2014年5月31日土曜日

5月の終わり

爽やかなはずの5月も終盤は夏のような陽射しでしたね。
薔薇のシーズンも終わりを迎えようとしています。
あまりにも華やかだったので、
庭が静まっていくような感じがします。


ここしばらくは体調も落ち着き、
頭痛、腹痛も治まりまして、
後は腱鞘炎と関節炎だけとなりました。
痛みが引くと、気持ちが楽ですね。
これがもっと重病の方はつらいことと思います。


明日は日曜日で、嬉しい日であります。
何かと細々と用事があるので、
忙しくなりそうですが、
ちょっとは本を読めるといいな、と思っています。


プルースト第7巻も終盤にきています。
文体とか、文章の流れがだいたいわかってきているので、
流れるように読んでしまっています。
表現が美しいですね。
まわりくどく、そこはかとなく漂わせながら、
人間を描写していく。
そこから何を読み取るかは、
その人しだい・・・なのでした。

2014年5月28日水曜日

京都の街中をぶらりぶらり

今日のお休みは京都へ母と二人で出かけてきました。
軽く美味しいものをいただいて、
後は好みのお店をのぞいてまわるツアーです。


リネットというリネンのお店、
前田まゆみさんというイラストレーターの方がされていて、
以前から行ってみたいところでした。
念願かなってようやく訪問できました。
小さなお店には、多種多様のリネンがいっぱい!
お洋服や小物もありますが、生地がメイン。
セミオーダーも受け付けているそうです。
古風なミシンもディスプレイされていて、
ソーイングが趣味の方にはうってつけの雰囲気です。
よい生地をたっぷり使ったお洋服もとてもシック。
先客がいらして、お買いものはちょっと無理だったのですが、
いいお店を確認できてよかったです。


後は関西の雑貨好きにはたまらないアンジェをお訪ね。
欲しかった仕事用の小ぶりの電卓を買いました。
使い慣れたシャープのものがもう一つ必要で、
探していたので、ラッキーでした。
オーチバルのしましまワンピースも綺麗なグレーとブルーで、
手が出かかりましたが、
もう少し調べてからにすることにしました。


そして京都のロロを探して、南に下っていったのですが、
どうしても見つからない。
陽射しが強く、暑かったこともあって、断念。
秋に神戸の本店を訪ねることにしました。


それから京都では外せないのがイノダのコーヒー。
コーヒー・フロートで喉を潤しました。
満足。


髙島屋では、お茶屋さんの柳桜園が出店されていて、
関心のあったお店だったので、味見をさせていただきました。
私は緑茶があまり好きではありませんので、
グリーンティーを。
美味しかったので、今年の夏はグリーンティーを用意しようかな、と。
柳桜園は寺町界隈にあるそうなので、
また三月書房に行ったときに探してみましょう。
伝説となっている三月書房も長いこと行っていません。
今行ったら、どんな本が気になるでしょうか、自分でも楽しみです。


まだ陽が暮れないうちに家路についた後は、
紅茶をいただいて、
「家守綺譚」 梨木香歩著 を読みました。
情緒があって、品があり、面白さもある、いい小説でした。

2014年5月26日月曜日

「土佐日記」の新訳は

河出書房新社より池澤夏樹監修の日本文学全集が登場するそうです。
池澤氏は次々と大きな仕事をされていますね。


古典の新訳は現在活躍中の作家たちが担当されているようです。
そのラインナップを見るだけでも圧巻です。


紀貫之「土佐日記」の訳は堀江敏幸さん。


ほとんど読んでいない古典の中で唯一気に入っているのが、
偶然「土佐日記」となれば、これは重大事件ということがおわかりいただけるでしょうか。


とっても楽しみです。


歳をとったら、古典や中国の詩を読んでみたいと思っていますが、
歳をとるっていくつのことなのでしょうね。

もう一件

気になるニュースはいくつもありますが、
おおきな事件が抜けていました。
ウクライナの情勢です。


ウクライナという国については、
新聞等でしか知らず、
日本人が大半を占めている日本という国からは想像もできないような、
色々な人々が住んでいるようです。


先日のクリミアが独立、ロシアに編入には驚きました。
クリミアといえば、ナイチンゲール・・・しか知らなかったですが、
昨日は大統領選挙が行われた模様です。
大国の影響を受けずに、生き抜いていくのは難しいでしょうか。
日本も同じくですね。
外交は外交として、内政には踏み込まれることが無い方がいいように思えますが。
そこが今回のポイントです。


ああ、ヨーロッパのクラブ・チームの頂点にはレアルが付きましたね。
あの人苦手なのです、自信満々で。
いや、そのほかにも豪華メンバーですし、
素晴らしいゲームをするようです。


ああ、やっと交流戦で一勝できました、広島カープ。
パ・リーグはパワーがあるし、
ピッチャーもいいし、
ひたむきで、隙が無い。
セ・リーグはのんびりしてますわ。
カープの今年のホープは大瀬良投手たちがいますが、
目覚ましい活躍をしているのは一岡投手ですね。
広島の水が合っているのですね。
頼りにしていますよ、一岡投手。

2014年5月25日日曜日

気になるニュース

今週気になったのは、タイで軍によるクーデターが起こったことでしょうか。
タクシン派対反タクシン派という状態があるようですが、
タイの情勢に詳しいわけではありませんので、
大変そうだ、というだけにとどめておきます。


昨今の新聞記事は大企業を中心とした経営状況ばかり掲載されているような
気がしますが、これは安倍政権への配慮もあるのでしょうか。
経済オンチなので、経済のからくりについてはわかりません。
でも、一般庶民の感覚と違っているような気がします。
最も不思議なのは、出生率に関する話題です。
出生率アップの目標を立て、
女性の就業を促す目標を立てているようですが、
若い世代は就職が難しく、
就業者は労働時間が長く、残業が多いまま、
保育所も足らないまま。
生活の見通しが立たないのに、
結婚はできませんし、子供も産むことは難しいですねぇ。
現状はこのとおりです。


福島の原発対応も進めてはいるのでしょうが、
相変わらず納得できる説明はありませんね。
現場で働いていた人の描いた漫画「いちえふ」、
読んでみようかと思っています。
現場は命を張って仕事しておられるのです。
きっとメディアのあり方にも問題があるのでしょうね。


楽しみにしているサッカーW杯も、
地元ブラジルでは反対デモが激しくなっているようです。
それだけ生活も大変なのでしょう。
スポーツなので、大目にみてくださいとお願いしたいのですが。


社会に目をやると、
一個人でも考えてみるべき、知っておくべき問題がたくさんあるわけですが、
日々、自分のことで精一杯というのが本音です。
これまでの経済のルール、価値観の在り方では解決することは困難のように思われます。
新たな展開を誰かが、どんな考え方で提案できるでしょうか?
もちろん、世界を一つのルールでまとめることはできないでしょう。
ただ、新しい哲学、思想が定義される、
あるいはツールとは別に思想の発想が必要であるように思えます。

落ち着いてきました

今、ラジオFMCOCOLOでマイルスがかかっています。
とってもいい音色です。
そして、かっこいい。


今日も晴天なり、おかげでお洗濯に励めました。
スニーカーも干したり、拭き掃除をしたり、
背が高くなったフレンチ・ラベンダーをカットして、束ねたり。


日々、咲き乱れる薔薇たちの花びらが、
私の部屋に持ち込まれます。
広げて、乾燥させたら、ポプリができます。
紙袋に入れておいたものは、色が退色してしまって、
香りはあるけれど、見た目にだめになってしまいました。
なんとなくお花の香りがする部屋となっていますが、
そのなんとなく、というのが、あまりにも儚くて、
そこはかとなく、心地よいです。


この5日間は腹痛も頭痛も無く、
ウソみたいに快適です。
このまま落ち着いてくれたらいいのですけど。
自分の体調ながら、
うまくコントロールできないのが、悲しいというより、可笑しいです。
笑えるというのは、調子がいい証拠ですね。


めずらしく、いいご報告ができて、自分自身嬉しく思っております。

「セラピスト」

「セラピスト」 最相葉月著 新潮社


この本は5年を費やされて書かれたノンフィクションです。
最相葉月さんの本を読むのは初めてです。
ノンフィクション作家として名高い最相さんの渾身の作だと思われます。


いや、最相さんはいつもこのように綿密に取材と文献資料にあたられて
すべてを注ぎ込んで書かれる方なのでしょう。


この本では、カウンセリングの入口となる要素がほぼ語られています。
最相さんが精神科医として名高い中井久夫さんに絵画療法を受ける実体験を
間に挟みながら、
故河合隼雄さんを通じて知られる箱庭療法の実際を紹介、
東洋英和女学院大学大学院での修士課程における臨床心理士の学習体験、
日本のカウンセリングの歴史、
日本に箱庭療法が導入されるようになった状況、
中井久夫さんと河合隼雄さんとのかかわり、
新たな診療基準の導入、
現代の精神科、心理カウンセリングの特徴、
それにくわえ、最相さんの精神科受診とその経過が、
適切な表現をもって、じっくりと書き込んであります。


心の病、精神の病を持った方、その関係にある方が、
素人でも基本的なことを知ることができます。


ただ、読むには相当なエネルギーを要します。
人の心、精神は脳がつかさどっているとはいえ、
その深さを言葉で表現することの難しさ。


そして現代に特徴的だとされる対象等があいまいな、
漠然とした心の不安定さに対処することの困難さ。


セラピスト、カウンセラーの教育分野は盛況だそうですが、
その道の険しさはいうまでもないでしょう。


私自身、精神科にかかり、投薬を受けていますから、
自分はどのように治療を受けていくのがよいだろうかと
常に考えています。
また、会社でもうつ病になった人、
精神的にまいっている、と訴える人が周りにいます。
的確に必要な投薬を受け、
カウンセリングを受けることができれば、
少しでも楽になり、通常の生活に戻り、
人間らしく生きていけると思うのですが、
どこから手をつければいいのかわからない、というのが現状でしょう。
そのためにも、グループ単位、会社単位で、
メンタル面をサポートできるカウンセラーが必要なのではないでしょうか。


この本を読む前には、読むことによって明らかにされるだろうその世界を、
期待を持って捉えたいと思っていましたが、
そのような簡単な事態ではないことを思い知らされたような気がします。

2014年5月22日木曜日

このごろの読書

このぼんくらちゃんの頭をどうにかできないかと、
いつもあがいておりますが、
そのためか、ついこんな本に手を出してしまいます。


「人生が変わるたった1%の頭の使い方」 小川仁志著 海竜社
 
  7つのステップで隠れた才能を伸ばす


  哲学のコーナーに積んであったので、
  普通のノウハウ本より読み応えがあるかと思ったのですが、
  当たり前のことしか、書いてありませんでした。
  
   でもその当たり前のことがなかなかできないので、
  同じような本をまた手に取る・・・読むより、思考と行動だよ、ツキスミさん。


反省ののち、通院の待ち時間の間に読んだのは、


「ハンナ・アーレント」 矢野久美子著 中公新書


  これは、アーレントの入門者にとっては良き導き手であります。
  「全体主義の起源」と「人間の条件」は読んでみたいと思わされます。
  現代人にはとても共感できる部分がたくさんあるのではないでしょうか。
  今の政治と経済社会にはついていけない、社会の閉塞感を感じている人には、
  土台となる思想が詰まっているような気がしています。
  これはもう一度目を通して、要確認です。


考えることを促す本を読んでいると、とても刺激を受けますね。


今日はプルースト7巻を読みながら、自分を再発見したりしていました。
小説でも、考えることや気づきが得られることが読書の良いところ。
いいことも、悪いこともです。

2014年5月21日水曜日

本日は平和なり

あまりに体調不良のことばかり書いているので、
皆様にご心配をおかけしてしまい、
申し訳ありません。


痛みを我慢することには慣れてしまっていて、
日々、通常の生活を行うことはできています。
仕事もまじめに?しております。


メンタル面も幸いにして落ち込むことが無く、
一定の明るさを維持できています。


これ以上ひどくならないように、
おとなしく日々を過ごしたいと思っています。


本日は定休日にて、
午前中はゆっくり寝させていただきました。
子供の時からロングスリーパーなもので、
さらによく寝る人です。


午後はついにクライマックス「スターウォーズⅥ」を視聴しました。
見応えのある内容になっていますね。
ルークがどんどんと落ち着きがでて、ジェダイの騎士に近づいていく様子が、
とても頼もしく思えて、好感をもって観ておりました。
後はあの子熊のような生き物たちが暖かくて、力強い味方となっていたのがよかった。
マスター・ヨーダはついに・・・ああ、悲しや。


キャラクターばかり観ていては、
I課長とメカの話ができなくなるので、そちらも一応チェックしました。


そして思うのは、話としては浅いと感じた第一話(Ⅳ)が、
手作り感もあり、作り手の思いがこもっている感じもあって、
当時、あのメカやキャラクターを初めて観た人には、
とても衝撃的だったのではないかということでした。


残りはおまけのDVDとなりました。
作製の裏話とかあるのでしょうか。


「スターウォーズ」の余韻にさらされながら、
就寝することにいたします。

2014年5月20日火曜日

ちょっと早めの診察日

この一か月間の体調の悪さといったら、
滅多と無い偏頭痛が十日間・・・それもずきずきとして怖かったです、
ほぼ毎日起こるようになった腹痛、
車酔いのような頭痛に、
通常の前頭葉の痛み、
両ひざの関節炎・・・
痛みに耐えた日々でございました。


それで少し早めに診察していただきました。
言葉で伝えるのも困難だと考えて、
病状と、薬の飲んだ種類と回数を書いた表を作ってお渡ししました。


先月、一時間をかけて重い話をした後だったので、
先生もそのダメージがあったのでは、と思われたようでした。
ほんと、その後、落ち込みましたから。


なので、表を見ながら、
「つらかったですね」といたわっていただきました。


過去の克服のために、認知療法も自習してみようかと思っています、と
お話したところ、
まず、体調が大変悪いので、無理をしないこと、と言われました。


前進したいという焦りがかえって良くないかもしれないですね。


毎日、プルースト読んで、映画観て、美味しい物食べて、
ぐっすり眠れたら、治りも早いかも~♪ ありえへん。


まずは、ゆっくり眠りにつけるよう、気をつけます。はい。

2014年5月18日日曜日

中村うさぎさんの本4冊

「聖書を語る」、「聖書を読む」、「女子漂流」で各人と対談されていた中村うさぎさんの本を
読んでみました。


「さすらいの女王」
「ババア・ウォーズ 新たなる美貌」
「閉経の逆襲 ババア・ウォーズ2」
「税務署の復讐 ババア・ウォーズ3」




40代のうさぎさんがどんな本を書かれていたのかな?と思ったのです。
タイトルどおりの面白いドタバタ話が筋になっています。
まぁ、こんな人もいるのだと、感心しましたが、
そのあたりはあまり興味が無いので、適度に読んでいます。




興味深いのは、そういった自分の体験を通じて、
社会の在り方を考えたり、
自己について追及してみたり、分析してみたり、と、
普通の人が見ないふりをしがちな部分をしっかりと考えておられるのです。


そういう考え方(自己責任)や、大胆な行動もすべて一貫しているのが
うさぎさんの凄いところです。
それを佐藤優さんはピューリタン的な思考とよばれているのだと思います。


今は文章を発表する場が雑誌等で無く、
ネットを通じて活動されることが中心のようです。
大変な病気であるのに、全くうさぎさんは変わらず強い人です。


私個人としては、「愛」が根底にある人だと感じています。
どの発言も、どの行動もその「愛」が自己に対するものか、
他者に対するものかが別なだけで、基本的に同じように見えます。
一人の女性としての生き方を驚きながら、読ませていただきました。

本日は快調です!

3週間くらい続いていたズキズキとする頭痛から解放されて、
すごく晴れ晴れとした気分です。
お腹痛はまだしょっちゅう起こるのですが、
慣れてきて、どうにか対処しています。


昨夜は久しぶりにストレッチなどもして体をほぐして寝ました。
ぐっすり眠れて、これもまた快適です。
ここのところ寝るのも目覚めも不規則だったので、
ほっとしました。


気分が明るいと、片付けや掃除一つが楽々です。


その上、今日もDVD視聴。
「スター・ウォーズⅤ」、文句なしに面白かったです。
細かい部分もよくできていたし、
展開も良く、テンポも現代的になっていたし、
筋もなかなか見応えがありました。
なんだか醍醐味がわかってきた感じです。
もうすっかり、ヨーダのファンになりました。
いいですね~。


しばらくこの快適な状態が続くようにしたいところです。

2014年5月16日金曜日

日経新聞 『カメラの目 近代フランス絵画より』

連載が昨日で終わっていて、事後報告で申し訳ありません。
でも、この連載はきっと絵画と写真の関わりについて関心のある方には、
きっと楽しめるセレクトだと思うので、お調べしてみてください。


4月28日(月)~5月15日(木)
日経新聞朝刊の“十選”のテーマが
『カメラの目 フランス絵画より』でした。
選者は写真家の鷹野隆大氏です。


フランス近代絵画における写真との関連を、
写真家の目線で読み直す、とあります。


ドガ「アプサント」
カイユボット「見下ろした大通り」
マネ「アルジャントゥイユ」
シスレー「サン=マメス六月の朝」
セザンヌ「首吊りの家」
モリゾ「画家の母と姉(読書)」
カイユボット「サン=クレールからエトルタへの道を行くマグロワール親父」
ロートレック「ムーラン・ルージュのラ・グリュ」
マネ「草上の昼食」


有名な絵もありますが、
写真家の目を通すと、普通の絵だったり、風変りな絵だったり、
わかりにくかったりした絵が、いつもと違った視点で読まれていて、
とても面白いです。


指摘がある部分をもう気が付いていましたよ、という方は、
とても絵画鑑賞に長けている方でしょう。


どれもカラーで絵が掲載されているので、
ふむふむと覗き込むように観察して、
鑑賞とはほど遠いですが、
このように謎解きを導かれて読み解くのはとっても楽しいです。

2014年5月15日木曜日

毎日いろいろ

二晩続けて来客でした。
来客なんて、大げさで、実は上の弟が仕事で関東から帰ってきていたのです。
身体も大きくて、声も大きくて、おしゃべりで、大酒飲みなので、
迎える方もなかなかなものでして。
でも、仕事は全く違う業界なので、皆も興味深げに聞き入っていました。


いろいろあるなぁ、とつくづく思います。
毎日ニュースを見聞きしているだけでも、結構忙しいのに、
身内の話はリアルなだけに、頭がいっぱいになってしまいます。
キャパ無しなので、仕方ないですが。


GW明けから、素晴らしく体調が悪いので、
とても真面目にどうしようか、考えています。
順序としては、まずこの体調不良から脱出することですね。
そのためには、まず生活スタイルをもっと大切に見直し、
質の良い睡眠、食事等に心がけることですね。


それから、棚上げにしている過去の問題と対峙すること。
これが難題ですが、少しずつ整理し始めています。
もしかしたら、そのせいで精神的に参っていることもあるかもしれません。
この山を越えること。
そうすれば、見晴らしの良いところへ出られるでしょう。
そう信じて、前を向いてやっていきたいです。


その先には保留中の勉強をする手立てや気力も新たに芽生えてくるのでは、
と思っています。


今がきっとつらい時期なのでしょう。
一つずつ丁寧に向き合って、乗り越えていきたいです。

2014年5月14日水曜日

雨が降ってきました

お庭の薔薇が次々と咲きだしました。
ピンクの直径20センチはあろうかという大きな薔薇は香りも素敵。
白いアイスバーグは苗が二回りほど大きくなり、花付きもよく、いい眺めです。
毎年数多くの花をつけるフェリシアも今年も可愛らしいベビィ・ピンクで、
もう珍しくなくなってしまうほどになりました。
やわらかいオレンジ色の薔薇も花が大きく立派なのですが、
色目が母の好みでないらしく、不評で可哀そうです。
鉢植えのミニ薔薇もちょこちょこと咲いています。
周りにはカモミールが白く彩りをしてくれていて、
楽しいです。


今晩は来客があったので、
ゆっくりと歓談。


今月のNHKラジオ第一放送の「ミュージック・イン・ブック」 のゲストに
堀江敏幸さんが登場されているので、聴きたかったのですが、断念。


それも司会が松浦寿輝さんですから、必聴ですよね。


ラジコで録音するためのソフトをダウンロードしようとしたのですが、
おかしなソフトばっかり付いてきて、途中で止めました。
それでもそのおかしなソフト達は居ついてしまい、
実は困っています。
どうやって取り除こう・・・プログラムを開いて怪しそうなのは削除したのですが、
もう少しわかる人でないと、無理みたいです。


と、気が付いたら、雨が降ってきました。
明日は曇り時々雨の予報。
気温も低めのようです。

2014年5月12日月曜日

フォースを身につけたいです

フォースってすごいですね。
え?「スターウォーズⅣ」を今になって観ていると、
不思議なことがたくさんありました。


筋は単純で面白くなかった、と先日書きましたが、
メカ好きのI課長に解説を願うと、
ほぼ35年近く前の作品ですから、
その時点での色々と工夫がされていて、
目の付け所によって、面白さが変わってくることがわかってきました。


なんといっても、フォースです。
Ⅴからヨーダが現れて、話が深くなっていくらしいです。
はまっていくだろうことが、自分でも想像がつきます。


これこれ、もっと本を読みなさいってば。

W杯代表が決定しましたね

日本、世界で活躍する日本人選手は数多くいるでしょう、
その中から23人の代表選手が選ばれました。


長谷部選手はブログで、選出されたことを大変光栄に思います、
代表から漏れた選手のことを考えると身が引き締まる思いです、と述べています。


どの選手も、W杯ですべてを出し切りたいと、張り切っていることでしょう。


サッカーを愛する人全員で、チームを応援したいと思います。


もう、複雑な心理で、どのチームも応援したくなるのですよね、W杯は。
だってどの人もどのチームもその国の皆の後押しの元にプレーするのですから。
なぜか、こういう時だけ博愛精神が現れたりします。


皆サッカーが大好き!サッカーをプレーする人も応援する人も、皆で楽しみましょう!

2014年5月11日日曜日

母の日はお天気上々

今日は母の日でしたね。
いつもささやかなお礼をするくらいで、
母の日らしいことはしないです。
小さな子供さんがされるもの、という感じかな。


でも、一応昨日はちょっと珍しい色のカーネーションを買ってプレゼント。
色を気に入ってくれたかどうかは不明です。


今日は少し早めに起きてお掃除。
おやつには父にお願いしていたワンピースのケーキを
3人でいただきました。
父曰く、“俺の母親じゃないんだけど。”
ご参加、ありがとうございます。


いいお天気でしたから、
みなさん気分良く過ごされましたか?


庭の手入れができれば、一番よかったのですが、
両ひざが痛いので、これはご容赦していただきました。


夕方には念願の「スターウォーズⅣ」を視聴。
作成順としては一番始めの作品ですね。
はい、正直言って、全然面白くなかったです。
ちょっと単純。
作成された年代にもよるのかもしれませんが、
あまり戦闘物は好きではないので、淡々と観てしまいました。
次のⅤに期待です。


読書はあまり芳しくありません。
中村うさぎさんのエッセイが面白いので、
ちょこちょこと読んでいるくらいです。
ときどきぶっ飛ばすような面白い本(エンタメ系)が読みたくなります。
今待っているのは、オールスンの特捜部Qシリーズ。
新刊が待ち遠しいです。

2014年5月10日土曜日

村上春樹訳 「フラニーとズーイ」

「フラニーとズーイ」 J.D.サリンジャー著 村上春樹訳 新潮文庫


とても読みやすく、テーマが率直にわかりやすい明快・明確な訳でした。
40代の私でさえもそう思うのですから、
若い方にはもちろん読みやすく感じられると思います。
そして、若い頃に読んで数十年・・・という方にも、うってつけです。
フラニーもゾーイーも、ミセス・グラスも姿がくっきりと浮かび上がり、
生き生きとしています。


このお話には伏線があり、
シーモアの話を知らないと、なかなかグラス家のことがわかりにくいと思います。
なので、村上氏には続いてサリンジャー訳をお願いしたいです。


それと、このお話は60年代を舞台にしているので、
古風な事柄や物、表現があちらこちらに表れていますし、
なんといってもその時代の空気というのが流れています。
この現代訳ではそのあたりが少々希薄になってしまったかな、という感があります。


でも、「フラニー」での物語の立ち上がりから、
「ズーイ」への展開、つまり内容はしっかりと伝わっています。
フラニーの苦悩は私たちにも共有できる問題ですし、
それをなんとかしようとするミセス・グラスや、
兄妹として共有できる言語で話をし、理解を促そうとするズーイの言葉も、
よくわかるかと思います。


サリンジャーが提起しているテーマ“生きるとはどういうことか”は、
誰しもが通る道だと思うのですが、
若い人に説得力を持つのはサリンジャーが今のところふさわしいと思っています。


懐かしさの中にも新鮮味を感じた読書となりました。
 

2014年5月7日水曜日

「聖書を読む」

「聖書を読む」 佐藤優・中村うさぎ対談 文藝春秋


「聖書を語る」に続いては、この「聖書を読む」本です。
まえがきで中村氏が語っています。
“従来の説に惑わされず、聖書のメタファーを自分なりに読み説いていきたい・・・と
 常々思っていた。ただ、それをやるには、的確な導き手が必要だ。・・・そこで、
 以前にも聖書やキリスト教について語り合った佐藤優氏を賢者と頼み、
 私は今回の旅の導き手をお願いしたのである。”


そうして対談は始まりました。


目次
   創世記を読む
   -『ヘルタースケルター』を読む
   使徒言行録を読む
   ヨハネの黙示録を読む
   -『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読む


キリスト教徒でなくても、聖書にまつわるエピソードなどは、
私たちも聞くことがありますね。
でも、何故神様はそういうことをなさったのだろう?と思うことはありませんか?


この本では、中村氏がそういった聖書の中の不思議や、謎、
どうみても理不尽だと思われること等を疑問として呈しています。


そこへ佐藤氏の丁寧な解説が行われます。


でも、究極は“神は恣意的で、気まぐれで、裏付けのある理由なぞ無い”と
考えられるとおっしゃっています。
そうでないと、読むことはもちろん、信じることもできなくなります。


この本では現代感覚を基本にして、語られているので、
素人の私たちにもよくわかり、感じられるようになっています。
佐藤氏の懇切丁寧な解答にも、助けられます。


聖書が尊いものであるものには間違いありませんが、
なんだか、親しみを感じるような気になってきます。


もちろん宗派によってもずいぶん違うこともわかりますし、
ユダヤ教、イスラム教、との違いも知ることができます。


この世界でキリスト教が多くの影響を及ぼしているのは間違いありませんし、
一つの宗教を知ることで、他の宗教の在り方を比較検討することもできます。


読み物としてもとても面白く、引き付けられること、間違いありません。
(関心のある人は、という意味です)


私自身、すごく悩みの種であった、アダムとイヴの楽園追放の理由となった「原罪」。
どういうふうに理解することがベターであるかと考えていましたが、
中村氏に同感です。
“「原罪」とは「他者の視線と自意識」の獲得を意味していると私は思うの。”
それであれば、つじつまが合うように思えますが、
さて、自分自身で聖書を読んだら、どう考えるでしょうか。

今日もお休みです

今日は水曜日で定休日。
ということはGWが一日長いってことです。
でもま、許してください、土曜日も出勤しますから。


ゆっくりお休みを過ごしたので、
体力も精神力も楽勝だ!と思っていたら・・・
いやいや、今日も爆睡の一日でありました。
DVDも観れていません。
I課長、もうしばらく貸してください!
「スターウォーズ」のⅣ、Ⅴ、Ⅵにおまけがついているスペシャル・エディションを
お借りしているのです。
一度通しで観てみたいと思っていたので、嬉しいです。
いや、その上にこのGWの間1ページも本を読まず。
何やってるんでしょうねぇ。


庭は今は菖蒲がたくさん咲いています。
カモミールも増殖中。
困ったことに白い花のミントがもうあちらこちらに根を張って出没。
この花は葉っぱもあまりきれいではないので、引っこ抜きしていますが、
もう追いかけっこです。
野イチゴもどこから来たのか、赤い実をつけていますが、
この方もご遠慮願いたいです。
少し草取りをしていたら、結構楽しくて、やめられなくなります。
ガーデニングというほどではなく、
好きな花をちょこっと愛でる、というのが我が家流。
でも何かと掛け持ちするのは大変です。
時間も体力も必要なので。


で、夜はボンゴレ・ビアンコ。
お料理も楽しいです。
結構好きです。
でも、毎日は、とてもとても、できません。
きっと一人暮らしだったら、中食専門でしょう。


という日々を過ごした後は、
日常に戻ります。
仕事も楽しいところは楽しいですが、
なんせ疲れるのが困りもの。
内緒話ですが、今、絶交中のおじさんもいるので、
少々難儀です。
また同僚のNさんにご迷惑をかけながら、
お仕事行ってまいります。

2014年5月6日火曜日

GWもおしまいですね

比較的お天気に恵まれた今年のGWもとうとうおしまいです。
もう来年のGWが楽しみです。
過ごしやすい天候ですし、行事がほとんど無いですし、
自分の都合で動ける身動きの楽な身分ですので、
そう思うのかもしれません。


身内の人が元気な今が心配も少なく恵まれていると思います。
今のうちに自分がもっと元気になっておきたいと願うこのごろです。


未だ時々腹痛に襲われて、
心理的理由はなんだろう?とそのたびに考えてしまいます。
仕事は仕方が無いです。
あきらめるしかないです。
今頼れる人がいないこともつらいのですが。
過去をクリアするという課題をGW中に少し考えようと思っていましたが、
難しい。
カウンセリングを受けて、カウンセラーの手を借りてみる方法を
考え中です。
文章にしたり、描いたりしても独りよがりになってしまいそうで。


などとぼんやり考えながら、今日は一日ゆっくりと過ごしました。
古書となった本たちも発送できましたし、
雨に打たれた服たちも洗濯できましたし、
お掃除もできました。
明日はお庭の担当部署を少し手入れする予定です。
で、借りている「スターウォーズⅣ」のDVDを観たいところ。


お庭の地植えの薔薇たちは8本あるのですが、
どれも蕾がたくさんついています。
今日は明るいピンクの薔薇が咲きだしました。
華麗です。
何故、薔薇はロマンティックに感じるのでしょうね。
人間の感覚の不思議です。

「聖書を語る」

「聖書を語る」 佐藤優・中村うさぎ対談 文春文庫


この本が企画されたきっかけはプロテスタント・カルヴァン派の信者である佐藤氏が、
これまでの経験と“自分のキリスト教思考の輪郭がどこにあるか確認したくなった”、
ところへ、中村うさぎさんと意見交換することになったということです。


中村うさぎさんといえば、様々な言動や著作により知られていますが、
その著作を読んだ佐藤氏によれば、
中村氏は強くピューリタニズムの影響を受けられているということです。


さて、そういう二人の対談はいかに。


本の構成は
  第一章 「聖書を語る」
  第二章 「春樹とサリンジャーを読む」
  第三章 「地震と原発を読む―チェルノブイリ、そして福島」
  第四章 「地震と原発を読む―日本人を繋ぐものは?」


佐藤氏がテーマを提示し、中村氏が疑問を投げかけ、
そして佐藤氏が知識と経験から生み出した返答があり、
中村氏が反撃し、再び佐藤氏がまとめていく。
率直な会話形式で漫然として社会が捉えていると思われる疑問を
お二人でどんどんと突き詰めていく内容です。


第一章から私自身が疑問に思っていることや、
不思議に感じていることなどを、
お二人が問答しながらすっきりと自分たちの考えを述べ、
解答となりそうな着地点に持っていかれているので、
ぐいぐいと読んでしまいました。


村上春樹の著作やサリンジャーについても、
胸のすくような意見が述べられていて、
これも爽快です。


そして地震と原発については、とても大きな問題でありますが、
日本人とその社会が持つ特徴から考えられることを、
中村氏も ばさりばさり と取り上げ、
佐藤氏が冷静に検討していきます。


私自身と同じ年代の方だからか、ご意見については何の問題もなく、
“目から鱗”がとてもたくさんありました。


再読時に付箋を貼ったら、100枚近くになってしまいましたよ。


一度に頭に叩き込むことはできませんが、
今を生きることに必要な知識と思考がしっかりと詰まった一冊です。


ご一読をお勧めいたします。

2014年5月5日月曜日

「チャリング・クロス街84番地」

「チャリング・クロス街84番地」 ヘレーン・ハンフ著 江藤淳訳 中公文庫


本好きの人なら一度はこの本のタイトルをご覧になったことがあるでしょう。
この本に出てくる本のことはほとんどわからない私でも、
書簡からにじみ出る優しさ、ユーモア、喜びと哀しみ、
互いを敬うマナーの素晴らしさに、いつも引き込まれてしまいます。


1949年、アメリカはニューヨークに住むヘレーン・ハンフ嬢から
イギリスはロンドンの古書街チャリング・クロス84番地にあるマークス社に宛てた
手紙から始まるこの書簡集、
担当者となったフランク・ドエル氏との往復書簡と送付された古書が
中心となっています。


このヘレーン・ハンフ嬢の趣味がまた面白く、
イギリス文学史に詳しい人にしかなかなかわからないのではないかと思われます。
まずヘレーンが敬愛する “Q” クイラー=クーチって誰だろう?ですから、
たまに知った著者の名前が出てくると、当たりが出たくらい嬉しくなるほどです。
俗な小説など見向きもしないヘレーン、聖書から始まり、詩集や日記等々、
とても良い趣味をされていることは、どことなくわかるのですが。


またこれに応えるドエル氏がとてもよいセンスの文章を書かれます。
この二人のまるで会話のようなやりとりが楽しいのです。


そこへエッセンスのように挟み込まれるエピソードがたくさん。
当時、食糧難であったロンドンにヘレーンは知恵を絞った食べ物を送り続けるのです。
お店に関わる人々は喜び、ヘレーンに感謝を伝えます。
そしていつかロンドンにいらっしゃい、とお誘いをし続けるのです。


そうしてこの手紙のやりとりは長く続いていきますが、
親密で楽しい時もいつかは終わりがやってきます。


こういう説明書きはあんまり役には立ちません。
一度本を開いてみてください。
本を読む楽しみ、素晴らしい本を手にした時の喜びを、
本好きの人たちとわかちあえることでしょう。

おばあちゃんに会いに

今日は子供の日。
あいにくの雨でしたが、街中は大賑わいでした。


奈良から片道2時間半もかかってしまうのでなかなか行くことのない、
親戚のお家へ、家族で出かけてきました。


90歳を超える祖母に会うのは久しぶりで、
すっかりご無沙汰していました。
冬場の寒さがこたえるようだったので気になっていたのですが、
会ってみると、まだまだしっかりとしていて元気そうでしたので、
嬉しく思いました。


持参したお寿司屋さん特製のちらし寿司を美味しそうに食べていましたよ。


親戚の子供さんといっても、もう成人してお仕事をしているお嬢さんがいます。
そのNちゃんのメインの仕事はイラストレーター。
とてもオリジナリティのある60年代風の人間味あふれる絵を描いています。
今日はその作品の絵ハガキやブックレットをいただきました。
のびのびとしたその絵の線に、楽しさが現れていて、
これからもたくさん好きな絵を描いてほしいな、と思っています。


叔父さん、叔母さんたちもお元気そうで、
なによりです。


親戚というだけで、何かと話が通じてしまうのが不思議な面白さです。
わいわいとおしゃべりをしているうちに時間が経ってしまいました。


おしゃべりのし過ぎなのか、解散した後は、お疲れモードです。
いつもより早くお風呂に入って休む予定です。

2014年5月4日日曜日

プルースト 鈴木訳と井上訳

ここまでプルーストを読んできて、
現在7巻目「ソドムとゴモラⅠ」で停滞中です。
気がつくとなんと一年もお休み中。
一年に二冊というペースは保っていきたいところです。


私が読んでいるのは、
集英社文庫の鈴木道彦訳です。
それは鈴木道彦さんの「プルーストを読む」集英社新書
エッセイ「異郷の季節」みすず書房
回想録「越境の時」集英社新書
を読み、鈴木さんのお人柄に惹かれたことが最大の理由です。


訳文はほぼ現代文で成り立っていて、
会話も馴染みやすく、ある種の明るさを伴い、わかりやすく思っています。
ところどころ慣習や、服装、振る舞いなどが古風な部分なので、
それが現代風な表現と交じり合ってオリジナリティな訳文だとも感じています。


さて、昨日本の整理をしていた際に出てきた一冊。
同じくプルーストの1巻目「スワン家の方へ」、
こちらはちくま文庫の井上究一郎訳です。
これをぱらりぱらり読んでみると・・・


率直な感じが古風に感じられる訳文です。
流れるように語られる鈴木訳と違っていて、
井上訳は固さはあるのですが、明確なイメージが描かれています。


もしかすると、もしかしないでも、訳文そのものは井上訳の方が好みかも。
単に私は読みやすく感じるのです。
読みやすいことと、理解しやすいことはイコールではありませんし、
続いて鈴木訳を読んでいくつもりですが、
これは井上訳も読まねばならぬ、と思いだしているところです。

手向山八幡宮へ



手向山八幡宮と書いて、“たむけやまはちまんぐう” と読むそうです。
奈良公園の奥、若草山の北隣に鎮座しています。
8世紀ごろ東大寺の守護神として創建されたそうですが、
場所は異なり、後に今の場所に移ったそうです。


全く知識が無いまま、手に持った絵馬を納めに、
トコトコと奈良公園へ向かいました。
GWの真ん中の日曜日とあってか、人、人の波。
東大寺のあたりは、あまりの人のせいか、鹿たちも姿を見せず。


そこから15分くらい東へトコトコ。
暑すぎもせず、
新緑の中を歩いていくのは、心地よい森林浴であります。
東大寺や興福寺に春日大社がある奈良公園の中では、
手向山八幡宮はこじんまりとして見えました。
これくらい奥までくると鹿もちらほらと、草をハミハミしてました。


無事に絵馬をくくりつけ、お参りを済ませて、
今度は北側の三月堂の方へ抜け、
二月堂を仰ぎ、
東大寺の裏道へ出ました。


この坂道は白壁と土壁が並び、少し曲がりくねり、
そのたびに眺めが変わる風情のある景色のよいところです。
春先には木蓮や桜が壁越しに見え、美しいです。
今日はそんな道までも人が多く行き交い、
色々な言葉が飛び交うインターナショナルな場所となっていました。


明るい陽射しと人にまみれて少々疲れましたが、
“銀杏や”のエクレアを手にして、
早めに帰途につきました。


少し休憩して、夜を迎えることにしましょう。

2014年5月3日土曜日

「異都憧憬」を手放す

このお休みの間に本の整理をすることにしました。
また、まとめて伏見屋書林さんに送ります。
色々な本が混在しているので、ご迷惑かもしれませんが。


本棚の奥の方に、
「異都憧憬 日本人のパリ」 今橋映子著 平凡社ライブラリーが
ありました。


この本と出合ったのは1993年、書店の海外文学のところに積んであった、
大き目の白い本でした。
良い本と出合ったときのピンとくる感覚があり、
手に取ったところ、とても面白そうだが、大著であり値が張ること、
この著者についても全く知らないということから、買うのは見送りました。
その後、この本と著者が高い評価を受けたことを知るにいたり、
文庫化されたのを幸いに手に入れたのです。


この本を読んで考えていたのは、
自分に学才があったらば、こういう比較文化の世界に進みたかったということでしょうか。
文学の世界から派生し、絵画や写真等、繋がっていく世界は広がって、
アラベスクのような文様にも見え、
それぞれのジャンルに梯子をかけていくようでもあり、
一冊にまとまったこの本は広く世界に興味を誘う多彩な書物です。


その後の今橋映子さんのご活躍は関心のある方にはご承知のとおりです。
妹さんも美術評論の世界でご活躍されています。


そしてずいぶん時が経った今、
若い頃は夢があったというよりも、
ずいぶん背伸びしていたとあきれるばかりです。
これほどの奥深く、広い内容を追いかけることは凡人には不可能です。
単に遊ぶことくらいは許されるでしょうか。


これまでそういった難しい本に手を伸ばしては、
溜息をついてきました。


憧れの本はそれはそれで余裕のある時に手にするとして、
しばらくは、自分に近しい本を読んでいこうと思います。
堀江敏幸さんや須賀敦子さんの本、
ユルスナールやプルースト、カルヴィーノなどなど。
心理学の本を少しと、キリスト教とキリスト教美術に関する本を少し、
哲学の本は考えることを促すために。


本に世界を広げてもらったお礼をどこかでしなければいけないかもしれません。

2014年5月1日木曜日

首位決戦は勝利しました!

セ・リーグの首位争い、阪神vs広島の甲子園での試合は、
幸いなことに広島が3連敗をまぬがれ、首位をキープしました!


新人ピッチャー同士の投げ合いで、
ちょっとどきどきしました。
大瀬良投手、健闘中です。


4月にはいってから、セレッソ大阪のフォルラン選手もピッチが上がってきて、
ゴールを次々と決めています。
長居もいかんとあかんなぁ。
カープ女子ならぬ、セレ女も増えているそうで、
席が無いかもしれません。


昨夜の就寝は2時、
朝の6時には悪夢で眼が覚めてしまいました。
4時間しか寝ていない・・・まずいです。
今日は職場の人も少なく、気楽に過ごせましたが、
明日は体調整えて行かなくては。


明後日からは4連休です。
真ん中に気の張る行事が入っているので、
そんなにのんびり気分ではありませんが、
とりあえず、一時的に、仕事から脱出です。

カープ、4月首位キープ!

広島カープが首位で5月を迎えます。
春先は調子がいい傾向にあるカープ。
とはいえ、気になる要因はあります。


防御率3点台を誇る投手陣ですが、
若手が多いので、打撃陣のバックアップが必要なところ。
野村投手が2戦連続かなり打たれ込まれました。
どうするのかな・・・気になるところです。
勝てるイメージを作れればいいのですが、
身体的、技術的に何かあるのかもしれません。


しぶとい打撃陣は、
今のところ野村監督の入れ替え作戦が功を成しています。
キラが調子を戻してくれたら、楽になると思います。
そして栗原ですね、はよぅ戻ってきてくれぇ。
小ぶりながら、日替わりヒーローでよくがんばっていると思います。
◎印といえるのはエルドレッドですね。


毎日試合中のスコアを眺めるのが楽しみな日々。
良くも悪くもその内容によって、ピッチャーの調子がわかり、
楽しませていただいてます。


先日の負けはしましたが、バリントンと阪神のメッセンジャーとの
投げ合いがすごかった。
8回に打率1割台の福留選手に一発打たれてしまって、それが決勝点となりました。
でも、緊迫した試合もスリリングで、
観ている方としてはこういうゲームも興味深いと思われました。


なんていいながら、
前田(智徳)様がいないことを寂しく感じています。
何か物足らない。
ちょこちょこと催しに参加されているニュースは入ってきますが、
ベンチに前田様がいないのは、何か忘れ物でもしているような気分です。


最近増えているというカープ女子ってどんな人なのかな?
それも謎です。

まったく眠れません・・・

今夜も眠りは訪れず、
お布団の中でぼんやりとしています。
たぶん大阪に出かけたり、帰ってからもゆっくりとした時間を
持たなかったせいだと思うのですが。


心の中で先生の言葉が渦巻いています。
先日の診察でおっしゃった“真実を見つめ、反省すること”、
“いつまでも進歩が無いでしょう”という言葉。


ここ数年の進歩の無さには、自分でも気がついていることです。
仕事は前に進んでいくので、流されながらも慣れていっていますが、
プライベートにおいては、ほんの少しずつしか前進していません。


両親との生活や読書のこと、そしてはっきりと表れている薬が減らないこと。


大橋トリオも心を落ち着かせてはくれますが、
それだけに頼るわけにもいかないようです。


ぐるぐると頭の中で整理のつかないことが回っています。
そして日々は流されるように過ぎてゆくのでした。


焦ってもだめなこともはっきりとしているのですが、
自分自身を見守っているのも、限界であるような気がしています。


なんらかの形で一歩を踏み出さなければ。