだ未読の方にはぜひ「にぎやかな湾に背負われた船」をお読みいただきたいです。
こちらは三島賞受賞作で、朝日文庫になっています。
素晴らしい力量、文章力に圧倒されますし、面白いです。


と一方的に本のおしゃべりを始めますと止まりませんね。
そろそろ休むことにします、おやすみなさい。

おせっかい

子供の頃からへんなところで、おせっかいを出してしまいます。
自然に、仕事をするようになってからは、
おせっかいどころか、気が付かぬふりなぞをするようになりましたが。


そのおせっかい癖が、今の部署にきてから、
どうしても出てしまうようになりました。


業務上やむを得ないこともありますし、
皆のコンディションや仕事の状況などが気になることもあります。


が、隣の席のおじさんに言われました。
「課長にまかしておいたらいいよ」と。


人はときによっては、おせっかちがうざく感じることもあるでしょうし、
逆にかまってほしい時もあるでしょう。
その見極めが難しい。


今の部署の面々はできることは確実にクリアできて、安心しているので、
その点について口をはさむことはありません。
が、基本的なことができなくて、その人自身もよく困ってしまい、
仕方なく助け舟。


課長、この方は万能型の人なのですが、
この方だって人間です。
困っておられることもありますし、
一人ではできないこともあるでしょう。


男性同士では声をかけないでいることもありますから、
そういうときには、気をかけるようにしています。


話は長くなりますが、
今回の外注に関する業務は、課長と私が担当者です。
課長が主導権、決定権を握っておられるので、
資料出しやアイデア出し、気になること等のアドバイスを
している程度ですが、
相手方の人が私にもかなりコンタクトをとってくるので、
少々まいっています。


隣のおじさんが言う「課長にまかしておいたら」というのは、
「口を出し過ぎ」とも受け取られ、
確かに、例のおせっかい癖が出ていると思うのです。
そのために、自分のコンディションまで崩してしまっている、
のかもしれません。


ある意味、皆も心配してくれているのだと思います。
あんまりテンションが上がりすぎないようにしたほうがよさそうです。

2014年9月13日土曜日

「マイセン幻影」と「ウッツ男爵」

「マイセン幻影」はもう20年くらい前に公開された映画でした。
陶磁器が好きなので、(和洋問わずですが、好みは偏っています)
当時まだ存在した大阪の三越劇場へ観に行きました。
が、内容は通り一遍という感じを受け、あまり感心できず、
すぐに観たことさえ、忘れてしまいました。


と、昨日本屋さんで白水社uブックスの新刊「ウッツ男爵」を見かけました。
どこかで聞いたことがある・・・と記憶をたどると、
昔観た「マイセン幻影」の原作であったのでした。


さらによく見ると、作者はチャトウィンではありませんか。
「パタゴニア」で知られる作家ですね。


今月のみすず書房の新刊にもチャトウィンの名前がありました。
「黒ヶ丘の上で」、チャトウィンの長編小説だそうです。
これがまた良さそうな感じなので、読んでみたいと思っていたところに、
「ウッツ男爵」が目の前に現れたのでした。


チャトウィンにはこれまであまり感心が無かったのですが、
この偶然に、まず「ウッツ男爵」から読んでみようかな、と思い始めています。


未読の「パタゴニア」についても、調べてみましょう。
チャトウィン、いったいどういう作家だったのでしょうか。

西宮市大谷美術館と通院

今月の通院前のお出かけは、
西宮市大谷美術館へイタリア・ボローニャ国際絵本原画展へ。


この美術館へは前にも訪れたことがあり、
とても素晴らしく、気持ちのよいところだと記憶していました。
今回も快適な心地で訪れることができました。


こちらでは毎年この絵本原画展を催されています。
いつか観たいなぁと思っていたので、よい機会でした。


色々な国の絵本作家による原画が、
絵本の内容に沿って並んでいます。
手法も様々ですし、もちろん題材も多岐に渡っています。
おもちゃ箱みたいな楽しさです。


絵本の原画とあって、作品は小さ目で、
目の高さでじっくりと眺めることができました。
好きな作風の作品もあって嬉しく思ったり、
楽しい画風の作品には、うきうきしたり。


絵本は楽しい作品がたくさんありますから、
きりが無いですよね・・・
コレクターになりたいくらいです。


さて、その後は大阪へ戻り、
久々ブルディガラにてたっぷりとパンをいただいて、
ゆっくりとハービス・エントでお買いもの&ウインドウ・ショッピング。


開院時間になったところで、お医者さんへ。
今日はとても混んでいて、3時間待ちでありました。


そして、ここのところの体調不良と、
それに至る推測できる状況をお話して、
寝ることで回復すると思い、勝手に増量していたお薬、
睡眠導入剤の量をきちんと守ります、とお約束をしました。


先生は、興奮状態が冷めなくて眠れないのであれば、
落ち着く薬を頓服で出すので、
様子をみながら飲んでみてはどうですか、と
一つのアドバイスという感じで、おっしゃいました。


お薬が増えるのは嬉しくないですが、
これで落ち着くのであれば、
助かるのであります。


もともと夜型であるのが、一つ原因でもあるのです。
その上、昼間のバタバタで熱が冷めないまま興奮していたりします。
なので、強引にお薬を増やして強制終了をかけていました。
それが、い・け・な・い のでした。
やっぱり先生に相談しなくては、だめですね。
しばらくは、仕事のバタバタも続くので、
しっかり仕事のコントロールもしなければなりません。
身体が資本ですものね、
反省しております。

2014年9月11日木曜日

目が離せません

連勝中の広島カープ、今日は中日に惜しくも1-2で負けてしまいました。
というのも、ただいま広島はセ・リーグ2位でして、
首位の巨人を3ゲーム差で追いかけています。
この9連戦をしっかり勝ち抜いて・・・妄想となるか?!


パンパシフィックで盛り上がれば、
全米オープンで錦織選手が準優勝を飾り、
アギーレJは勝つことはできませんでしたが、
新監督の采配に新味を感じたり、と
スポーツのニュースは盛りだくさん。


私はカープ女子ではありませんし、
熱心なファンでもありませんが、
相手が巨人となると、燃えますよ。
先日は3連敗してしまったので、リベンジだ!


私の上司の一人に熱烈な阪神ファンがいらっしゃいます。
がんばってくださいね、打倒巨人ですよ、と声をかけましたら、


「来年の監督は俺!俺だよ!」


阪神タイガース、これほど愛されて、幸せやなぁ。

大雨

ただ今奈良県北部では大雨となっています。
雷もゴロゴロ。


今日は午前中に北海道で記録的な大雨に見舞われ、
夕刻には東京で激しい雨だったそうです。


そんな予報は聞いていなかったように思うのですが。


夏場からこちら天気の不安定さには、困りものですね。


なんだか落ち着かなくて、さらに眠れなくなってしまいました。


そろそろあくびが出てきてもよさそうなのですが。

2014年9月10日水曜日

気になるタイトルの本

しばらく前から気になるタイトルの本があります。
それは、スーザン・ソンダグの「私は生まれなおしている」。


これはソンタグの日記とノートを作家である息子さんが編集した本だそうです。
この本の表紙もかっこいいソンタグの肖像写真となっていて、
見るたびに読んでみたいなぁ・・・と思わされています。


ソンタグの小説「火山に恋して」も読んでみたい本の内の一冊です。


そういえば、ジャンルは全く異なりますが、
アリス・マンローも“そのうちに買うから待っていて”と母に言ったきり、
そのままになっています。


今読書中の「須賀敦子の方へ」は素晴らしい内容です。
もったいないので、一章ずつ進めていますが、
これで再び須賀さんの本を読みたくなってきました。
いつの日か“私にとっての須賀敦子”をまとめてみるのが夢の一つです。
そんなことより、『自分の内に伽藍を建てよ』と須賀さんに注意されそうですが。


鞄の中には堀江敏幸さんの「おぱらばん」を入れてあります。
最低2回は読んでいるので、読みだせば、あぁこういう話だった、と
思い出すのですが、どの本にどの話が載っているかまでは、
把握できていません。
堀江さんの短編一群は頭のどこかに眠っているようです。
その堀江さんの文庫「回送電車Ⅳ 象が踏んでも」が10月に出るそうで、
またまたはまってしまうこと間違いなし。


そろそろプルースト9巻に戻らねば、
常に迷走している読書なので、
本題が遅れてしまいそうです。
はい、40代は1年に2冊プルースト、が約束です。

バルテュス展

京都市美術館で開催されていた「バルテュス展」。
もう終了してしまったのですが、
こちらのブログをお読みくださっている方々には、
そういうことはあまり関係がないかとおもいますので、
少しだけ。


知人もお友達と行かれたようで、
写真入りのブログをUPされています。
楽しまれたかしら。


この回顧展は、名の通りバルテュスの画業の全貌を観ることができました。
まず入り口にはバルテュスのアトリエの再現。
バルテュスが使っていた鏡がぼんやりと光っています。
使われなくなった家具や道具や画材の数々は、
主人がいなくなったことを寂しく偲んでいるようにも見えました。


絵本「ミツ」。
これは原画を観たことがあり、
日本で出版された絵本を読んだこともあったので、
微笑ましく、鑑賞させていただきました。


そして、イタリアでの修業時代の作品。
このピエロ・デッラ・フランチェスカはとても好き。


初期の作品は遊び心の溢れる部分が目につきます。


1933年頃から描かれるようになった少女をモデルとした作品群。
ミステリアスな雰囲気が醸し出されています。
ここでは評判となった「鏡の中のアリス」が展示されています。
すでにきっちりとした構図、しっかりとしたデッサン、
光のあたり具合を緻密に描きこまれています。


メトロポリタン美術展で来日していた「山」の習作。
これがあの大作となったのかと思うと、
手の込んだ習作に納得がいきます。
後、スケールの大きな作品となり、圧倒されました。


「夢見るテレーズ」については、
多くの人が批評対象とされていますね。
私は美術評論は読みませんが、
作家の平野啓一郎さんの感想にとても好感を持ちました。


肖像画も多く手がけていたようです。
遊びの部分を省き、きっちりと正確に描写されています。


「おやつの時間」これは始めて観る作品。
静物描写が輝かしく、女性の眼差しも思わせぶりでいいですね。


「美しい日々」これは私もとても好きな作品です。
端正な構図、少女の眼差しの美しさ、鏡というモチーフ、
そして暖炉の火。色のバランスがしっとりとしたベースのモスグリーンに
よく映えています。


「嵐が丘」もバルテュスが愛した作品としてよく取り上げられますが、
これは前妻アントワネットとの関係も大きく絡んでいるのではないかと推測しています。
憧れのアントワネットと結婚した後の作品が何か変化があるようには感じられません。
そこが少々不思議なところです。戦争など時代背景も関係していたのでしょうか。


さて「地中海の猫」。この大好きな作品が観れるとは、
想像もしていなかったので、大喜びしています。
ファンタジー溢れる、虹から魚に変化してゆくアイデア、
それに、なんとも頼もしい猫ではありませんか。


さて、パリを離れシャシーに移ったバルテュスの作風には変化が見られます。
さらに重厚になり、マチエールの量感がその対象の質を映し出しています。
光を画の中に取り込むテクニックは、実に美しいものです。


ローマ時代の作品の中では、
「読書するカティア」が好きです。
空間の取り方も安定感を感じますし、カティアの様子もいい。
そして色の使い方がさらに複雑になっていて、
落ち着いた色調に光が差し込むところが柔らかい心地です。


「モンテカルヴェッロの風景Ⅱ」は大好きです。
水面が光っていますね。


他にはたくさんの素描が展示されています。
個人的には、この素描を観るだけで天才を感じます。
これらが、あの作品になっていったのか、と思うと、
画家というのは、才能のみならず、努力も大変。


と、観てきますと、
晩年の作品があまり無い・・・ということに気づきます。
それが少々残念です。
ただ、とても多作な人で、長生きをされたので、
数多くの作品が残されており、
まだ観ぬ作品と出合う楽しみも残されていると思っています。


この展覧会を観て、さらに観たいという欲が深まってきました。
なんと勝手なものでしょうか。


私がバルテュスの作品が好きなのは、
たぶん構図がしっかりとしていること、
深い色使いと光の取り入れ方、
重いマチエール、などがあるかと思います。
モデルの眼差しも麗しく感じられます。
美しいものを観る楽しみ、幸せですね。

2014年9月9日火曜日

こういうわけで

どうしてツキスミはこんなに身体と神経が弱いのか。
お読みくださっている方には不思議に思われることと思います。


それはもう20年くらい前のことです。
当時結婚していて二人暮らしをしていたのですが、
ある時ふと“これはおかしいな・・・”と思ったのでした。


その日から、うーんう~んと考えるようになり、
ちょっと鬱っぽくなってきたのでした。


アルコール中毒と同じように、
急に身体や精神に変化が起こるのではありません。


これが鬱というものかなぁ・・・と思いはしたものの、
一人考えごとを続けるしかなかったでした。
考えることで、色々なことがあきらかになり、
物事の対処もできるだろうと、思っていたのです。
自分の考えをきちんと持たない限り、
人には相談できないし、とも思っていました。


そのままに数年が経ち、すっかりノイローゼの人間が出来上がってしまいました。


感情がコントロールできなくなり、
発作のようなものも起きるようになり、
ちょっとした生きる屍になってしまったのでした。


実家に帰り、そこで始めてお医者さんに診ていただいて、
人生の道が変化したのですが、
そこからがまた大変でありました。


というわけで、今、こうして一般の人と同じように働き、
生活ができるということが、不思議なくらいで、
ようやくここまでたどり着いた、という感じです。


想像していたよりも、ノイローゼのダメージは大きかったことを
今さらながら痛感しています。


でも、これも私が通らねばならなかった道。
ダメダメだらけのツキスミですが、
そんな自分に付き合って生きていくのでした。


どうぞ、よろしくお願いいたします。

七転八倒

今日は大変苦しい目にあいました。


朝7時普通に起きた後、
お腹の激痛に襲われたのでした。
若い頃からお腹イタイタにはかなり慣れていたはずの私でも、
失神するのでは、このまま気を失ったらどうなる?と
思うほどの痛みでありました。


意識朦朧として、ベッドとお手洗いを行ったり来たりして2時間が過ぎて、
ようやく治まりはじめ、どうにか言葉を発し、
立ち上がることができたのでした。


まず、内科のお医者さんに行きました。
優しい先生に事情を説明するうちに、
自分でも少しずつわかってきました。


ここ2か月ほど、仕事でテンションが上がったままで、
お薬も少し大目であること、
お薬で強引に寝ていること、
確かに頭も日中からじわんと痛みがあること、
つまり、過労なのでした。
それをお薬で調整していたつもりが、
本当はできていなかったのです。


お医者さんも、腹痛の症状からして、
やはり大きな病気ではなさそうですね、とおっしゃって、
様子をみてくださいとお薬を処方してくださいました。


その後は仕事へ行きましたが、
無理のないようにして、
とはいえ、いくらでも仕事は湧いてくるのですが。


しばらくはおとなしくして、
きちんと時間を守って、
お薬の量も守って、
早寝したいと思います。


今夜はせっかくのスーパームーンですから、
なむなむなむ・・・と唱えごとをして、
それじゃ仏様ですね、
もごもごもごと、お願いごとをして休みます。


群青色の空に白く輝くお月様。
美しいですね。

2014年9月7日日曜日

何ごともなく過ぎた日曜日

おかげさまで今日の日曜日はゆっくりとさせていただきました。
何ごとも起こらず、
洗濯と掃除と昼寝だけの日曜日。
頭を使わなかったという感じがします。


お天気も久しぶりに安定した陽射しが降り注ぎました。
多くの人がこうした気持の落ち着く日に恵まれますように。


「須賀敦子の方へ」を一章だけ読み、
ぼんやりと描いていた須賀さんの子供時代を
明るく照らしてもらいました。
松山さんが読み解かれている等身大の須賀さんの姿に共感しています。


何気なく朝日新聞の書評のHPを眺めていると、
「サルガッソーの広い海」ジーン・リース著に目が留まりました。
この河出書房新社の全集に「灯台へ」と一冊になっている本、
同じイギリス人女流作家というくくりでしょうか。
「灯台へ」は鴻巣さんの新訳です。


「サルガッソー」はあの「ジェーン・エア」の主要登場人物ロチェスターの
狂気の妻のお話だそうです。


やっぱり、あの妻が気になる人がいるのだ、と思いました。


私も「ジェーン・エア」を読んだとき、まずその妻のことが気にかかりました。
なので、本筋のジェーンとロチェスターのことはさっぱり覚えていません。
中学生の時でしたから、昔のことです。
ジーン・リースの作品は短編を一つ読んだことがあるだけです。
今、この手に入れやすいタイミングで入手して読んでみて、
もちろん「ジェーン・エア」も読んでみる。
となると、新しい発見がありそうです。


こうやって読みたい本は次々と出てきますね。
実はドストエフスキーも亀山氏の新訳で読みたいのです。
「カラマーゾフ」はかなり古い訳で読んだので、
もう少しわかりやすい文章で読み返したい。
「悪霊」に躓いているので、これも読んでおきたい。


こうなると、学生の時に読んでおかなかったことが悔やまれます。
本を読むための“時間”だけ、少し多めにいただけないものか、
と思ったりしています。

やっぱり寝付けません

リラックスできる環境は整えてみましたが、
神経の高ぶっている人間がそう簡単に寝るのは、
ちょいと難しいです。


昔から寝つきは悪く、
目覚めが悪い、
あいにくの体質です。


寝ることに関しては、
11時ごろまでに、ゆっくり準備をしていれば、
たいてい睡眠導入剤1個で眠れるようになっていました。


このように調子が狂うと、
ベッドの中で目がランランとしています。


不思議なものですね。
私が毎日服用しているお薬も、
本当は副作用として眠くなるのが特徴で、
元気な人が飲むとてき面にふらついてしまうそうです。
そんな薬を一日10錠以上も飲んで、頭痛を抑え、
自律神経をコントロールしているのですから、
どんなもんでしょうか。
実際、お薬に頼らないで治す、という考え方もあります。
とても魅力を感じるのですが、
仕事をしながら、ストレスを受ける生活の中で、
そういういうことは難しいのではないかと、感じています。


来週は、テンションを落として、、マイペースな生活に戻し、
落ち着いて仕事するようにしましょう。
山ほどある仕事をやっつけても、満足感と徒労感しか残りませんし。
大事なことは、安定した精神状態を取り戻すこと。
睡眠導入剤も1錠に戻して、ゆっくり眠れるようになれば、
お腹イタイタも治まってくることでしょう。
まずは、早寝、早起き、珈琲を飲み過ぎない生活ですね。

2014年9月6日土曜日

ようやく休みにたどり着きました

今週はおとなしく過ごして、読書も進めようと思っていましたが、
木曜日のTV会議からすべてが反転してしまいました。


仕事の外注関係の業務は始まっており、
要望に応える範囲でこなしていましたが、
急にスピードが上がって、テンションは高まるばかり。


通常の仕事の量もしっかりありますから、
バタバタと右から左へこなしていきまして、
帰る頃にはふらふらです。
それでいて、頭の中は妙に高ぶっています。
なかなか寝付けず、強引にお薬で強制終了をかけていました。


土曜日の今日は、テンションを上げたままだと、
週末にも影響が出そうだと考えて、
じっくりと仕事を進めるようにしました。


ゆっくりとお風呂にも浸かって、身体もほんわかしていますし、
少しだけ本を読むこともできました。
はい、松山巌さんの「須賀敦子の方へ」を読み始めたのです。
このような本を読みたかった、
つまり、このような本を自分で編んでみたいと思っていた、
そんな本です。
丁寧に読み進んでいきたいと思います。


明日はようやくお休みです。
心を落ち着けて過ごしたいものです。

2014年9月5日金曜日

連載小説にあぜん

7月10日から日経新聞朝刊にて連載が始まった
「禁断のスカルペル」 久間十義著。


これは新聞連載には向かない小説です。


読むに耐えません。

2014年9月4日木曜日

再びTV会議

2回目となった外注先とのTV会議。
脱線に継ぐ脱線で、すったもんだ。
理由ははっきりとしていて、皆がそれをわかっているのに、
どうしようもできない状況でありました。


しばらく打ち合わせを続けても、
同じような状況は変わらなそうです。


それでも、スタートの日は確定しています。
準備もきちんとしなくては。


もっとも恐れているのは、
スタートしてからのことです。
きっと大混乱になるでしょう。


具体的に書いてしまうわけにはいかないので、
ちょっとフラストレーションが溜まっておりますが、
ま、早く寝て、明日に備えることにしましょう。
明日もたっぷり仕事が待っています。


あー、巨人にマジックを点灯させてしまいました。
地元出身の投手を持ってくるなんて、
采配も上手ですね。


目のやり場を変えて、
錦織選手、がんばれ!
伊達組、がんばれ!
とつぶやくことにします。

できることなら

高台にある見晴らしの良いマンションの7階くらいの部屋で、
ゆったりとくつろいで、
美しい文章と重いテーマの完成度の高い、洗練された小説を読んで、
暮らしたいです。


窓の向こうには海が漂い、
部屋奥には弱い光が差し込んでくる。


そして読んだ本について、
あーだ、こーだとおしゃべりをしたり、
PCでレポートしたり。


と、望みはあります。
現実には先日お話したように、
一歩一歩進んでいくしかありません。
生きていくとは、
そういうことなのでしょう。

2014年9月3日水曜日

定休日

曇りがちなのに、暑いです。
風があるのに、むっとしています。


今日はぐったり眠っておりました。
いくらでも眠れます。


ああ、首位巨人に1ゲーム差と迫った広島カープは、
2連敗してしまいました。
ここのところ前田投手が今一つ。
何故でしょうか?・・・色々とあるのでしょうね。
でも、カープ、まだチャンスはしっかり残っています。
今年は狙ってください、もう一息じゃ。


私の部屋に女性の書き手の本が数冊やってきました。
石井桃子「あたらしいおとな」
平松洋子「野蛮な読書」
平松洋子「本の花」
柴崎友香「その街の今は」
津村記久子「ワーカーズ・ダイジェスト」
小倉千加子「赤毛のアンの秘密」
角田光代「私たちには物語がある」


平松さんの書評はとても的を得た内容で、
料理家の書評とは思えないといつも感心していますが、
文章には相いれないところがあるので、
この2冊はざっと目を通すだけにしました。


柴崎さんの本は先ほどUPしたとおりですが、
小説としては、どこを中心に読んでいいのかわからない、というところでしょう。
無駄な部分も多く思われ、読むのが退屈な人もいるかと思います。
「春の庭」は書評を読んでみると、内容が面白そうなので、
文庫になったら、読んでみたいと思っています。


津村さんの本はこれから読んでみます。
実は津村さんの本を読むチャンスは何回かあったのですが、
文章がとっつきにくく感じて、後回しにしてきました。


角田さんのこの本は前に読んだことがあります。
どことなく体質的な違いに戸惑いがありました。
何故なのか、もう一度開いてみましょう。


小倉さんの本については、場を改めたいと思います。


そして、石井桃子さん。
立派な方がいたのだと、尊敬する人の一人となっています。
偶然にも、とんぼの本「石井桃子のことば」 を手に入れたところでした。
かつら文庫について書かれた 「こどもの図書館」岩波新書 を読んだのは、
小学生のころで、素晴らしいところがあるのだなぁ と思った記憶があります。


と、本が増殖していく部屋であります。
今読みかけの本も、進めたいし、
プルースト8巻も保留したままです。
休日にたくさん読めるといいのですが、
たいてい寝てしまっているのでした。zzz・・・

「その街の今は」

「その街の今は」 柴崎友香著 新潮文庫


「春の庭」で芥川賞を受賞されたばかりの著者による
2008年発表の作品です。


舞台が大阪・ミナミであり、
また主人公の若い女性が大阪の街の遍歴を写真で追っているという筋が
メインになっていて、ミナミ界隈が好きな人にはとても楽しめる一冊です。


主人公の歌ちゃんが働いていた会社が倒産して、
ミナミにある若い人達のアート作品なども展示しているカフェでバイト中、というのも、
不景気の大阪を反映していたり、
友達と合コンしたり、その後は遅くまでお茶したり、クラブへ行ったりというのは、
今の若い人の行動がよく見える様子となっています。


ミナミに出かけるようになって30年以上という私にとっては、
懐かしい場所もあり、うなづける描写があったり、と
とても親しめる作品でありました。
ほとんどの場所が目に見えるようにわかる小説ってあまりないでしょうね。


街の写真など情報を教えてくれたりもする、
どことなく馴染める感じの良太郎と入った喫茶店、
これはきっとキャビンでしょう。


その直前に出てくる白いお庭のあるお家。
これはたぶん私が通った歯医者さんです。
20年前でもそのあたりで、小さな一戸建ての白いお家は目立ちました。
とっても優しく、丁寧に治療してくれた歯医者さんでした。


ミナミには、え?と思うような一角が、まだ少しだけ残っていたりします。
確かに古いビルも建て替えられたり、
新しいお店になっていたり、
こんなところが繁華になっている!と驚いたり、と変化の方が多いので、
それだけに、ほんわかとした場所が残っていると、
妙にうれしかったりします。


主人公のように、きちんと昔の写真を集めたりしたりはしませんが、
「昭和の大阪」という写真集が売れているように、
場所と時間をなぞるように、自分の位置を振りかえったり、
街そのものの変化を味わったりする人は、
私だけでなく、数多くいるのかもしれません。

2014年8月31日日曜日

ローズマリーのその後

地に這う種類のローズマリーを植木鉢に植えたのは数年前。
でもどうみても木立性。


年に1,2回ほど枯れかけます。
根腐れかと思われますが、植え替えもせず。


元気な時に、枝を数本カットして水に活けてみました。
が、真夏であったこともあり、水温が上がりすぎて、
煮えてしまいました。


本体の方は細々とながら、生きながらえています。
今も水色の花が満開です。
こうなると、植え替えなくてもいいかな、と思ったり。
するなら、秋?春?


枝をカットして分けてみるのも、
春がいいかもしれません。


実はよくわからないのです。
成長するのは春だから、というだけです。


ハーブは確かに丈夫で、
ラベンダーも鉢の横からでてきた苗までが成長して、
どんどん大きくなっています。


タイムもよく成長しますね。
土もあまり選ばないようで、
あちらこちらに伸びています。


恐ろしいのはミントです。
成長力がすさまじい。
庭を野原に見立てれば、それでいいのですが。


チャイブも幾鉢かあるのですが、
枯れないです。
お花の色が綺麗ですね。


ハーブののびのびとした、自然な伸び方や枝ぶりが好きです。
香りがいいのはもちろんのこと。
でも、料理には使いこなせない。
なぜか馴染めないのでした。

考えはあちらこちら飛び散って

2年前に新しいことを始めて、心機一転しようと考えて、
あるジャンルの勉強をスタートさせました。
その時には、その勉強をすることで、転職もできて、
収入安定につながればいいのだが、とも思っていました。
が、勉強の内容や、その業界の情報を調べているうちに、
とうていその業界での就職は不可能だとわかってきました。


それはそれで、勉強した内容は無くならないし、
そのジャンルに関心が出てきたので、
イコール転職ではなく、何かに活かすことができるように、
模索することになりそうです。


この勉強を始めるときには、
これまで関心のあった語学の勉強をあきらめることにしていたのです。
能力不足、進歩も無いし、何か得られることも無い。
ただ好きという理由だけでした。


もちろんこの他にもやりたいことはたくさんあります。
日本の古典文学も読みたいし、
文学評論の本も読みたい。
比較文化の本も読んでみたい。
哲学・思想関係の本も読みたい。
世界の古典をきちんと読んでおきたい。
その上にスイミングも行きたいし、
ちょっとした小さな鉄道の旅もしたい。
JAZZも聴きたいし、
映画もたくさん観たい。
・・・
なんと欲張りなことでしょう。


ということで、自分が納得、満足するには、
少しずつやってみよう、と思うに至りました。
どれをとっても、そのジャンルのエキスパートになるわけでもありません。
好みでやるだけなのですから、
そんなにガリガリと神経質になる必要はないのでした。


今では高年齢の方でも、新しいことにチャレンジされて、
楽しまれている様子がよく話題になります。
そういう様子をみていても、
あきらめるってことが、一番もったいないのでした。


いつも気になるフランス語、こちらを復活させようと思います。
大きな目標としてデュラスを原書で読めるくらいに。
(デュラスの文章は初歩レベルで読めると教わりました)


それから、60歳くらいになったら英語を勉強します。
恥ずかしい思いを何度もしてきたので、
せめて高校生レベルくらいにはなりたいですね。
(目標の低さにあきれられますね!)


何の役にも立たない勉強ばかり。
でも、幸いにして今は仕事に恵まれていますから、
しばらくはそんな夢を見てみようと思います。

ほっとしたはずの日曜日

今週の水曜日のお休みに出かけていたので、
一週間ぶりにゆっくりできた日曜日。


ですが、なんだかリズムが整わず。
お昼寝もする気になれず。


庭にたった一本だけ植えてあったバジル。
とっても立派に成長したので、
どうにかせねば、もったいないと思い、
ジェノバソースを作ってみました。
レシピどおりにしたつもりではあるのですが、
塩がきついし、
青臭いし、
慣れない香りがします。
食べ慣れないからでしょうか。
いつものパスタにちょっとだけ入れて、
馴染ませて食べてみようかと思っています。
あと、思いつくのは、ジャガイモを茹でてあえてみるのは、
どうでしょうか。
あまりよい予感がしません。
我が家ではあまり喜ばれないかもしれません。


日経、朝日、毎日と新聞3紙も読み、
「図書」「波」も目を通したり、
と好きなこともしているのに、
テンションがあがらない、
ちょっと憂鬱気味の日曜日でした。

2014年8月29日金曜日

朝夕が涼しい

朝方、曇っていると涼しく感じるようになりました。
夜はとても気持ちいい風がさわさわと吹いています。


昼間の陽射しは相変わらずですが、
熱中症になりそうなほどではありませんね。


それに、夕暮れの時間が早くなってきました。
帰り道に西のお空を見上げると、遠くが赤く染まっています。
ぼちぼちと秋ですね。


読書は毎夜「嵐の夜の読書」池澤夏樹著を少しずつ。


昨日読むのを止めた本のことを考えて、
これから先の時間に何をするのがいいだろう、と思い返していました。
勉強をしていることは一つの節目を迎えており、
それでも、これで食べていけるわけではないこともはっきりとしています。
その分野に関心があることは変わりはないので、
関係図書を読んでいくことは、これから何かに繋がっていくかもしれません。
また、その勉強のブラッシュアップもできればいいのですが。


それから、やっぱりやっておきたいことを、
年齢が高くなってでもやったほうがよさそうだ、と思ったりしています。
これまでは、若い時にしかできないから、とか、
役に立たないから、とか後ろ向きにあきらめていましたが、
好きなことをやるのが一番だ、と考えなおしています。


まずは、健康第一、収入安定ですね。


この話はまたゆっくりといたしましょう。

2014年8月28日木曜日

読んでいるうちに

本を読んでいるうちに、
どうしてこの本を読んでいるのか、
わからなくなってくる・・・ということはありませんか?


今日も読みかけの新書本を開いて読み進むうちに、
不明になってきました。


言っていることも声高で、
理詰めで攻められ、
文章も洗練されているとは言い難く、
内容も面白くもなんともない、
同調する部分がわずかにあるだけ。


タイトルと著者で選んだ本ですが、
能力を持って勢いで書かれた本という感じもして、
不快感まで抱いてしまいました。


こういう場合は、読まないほうがいいですね。
読むのを放棄するのは、
著者に申し訳ないと思ってしまうのですが、
精神衛生上よくないことのほうが優先です。


さ、せっかく読書するのですから、
納得のいく本を選ぶことにしましょう。

2014年8月27日水曜日

額田駅

額田駅の下りホームに立っていました。


大阪からの帰り電車でお腹イタイタに見舞われ、
慌てて降りたのが額田駅でした。


大阪難波から奈良への下り電車に乗ってゆられていくと、
少しずつ山登りを始めます。
石切駅から先の生駒山のトンネルに入っていくのです。
その山登りの途中にあるのが額田駅。


落ち着いて1番ホームから眺めていると、
目の前に緑一色の生駒山が押し迫ってきています。
駅の北側はその生駒山を中心にあちらこちらに緑が見えていますし、
駅前付近も住宅地も山坂にあるわけですが、
落ち着いた昭和の香りがしています。


線路を見ればゆったりとカーブを描きながら、
左に向かって登っていっています。


夕方の夕陽が当たって暑いはずなのに、
地形のせいか、風がけっこう吹いていて、爽やかです。


こじんまりとした小さなホームで、
坂道のあるところっていいなぁと思っていました。
濃い茶色に覆われた屋並みも古めかしくて、
どこかしら懐かしさを感じさせるものでした。


思いがけない楽しい途中下車となりました。

2014年8月26日火曜日

不安定な天気の中で

相変わらず風変りな天気が続いています。
陽がぎらっと差したかと思うと、
風が強くなり、
どんよりとした雲が空を覆ってきて、
夕方遅くにはぽつぽつと雨が降ってきます。


こちらは晴れているのに、
奈良旧市街の方を遠目に眺めると、
空は黒く、街は真っ白に染まって大雨が降っていたり。


そんな中気が付くと、
蝉はつくつくほーしに代わっています。
夜はどこかでこおろぎが鳴いているのが聴こえて。


会社の裏は小さな丘になっていて、
丘の裾は雑草の繁みになっています。
春ごろから眺め続けていると、
草の種類が少しずつ入れ替わっているのに気が付きました。


道端のねこじゃらしも茶色を帯びてきて、
そろそろ夏も終わりに近づいているようです。


8月も今週で終わりです。
夏らしい天気が少なく、災害が多かったように思います。
夏の夜を楽しむこともあまりなかったのでした。
夏の課題のイタリア文学も2冊程度で終わりになりそうです。


秋はどのように過ごしましょう。
静かなさわさわとした過ごしやすいシーズンでありますように。

2014年8月24日日曜日

「イタリアの詩人たち」



「イタリアの詩人たち」 須賀敦子著 青土社


時間はかかりましたが、
ここに上げられている5人の詩人たちの作品を
一人ずつ読んでみました。


この本には他にもいくつか訳詩が取り上げられています。
その詩自体をじっくり味わい、
自分なりに解釈してみるのが一番よいでしょうね。


この本は「スパツィオ」というオリベッティ社のPR誌にて
1977年から1979年にかけて掲載されたものです。
須賀さんの40代後半のお仕事でありました。


この本の訳詩と批評についての須賀さんのお仕事の力量については、
堀江敏幸さんの解説に譲りたいと思います。
こちらの解説は、須賀さん好きとして、
とても共感できる内容となっています。


付録として“栞”があります。
当時の編集担当であった鈴木敏恵さんが、
その頃ことを振り返っておられます。
また、訳詩について、訳者としても名高い中井久夫さんが、
考察されています。


40代後半の須賀さん、
まだ講師として教壇に立たれていた頃でしょうか。
そして、「エマウスの家」を運営されていたの時期ではなかったでしょうか。
須賀さんを通して、これらの詩を読むことができることは、
大変うれしいことです。
そして須賀さんのことを知るにとてもよい一冊です。


そうですね、個人的にはモンターレの詩を読んでいると、
安定感がもたらされ、いい感じでしょうか。
どの詩人の作品も初期の詩に明快さを感じて、
気分よく思われます。
シンプルだからでしょうか。
年齢を追うごとに深みを増し、重みが出てくると、
少々感覚の違いにとまどってしまいます。
またいつか読み返してみると、
味わい方も変わっているかもしれません。

大雨の日曜日

今日の午後は奈良北部も大雨です。
夜になっても降ったり止んだりしながら、
降るときにはざぁざぁとすごい音。
各地でも同じ状況のようですね。
北海道までも。
今週前半はこのような天気が続くようです。
梅雨の末期みたいですね。


雨の中行われた甲子園準決勝。
2試合目を観戦しました。
壮絶な打ち合い。
投手の出来が、というのではなく、
どちらのチームも皆打撃センスがいい。
うまく打っていると感心しきり。
大阪桐蔭の福島投手が投げ切り、
チャンスを生かして点を重ねて、
勝敗が付きました。
敦賀気比もここまでの試合を考慮しても、
素晴らしいチームです。
2年生の平沼投手、来年待っています。
明日は三重対大阪桐蔭の決勝となりました。
またまた観たい熱が上がってきましたよ。


夜はパヴェーゼの「月と篝火」を読み始めました。
重い。
パヴェーゼは実に重苦しさがあります。
その分、言葉に込められた想いがあるのですね。
先に訳者の河島英昭さんの“あとがき”を読んで、下準備。
パヴェーゼの文章が重い理由がわかるような気がします。
そして、自ら命を絶ったという理由についても、
想像をめぐらしてみます。
いつも謎に思っていたので、どこか腑に落ちたような気がしました。
これはあくまでも勝手な推測です。
それから、故郷へ帰るという意味合いについても、
考えをめぐらしてみて。
私には地点的な故郷がありませんから、
関西ひとまとめが故郷みたいなものだと思っています。
などと、ぼんやり考えごとをしている時間が、
気持が落ち着くひとときでありました。

2014年8月23日土曜日

明日は

広島の行方不明の方々の捜索が難航しています。
今日は多くのボランティアの方も参加が可能になったそうです。
息がつまりそうな苦しさを感じます。
捜索に携わる皆さんの努力の成果を念じ、
避難されている方々の少しでも心に安らぎがありますよう、
願っています。


明日は何も予定の無い日曜日。
お天気が不安定ですが、
個人的には安らげるかな・・・と思いきや、
明日こそ甲子園だ!
準決勝を観戦させていただきます。
今日も広島は勝利することができました。
首位争いが面白くなってきたという面もありますが、
広島でカープのファンの方々には嬉しいニュースですね。


めずらしく母が「BRUTUS Casa」を買っていました。
それはテーマが“朝の楽しみ”とあったからだそうで、
男性向けの本とは知らなかったそうです。
年代的合うだろう、私などは面白く見せてもらいました。
色んな朝の過ごし方があって、楽しい紙面になっています。


このところ、ニュース盛りだくさんというタイプの雑誌が苦手になりました。
ニュースをキャッチする媒体と、
紙面を楽しむ媒体を区別しています。
今気になるのは「KINFOLK」。
時々買うのは「FUDGE」。
できることなら、自分で雑誌を作ってみたいです。
そのような仕事はしたことが無いのでさっぱりわかりませんが、
好きな紙面を作ってみたい。
というわけで、自分専用の色々ファイルを作っているのでありました。

2014年8月22日金曜日

たくさん手直ししました

昨日の夜に書いた「聖なる酔っぱらいの伝説」のメモ。
思っていたよりも時間はかかり、
その上、読み直してみると間違いだらけ。
手直しに追われることになりました。
読んでくださる方は、開けるたびに少しずつ変わっていることに、
気づかれたことでしょう。


それでも言い足りないことがまだあって、
そ~なんです。
ヨーゼフ・ロートのご紹介ばかりしていて、
肝心な、自分がなぜこの「聖なる酔っぱらいの伝説」が好きなのか、
書いていないのでした。


ロートが自分を投影させたと思われる主人公が、
宿無し生活だけど、誇りを失わず生きていて、
これまでの人生を後悔などしていないけれど、
つらいことがたくさんあって・・・
そんな主人公に神様が微笑んでくださる。


酔っぱらいだけど、自尊心は失ってはいない、
そんな主人公がいい。


そして、現実にはそんなことは無い、だからこそ、
恩寵のような奇跡が起こる、
美しいお話です。


ロートの長編「ラデツキー行進曲」の文庫本も出たところです。
読んでみようか、迷っています。

2014年8月21日木曜日

「聖なる酔っぱらいの伝説」



「聖なる酔っぱらいの伝説」 ヨーゼフ・ロート著 池内紀訳 岩波文庫


この新たに編まれた短編集には5つの作品が収められています。


「蜘蛛の巣」 1923
「四月、ある愛の物語」 1925
「ファルメライヤー駅長」 1933
「皇帝の胸像」 1935
「聖なる酔っぱらいの伝説」 1939


ヨーゼフ・ロートは1894年、当時はまだハプスブルク王家統治の
オーストリア君主国の、現在ではウクライナ共和国のロシア国境に近い
ブロディーという町でユダヤ人の両親の元に生まれました。
公用語はドイツ語、ウィーン文化圏だった当時ですが、
第一次世界大戦後、オーストリア=ハンガリー帝国は崩壊、
ポーランド人、ウクライナ人、オーストリア人、ドイツ人、ロシア人、ユダヤ人と
多民族の国家が分散され、新たに民族主義色を強めるようになりました。


そんな環境にあったヨーゼフ・ロートは、
ベルリンで新聞の特派員として働いていましたが、
ナチスの台頭に危機感を抱き、
パリへと向かいます。


「蜘蛛の巣」は初めて書かれた小説で、
読んでみると、これはナチスの初期を描いたものだと勝手に思ってしまいました。
でも、この作品はミュンヘン暴動の2日前に新聞連載を終えているのです。
当時はまだナチ党は小さな集団で、
政権をとるのは十年後の1932年のことです。
なんという察知能力、というか、観察眼ですね。
当時の社会情勢をよく理解していたからこそ、書けたものだと思います。


ヨーゼフ・ロートは、かつての多民族国家の時代に憧憬と回帰の念を抱いており、
「皇帝の胸像」はそういった内容となっています。
洗練された文章、無駄のない的確な描写によって、
そういった想いがメランコリックにではなく、
ひとりの人物と村を題材に懐かしくも、重厚に描かれています。


「四月」と「ファルメライヤー駅長」は、愛の物語。


遺作となった「聖なる酔っぱらいの伝説」は、ほんとに酔っぱらいの奇跡のお話です。


ヨーゼフ・ロートには美しい奥さんがいたそうです。
その人は精神に異常をきたし、病院への入退院を繰り返していたとのことです。


その妻を入院収容しなければならなくなって以降、
家を捨て、ホテルを住居とし、
パリを始めとして、あちらこちらを渡り歩き、
1934年パリのホテルを出たところで倒れ、44歳という若さで亡くなったのでした。


「聖なる酔っぱらいの伝説」は少しは本当のことが含まれているのでしょう。
彼はお酒を、それも強いペルノーなどを好み、深酒が体をむしばんでいたようです。
それでも、文章は美しく、明晰でした。
とても苦しい人生だったのだと思います。
祖国を失い、夫人を置いての亡命、
“眼前の死”を避けるためのお酒・・・であったそうです。


と、長々と池内紀さんの“あとがき”から抜き書きをしましたが、
私が思うに、
ヨーゼフ・ロートは、私たちの現実の世界を客観的に見つめながら、
人生の喜びと悲哀を同時に描き、生きた愛すべき作家です。

2014年8月20日水曜日

木田元さん逝く

8月16日に木田元さんが逝去されました。
ハイデガーの研究や、メルロ=ポンティの翻訳など、
哲学者としての道を歩まれた方でした。


偶然に「闇屋になりそこねた哲学者」という本を手に取って、
木田さんの本をいくつか読むことがありました。
戦中・戦後と大変苦労をされた後に、東北大学に進まれた、
そのあたりを詳しく回想されています。
この本は、現在ちくま文庫に入っています。


軽い気持ちで「ハイデガーの思想」岩波新書を読んでみたのですが、
ええ、もちろん私には無理難題でございました。
その上、ハイデガーの思想のどこが魅力なのか、
さっぱりわからないままに終わってしまったのです。
その後もハイデガーと「存在と時間」とは、
全く相いれない関係にあります。


確か、ドストエフスキーを読まれ⇒キルケゴールに関心を持たれ⇒
ハイデガーに至られたと思います。


戦後、どうやって生きていくか、物理的にも精神的にも悩まれた方は
たくさんいらしたでしょう。
急に指針が無くなってしまったのですから。
その中で、自分にとって意味のある思想を見出されたというところが、
まず大切です。


読書においては、そういった大切な出会いがあったりしますが、
そこから先も山あり谷ありで、自分で切り開いていかねばなりません。
と、わかっていながらできない私。


もう一度木田さんの本を読んで、
一歩ずつ進んでいく大切さを学ぶところから始めなければならないようです。


これからも木田さんの著書・訳書は、
皆に読み継がれていくことと思います。
ご冥福をお祈りいたします。

次々と災害が

不安定な豪雨があちらこちらで起こっています。
福知山も大変な被害で、まだ復旧対応に追われていると思われます。


今回の広島の土砂災害は数か所におよび、
それも就寝中という時間帯に起こりました。
多くの方が亡くなり、行方不明の方もまだいらっしゃいます。
まだ被害が広がる可能性があるということですので、
早めの避難等対応が必要となっています。
各地の災害の起こりそうな地区の方々はご用心ください。


今日の奈良はかんかん照り。
午前中は歯医者さんでクリーニングをしてもらったのですが、
バス停に行くだけで汗が流れて。
帰りも影の無いところをてくてく歩いていたせいか、
お昼をよばれた後、いつもならふぅ~っと寝てしまうのに、
今日はまったく寝る気配無し。
テンションが上がったままになっています。


夜は家で採れたトマトたちを使ったパスタを作りました。
完熟のトマト缶とは違った滋味豊かな美味しさがありました。


上がったままのテンションをどうやって下げようかと、
まずはお風呂に浸かろうと思います。



2014年8月19日火曜日

茹るような暑さと曇り空のもたらす湿気

ゆだってませんか?
暑さと湿気で。


昨日はあることをきっかけに仕事中にもかかわらず腹痛に見舞われ、
その後には大阪に行かねばならなかったので、
ひぃこら、ひぃこらとお腹をなだめつつ、お出かけしました。


それは黒薔薇会の暑気払いのため。
なぜかお魚ばかりの和食で、これまた、ふぅ~。
熱燗で心と体を休めつつ、おしゃべりに興じたのでありました。


とりあえず私としては、飲み放題ってだめね。
食事がおろそかになっている。
呑み助さんには悪いけれど、
美味しいものを少し、美味しいお酒を少し、
というのが好みです。


おしゃべりの中身はしっかりと仕事が話題で、
色々と教わることがありました。
自分流に流されてばかりはいけませんね。
メンバーの方々、ありがとうございました。


して、今日はお仕事を粛々と進めることができて、
難しい案件もクリアできまして、幸いです。
午後から右手が痛くなってきたので、
明日は難儀するやもしれません。
いくつかお話したいことがあるので、
なんとか凌いで、キーボードを打てるようにしたいです。


お空は雲りがちで、風もあったりしますが、
返って湿気がむわんと襲ってきますね。
そこへ陽射しが差すと、恐ろしい暑さ。
少し歩いただけなのに、
すぐ眼鏡をはずして、汗を拭き拭きです。
あとはうちわでパタパタ。
内勤で、この状態ですから、
外まわりの方は大変だと思います。
お疲れ様です。