2014年11月30日日曜日

11月30日

とうとう11月も終わりです。


今年は楽しい12月が迎えられるように、
11月から仕事もプライベートも少しずつ準備をしてきました。
ささやかなことばかりですが、
一応女性ですから、身の回りのことなどを片付けたりして。
毎年12月の声が聞こえてきてから、バタバタしていたので、
段取りをするのは大切だなぁと、今さらながら考えています。


プライベートでの、次の大きなプロジェクトは来年の夏から
スタートする予定です。
それまでに、がっちり本を読もうと思っています。
プルーストの10巻を読んで、
「バルナブース」を読み上げて、
それから?
モディアノを一冊読んでみようと思っています。
本当は蓮實先生のボヴァリー夫人論が読みたいのですが。
あまりの大著ですから、いまだ躊躇しています。
「カラマーゾフ」も再読せねばなりません。


心に余裕ができたら、
ラブレーを読みたいのですが、
全くその余裕はありません。
キャパ無し。
何時まで経っても読めない、この悲しさよ。


最近の本では多和田葉子さんの新刊や、
絲山秋子さんの新刊も気になっています。


どうしてこう“きょろきょろ”してしまうのでしょうね。
好奇心につい負けてしまうのでした。
一つのことをじっくりするのが、憧れでもあります。


嬉しいことに、先日生けておいた5センチのローズマリーに、
根が出てきました。
この冬は水耕栽培して、
暖かくなったら、春に土に植えてあげましょう。


12月は節目の時期でもあるので、
また今後のプランを見直してみましょう。
そして新たな一年を迎えたいです。

フォルランの去就は?

セレッソ大阪のJ2降格が決まりました。


今季はフォルラン獲得のニュースから始まり、
ファン層も拡大、とニュース満載でしたが、
監督が2回交代したりしても、悪状況は打開できず、
まったくもって、の結果となってしまいました。


試合を観戦されていた方なら、
試合運びの悪さや、選手のコンビネーションの悪さ、
状況にお詳しいかと思います。


最悪な試合は何をおいても最悪な気分、状態です。
ストレスが溜まる一方でしょう。


選手自身、運営陣も同じではあるかと思います。
が、何か原因があるのでしょう。


来季は早々にフォルランが構想から外れていると聞いています。
あれだけの選手を持ち腐れにするのは、あり得ません。
フォルランを活かすことのできる国、チームに移籍をするのが、
良いのではないかと、思われます。


負けてもかっこいい姿のフォルラン。
セレッソで本領を発揮する機会がなかったことを、
とても残念に思っています。


大阪にあわへんかったんかもしれませんね。

2014年11月29日土曜日

さようなら、アダム、コーデリア

イギリスの推理小説作家、P.D.ジェイムズが亡くなったそうです。
94歳という高齢でした。


専業の小説家となったのは、
仕事の定年を迎えて60歳を過ぎてからだったそうです。


冊数はそう多くはありませんが、
作品の質は大変高く、評価もそれにふさわしいものだったのでした。


私の心の恋人、アダム・ダルグリッシュは、
作品中で、聡明な恋人エマと出会い、結婚するに至りました。
彼らのハッピーエンドで締めくくられたことで、
シリーズは落ち着いたといえましょうか。


コーデリアのシリーズはもう少し読んでみたかったですね。


お迎えがきたのならば、それは仕方のないことです。
ご冥福をお祈りするとともに、
これからも作品を再読していきたいと思います。

2014年11月26日水曜日

手に入れました

悩んだ末、先日の書評の後押しもあり、
ついに購入いたしました。
「トリュフォー 最後のインタビュー」 山田宏一・蓮實重彦著 平凡社


冒頭を立ち読みしてみたのです。
蓮實先生のエスプリにいきなりやられてしまいました。


正直に言いますと、
これだけの映画のほとんどをタイトルしか知らないのです。
そこまでシネフィルではない、のでした。
でも、これまで山田さんの本を読んできて、
知らない映画のことでも、知らない監督のことであっても、
とても楽しむことができました。
読めば読むほど、“どんな映画だろう!?”と関心がむくむくと湧いてきて、
好奇心が踊り出すのです。
この本もそうなりそうな予感がしました。
山田さんたちの映画への愛が溢れているのが、
伝わってくるのでしょう。


関西ではガーデン・シネマが閉館となり、
アート系の映画が観れるところはますます減っています。
フランス映画社も倒産してしまいました。
私の場合、駅近くのツタヤも閉店してしまったので、
レンタルさえ困難な状況です。
本も読みたいけれど、映画も観たい・・・。
悩みはつきません。

2014年11月24日月曜日

ローズマリーの植え替え

苗で買ってから数年、
大き目の鉢一杯に広がって、
枯れかけたり、復活したりを繰り返している可哀そうなローズマリー。
ようやく地植えに植え替えをしました。


昨日から植え替え付近の雑草刈りをして、
付近を地面を整えて、
さあ、まずは穴掘りだ。
穴を掘ったら、たっぷり肥料、お水。
で、鉢からローズマリーを取り出そうとしたのですが、
しっかり根詰まりしていて、びくともしません。
さかさまにして、鉢をたたき、
引っ張ったり、根をほぐしたりしながら、
2人がかりでようやく取り出しました。
半分くらい根をほぐして、カットし、
ようやく土の中へ。
土をかぶせて、たっぷりお水をあげて、終了。
ここに落ち着いてくれるといいのだけれど。
後は天まかせです。


昨日に引き続き、今日もたっぷり寝ました。
昨夜は23時ごろから、お腹の大激痛に襲われたので、
疲れてしまいましたが、
今朝起きたら元気。
痛くないのが嬉しくて、またほっとして寝てしまいました。
三年寝太郎。


今週は色々と行事があり、
最後の土曜日には気が重い健康面接が待っています。
国の方針で、治る見込みのある成人病予備軍に指導するそうです。
ほっといてくれ、どうせ医療費削減のためでしょ。
強引に指名され、プライバシーに入り込まれるようで、
とても憂鬱です。
病気の話も説明しなければならないだろうし、
これで会社の閻魔帳に何か書かれたらどうしよう?
不安がいっぱいなのでありました。


悲観型心配性のツキスミ。
粛々と日々を過ごすことにいたします。

「ハンナ・アーレント」

「ハンナ・アーレント」 矢野久美子著 中公新書


この本について語るだけの知識も読解力もありません。
ですが、ハンナ・アーレントについて、関心を持つきっかけとなりました。
なんらかの形でメモに落としたかったのですが、
あまりの非力のため、専門家のよる書評に譲りたいと思います。


◎ドイツ文学者 池田浩士氏による書評 日経新聞より


 20世紀の政治や社会を顧みるときだけでなく、いま私たちが
生きる現実を考えるうえでも、ハンナ・アーレントという思想家は、
ますますその重要性を増している。彼女が対決した諸問題は、
いっそう深刻にこの現実を支配しているからだ。その諸問題とは、
彼女が「全体主義」と呼んだ政治・社会体制のなかで私たちを包む
無関心、差別と排外主義、歴史的事実の歪曲、そしてそれらを演出し
正当化する巨大な政治的暴力と、これを座視し追認して恥じない私たち
自身の深い退廃である。
 本書は、そのアーレントの生涯と思想を、彼女が生きた時代との関連のなかで、
主要な著作の紹介と評価に即して、簡潔かつ的確に叙述している。
アーレントについては、日本でもすでに少なからぬ研究書・概説書や評伝が刊行
されており、なかでも、晩年の彼女と親交のあったエリザベス・ヤング=ブルーエルに
よる詳細な伝記と、精神分析家・哲学者のジュリア・クリステヴァによる
思想的評伝は、アーレントの全体像を知るうえでの基本文献である。
本書も、ヤング=ブルーエルの大著に多くを負っていると思われるが、
しかし決してそれのようやくや簡略版に終わってはいない。
 ドイツのユダヤ人だったアーレントは、ナチスが政権を掌握したのち、
フランス経由でアメリカに亡命した。そこで69年の生涯を終えるまで、ユダヤ人や
「生きる価値のない存在」たちに対する暴虐の社会的根拠を問い続けることが、
彼女の終生の課題となった。ユダヤ人の真の解放はシオニズムとイスラエル国家樹立
によっては実現できないと考え、「隣人であるアラブ諸民族の重視、小国との連帯」を
提唱した。大量虐殺の実行責任者アイヒマンが逮捕されたとき、イスラエルでの裁判を
傍聴した彼女は、アイヒマンを「怪物的な悪の権化ではなく思考の欠如しった凡庸な男」
として描き、問題はナチズムだけのものではなく、無思考な体制順応の生き方をする
誰もがアイヒマンになりうると論じて、ナチスを免罪するものだと非難され、
ユダヤ人の友人の多くを失った。
 著者は、こうしたアーレントの姿勢と思想に深く共感しながら、しかし熱っぽく
その思いを語るのではない。アーレントの思想自身に語らせ、その思想への手引きの
役割を着実に果たしている。読者は、紹介される諸著作の概要を知り、自分でそれを
読む意欲を触発される。新書という限られた枠のなかで、アーレントへの
最適な道標が示されたというべきだろう。


・・・という大変重い本です。
でも、とても読みやすく、アーレントという人物がどのように生きたのか、
それだけでも、とても刺激を受けることができます。
途中、友人となったメアリー・マッカーシーが現れます。
メアリー・マッカーシーといえば、「アメリカの鳥」の著者ではありませんか。
たしか学校の先生が書いたような雰囲気の、少々固めの若者の成長物語でありました。


しっかり生きなければいけませんね。
大変ですが。
今度も選挙がありますし。
いい加減に自分のことだけを考えていたら、
怖い道に進んでしまうかもしれません。

2014年11月23日日曜日

連休の一日目

昨夜は疲れという悪魔に襲われ、ベッドの上で気を失う。


今朝はあまりの陽射しの気持ちよさに襲われ、再び気を失う。


昼食後はあまりの心地よさに満足して、気を失う。


夕方からようやく始動。
掃除、庭片付け。


夕食後は「とどめの一撃」の序章を読み、
あまりの難解さに再び気を失う。


岸本佐知子さん風にやってみたいのですが、
うまくいきませんね・・・。
面白さがまったくない。
ここで、なんやらに遭遇とかあったら、ハプニングなのですが、
そういうことは全く起こらず、普通の日曜日でした。


でも、なんだかとても疲れていて、いくらでも眠れることは事実です。
明日も寝るのでしょうか・・・?!

2014年11月20日木曜日

ローズマリー、それから「密やかな結晶」

芦屋の川べりから積んでこられたわずか5センチのローズマリー、2本。
念のためと、ガラスの小さな花入れに入れておいたら・・・、
お花が咲きました☆
可愛いです。
綺麗なブルー。


ガラスの小さな花入れが好きで、
ちょこちょこと集めていました。
ガラスのコップも好きです。
今は薔薇たちが彩ってくれています。
ガラスのクリアな質感に加え、
水に光が反射している様子が綺麗。
濃い緑がよく映えます。


昨晩熱心に読んでいたのは、
小川洋子著「密やかな結晶」でした。
息をつめて肩を縮めて読みふけり、
最後までくると、大きなため息。
物語の続きを勝手に想像しています。
物語は生きているから、
その続きは読み手の心の中に
きっとあるはず。
とても充実した読書でした。

2014年11月19日水曜日

ただいま読書中

2日前から読みだした本。
ただいま佳境で、すっかり本の中に入っております。


今日はメモなど書く予定でありましたが、
庭仕事、パスタ作りなど忙しく、
夜は夜で読書に勤しんでいます。


でも、就寝タイムは守らなければいけません。
でないと、また不眠になってしまいます・・・。


というわけで、今夜はこれで失礼いたします。

2014年11月16日日曜日

ようやく上向きになってきました

急激に襲われた腹痛も治まってきました。
ちょっとゆっくりした後は、しくしくと痛んだりしますが、
ひどい痛みはありません。
それと、一応内科のお医者さんも訪ねて、
説明をして、お薬一式を出していただきました。


右膝の関節痛もようやく治まり、
普通になりました。


痛みが去って、身体がほっとしています。


後はぼちぼちと仕事をするようにしたいところです。


風邪ひきにも注意しなければいけませんね。


今夜も早めに寝て、気持ちを落ち着かせたいと思います。


では、おやすみなさい。

積み上げた本を片付ける

だんだんと冬らしさが近づいてきました。
桜も赤く染まっていたものが、散り始めましたね。
さらに暖かいお布団が大好きになるのでありました。


気が付くと机の上には本が積み上げられています。
自分では把握しているつもりが、
それでも20冊もいかないので、本当の読書家に比べれば、
ましな方かと思います。


読みかけていたパヴェーゼの「月と篝火」。
数冊パヴェーゼを齧った結果、
パヴェーゼの少々マッチョな感じ、男性的な部分ですね、
に馴染めないことを理解しました。
内向的な部分は好ましいのですが。


「ハンナ・アーレント」については、
まだまだ読みが足らず、知識がついていかず、
アーレントに関する本をもう少し読んでいかないと、
これではお話にならない、とこれもようやく理解。


堀江敏幸さんの「郊外へ」、「おぱらばん」は平行して再読。
第一作目と第二作目と特徴がそれぞれあり、
読み比べもなかなか面白いものでした。
もう少し冷静に読んで、掘り下げられたらいいのですが。


プルースト第9巻、これはメモを書かねばなりません。
どういう内容であったか、自分でわからなくなってしまいますから。


「嵐の夜の読書」池澤さんの書評から、
面白そうな本をチェックしましょう。
またまた読みたい本が増えていきます。


これから読む本として、
「バルナブース」ようやく登場です。
「密やかな結晶」小川洋子著 初期の本は苦手なのですが、
これなら読めるかもと、チョイスしたものです。
のんびり楽しみたいです。
「異国の客」これも池澤夏樹さんの本、それも3度目。
ブログでも読んでいたので、何度目になるでしょうか。
池澤さんのノンフィクション物はとても楽しいです。
でも、近頃はお説教っぽくも感じられます。
もともと池澤さんには、そういった要素があったようにも思いますし、
読み手側にも変化があるのでしょう。
今月から刊行される日本文学全集も楽しみなところです。


とあれこれ右左に積み上げて、
あちこちに格納です。
ほんとはまだあるのですが、
いい加減読書がバレバレなので、これくらいにしておきます。

2014年11月15日土曜日

週末にたどり着きました

今夜は何も考えずゆっくり眠ることができます、
明日、目覚めるまで。


今週の後半は低空飛行で、身体が重く、頭も微妙に痛くて、
右膝も激痛となり、“どっこいしょ”の連発でした。
隣のおじさんに“どっこいしょおばさん”と呼ばれています。


読書も堀江さんの「象が踏んでも」を毎日15分くらいずつだけ。
後は、次回はどっさり本を買うぞと意気込んでいて、
思いつくまま欲しい本のリストを作っています。


蓮實先生のボヴァリー夫人論を一番に挙げていたのですが、
ものすごいボリュームに恐れをなしているところです。
あんな大きな重い本をどうやって読んだらいいのでしょう?
文庫化されるのを待ちましょうか。
いつかなると思うのですが。
こういう素人読者には、文庫くらいがちょうどいいです。
筑摩書房さん、よろしくお願いいたします。


偶然見つけたトリュフォーのインタビュー本。
もちろんトリュフォーといえば、山田宏一さん+蓮實先生。
冒頭を立ち読みしていて、あまりの面白さに、
これも文庫化を待つべきか?と悩んでおります。
山田さんの本はとても好きです。
映画への愛が詰まっていて、とても大らかなのです。
映画や絵画などの本は一方的に語られることが多いように感じられて、
なかなか読めないのですが、山田さんの本なら大丈夫。
さて。


よおく考えて、これまで保留していた本や、
シリーズで読みたかった本などをチェックしています。
みすず書房さんと白水社さんの本は、
またまとめて直販で買う予定です。


こうやって悩んでいるときが楽しいですね。
先日は久しぶりに本屋さん梯子で計4時間も滞在してしまいました。
そして買った本といえば、手に入れやすい文庫本ばかり。
それでも、しばらくは軽めの本を、と思っているので、
ちょうどいい本が見つかったと、ほくほくしております。
本屋さんでお買いもの、素敵に楽しい時間です。

2014年11月13日木曜日

仲良しになれない サンテックス

「星の王子様」をフランス語で読んでみよう!と意気込んだまでは良かった。
でも、よいテキストが見つかりません。
解説だけのテキストはだいぶ難しい。
対訳だけの本なら、仏語のテキストと訳書で十分。
初心者用のは文法解説ばかりで、内容が不明瞭。
解説だけのテキストにして、後は辞書を引き引きが王道かな・・・と、
考え中です。


もともとサンテックスとは、あまりいい関係にありません。
憧れて、新潮文庫を何度買ったことでしょう。
そして何度も挫折。


相性が悪いのかもしれません。
いやいや、サンテックスの言いたいことがわかっていないのです。


もう少し噛み砕いてもらえれば、
その神髄がわかるかもしれません。
と、期待して、いつかみすず書房版を読んでみようかと思っています。

2014年11月12日水曜日

「ドミトリーともきんす」

「ドミトリーともきんす」 高野文子著 中央公論新社


この本、漫画売り場でようやく見つけることができました。
でも、あなどるなかれ。
高野文子さんです。


とてもやわらかな線。
楽しい構成。
妙味のある会話と展開。
丁寧な解説が付され、
科学や物理に明るくなくても、
とても楽しめます。


突き詰めれば、難しい内容なのですが、
心優しさのあふれる素敵な本です。


高野さんの本では「黄色い本」が好き。
今回のこの本も何度もくり返して読んでいます。

少々疲れが

昨日は通院日でした。
5週間開くと、ようやく診てもらえるという安心感があります。


今月に入ってからの身体のだるさ、疲れ、夜中の腹痛についてご相談。
疲れがでているようですね、ちょっと低下しているようですね。
でも、もうお薬は増やしたくないですね。
と、言われ、確かにお薬は増やしたくないので、
今のままで様子をみます、ということになりました。


低空飛行が続くようであれば、抗鬱剤を増やさなければなりません。
それは、避けたい。
ので、ゆっくり休むことにします。


幸いにも仕事のピークを越えたところなので、
ちょっとのんきにできるかもしれません。


重い思考も、重い本もしばらくは避けなければいけません。
体感的にそれはわかるので、
またしてもフォートリエ展を観ないでしまいました。
予定では昨日行くはずだったのですが、
きっとダメージがあるだろうという気がしたのです。


で、しばらくは気楽に読める本で楽しもうと思います。


明日は冬将軍到来だそうです。
皆様も暖かくしてお過ごしください。

2014年11月10日月曜日

今夜もいたた

昨夜の痛みはいったいなんだったんだろう?
と思えるくらい、今朝はぴょこんと起きました。


日中も異常なし。


だのに、夕食後またしてもお腹イタイタ。


どうしてだろう・・・?


右膝もとても痛くなっていて、
イタイタだらけになってしまいました。


ひたすら楽になりたいです。
できることは、お医者さんに相談して、
お薬を出してもらうこと。


お薬まみれですが、幸い胃は丈夫です。
がんばれ、私の身体。

FMラジオのゲストは中村文則さんでした

毎週日曜日、FM802で放送されている「ヴィンテージ・ガレージ」。
毎回、様々なジャンルで活躍している人がゲストとなって、
進行役のロバート・ハリスさんと街を車でクルージングしながら、
ヴィンテージな音楽と、ゲストとのトークが流れるという、
なかなか凝った番組です。


今日のゲストは作家の中村文則さんでした。
まだお若いのに、次々と作品を発表し、
アメリカでも評価の高い作家です。


個人的には芥川賞受賞作品「土の中の子供」を始めとして、
どの作品も重く、暗く感じられ、
好みとは違うので距離をおいてきました。


でも現役の若手作家のトークは、なかなか聴くことのないチャンスだと、
わくわくしながらチャンネルをセットしました。


とてもご自分のことを理解されていて、
どのような作品を書いていくか、しっかりと見据えておられます。
お話する様子は普通の若い男性で、
きちんと話されますし、客観的にも意見を述べられていて、
聴いていても、とても楽しかったです。


作品がダークなのは、もともとの素養らしく、
人を観察するのがお好きだとか。
人の内面を見つめることが、上手なのだと思いました。
そんな人間性が表された作品であれば、
ダークであっても、感心が高まります。
一度読んでみよう。


ラジオの番組から新しい楽しみが生まれました。

深夜の腹痛

先ほど、12時ごろから腹痛に見舞われています。
最初はわずかな痛みだったので、そのまま就寝したのですが、
だんだん痛みがひどくなってきたので、
前に内科のお医者さんにもらっていたお薬、
鎮痛剤、抗生物質、下痢止めを飲んでみました。


30分くらい経ちまして、少しおさまってきました。
何故こういうことがおきるのか、
それも深夜に。
まったくわかりません。
夕食には生の物も食べていませんし、普通の食事でした。
食後は何も食べていません。


私の腹痛は精神的なものだと、診断されていますが、
ほんとに、参ってしまいます。


これで睡眠時間が減ってしまうので、
明日はしっかりしないといけませんね。

2014年11月9日日曜日

メグレ警視との出会い

ある時期に、河出文庫からメグレ警視シリーズがしばらく刊行されていました。
いつの間にか、止まってしまったので、売れ行きが芳しくなかったのかもしれません。
そのうちの一冊を手に取ってから、メグレ警視との旅が始まりました。


いつものごとく、謎解き、トリックは横において、
メグレ警視のじっくり捜査を見守ります。
とても安心感を抱かせる人物ですね、メグレは。


少しずつ読んでいったのですが、
今発売されているメグレ物はすっかり読んでしまいました。
後は、かつて出ていたシリーズ全巻物を古書で入手するしかないでしょう。
なので、古書屋さんにお願いしようと企んでいます。
でも、急ぎません。ゆっくり読むのが妙味なので、
いつか手に入ればいいと思っています。


メグレ警視が食べたメニュー、奥さんの手料理の本もかつてありました。
その本も読んでみたいです。
昔のフレンチはバターを使った重いお料理が主ですが、
煮込み料理など、とても私好みなのです。
作り方を見て、お味を想像してみたいです。


ここまで全体を見て、私は少し古めの時代のミステリが味わいがあって好き、
ということが言えるでしょう。
でも、話題作は一応ちょこっと読んだりしています。
ベストセラーになる作品はどこか無理があって、
満足できないことが多い、
また、日本の作品は良い出来だけれど、肌合いが悪い、
などと注文が多い読者ですね。


今は「特捜部Q」のシリーズがお気に入りであることは、
ご承知いただいているでしょう。
北欧物を読むことはあまりないだけに、
社会観察としても、興味深いと思っています。


純文学とはまた違った面白さがミステリにはありますね。
何故だかわかりませんが、ピンとくる作品を手に取る時の、
どきどき感は、他の本とは違った楽しみがあるようです。

雨の日曜日

今日は一日しとしとと雨が降っていました。
暗くて、寒くて、悲しい気分のする日曜日。
おかげで、またしても昼寝に力が入ってしまいました。


職場の10月からの忙しさも落ち着いてきました。
と、安心した瞬間、年末恒例の書類一式がやってきました。
この書類、働く人はたいてい出会っているものですが、
ここまでややこしい書式のものに出会うのは、
この会社で初めてで、毎年難儀しております。


今年も後2か月を切りましたが、
やり残したことはないかな?
課題はあっても、年末にはすっかり忘れております。
体調はぼつぼつ、頭痛は今のところ無く、
無理のないようにスケジュールを組んでいますし、
春ごろに悩まされた腹痛もコントロールできるようになったし、
やっぱりゆっくり寝て疲れを取るのが一番かな・・・と実感しています。


長い間遠出をしないので、再来年あたり泊りがけで出かけられたら、と
長期間のだんどりを考えたりしています。


なんて思っていても、きっと職場で変化があるか、何かが起きる。
それで、また大変なことになる。
そんな不安も無いことはありませんが、
いつも言われています、“山より大きい猪は出ん”。
まったく、そのとおり。

2014年11月8日土曜日

一山越えて

長くかかっていたお勉強の課題をようやくすべて仕上げることができました。
一つの山を越えたような気がします。


降りてみると、次の山々が見えています。
次はどの方向に向かって行こうか、考え始めました。


とても具体的で、現実的な山、乗り越えることも不可能ではなさそうです。
あるいは、峰々が連なるけれど、好きな景色が見える山。
登ってみても、あまり達成感がなさそうな山。


遠回りをしてでも、一つ一つ踏破するしかないでしょうか。


ほんとは登山は苦手なのだけど、
見える景色が違うというのは、
トンネルを越えていくのとも異なった感じです。


ぽつぽつと歩いていきましょうか。

2014年11月5日水曜日

第三次マイ・ミステリ・ブーム

20代のミステリ・ブームが去ってしばらく、
今度は少々昔のミステリに興味が湧いてきました。


きっかけは、ドロシー・セイヤーズのピーター・ウィムジィ卿のシリーズです。
頭の回転が素晴らしく早く、キレがあり、もちろん育ちからして、
何をしてもスマート、そしてとても好奇心旺盛なピーター。
筋はどうでもいい、ピーターの話を読む、というめちゃくちゃな読み方を、
していましたら、ついに脱線。
「五匹の赤い鰊」でとうとうトリックについて行けなくなってしまいました。


もともとトリック物は苦手なので、当然ではありましたが。


ミステリ好きというならば、少しは古い作品を読んでおかねば、
ということにも気づいて、
「黄色い部屋の秘密」や「赤毛のレドメイン家」やチェスタトンなど、
色々と手を伸ばしてみました。
チェスタトンのブラウン神父物はずいぶん期待したのですが、
またしてもトリックについて行けず・・・。


それでようやく理解したのは、
私はミステリ的な要素は好きだが、ミステリそのものは苦手だということです。
これで、少し、ミステリに距離をおくようになりました。


でも、その後にメグレ警視との出会いがあったのです。
そのお話は次回に。

「嵐の夜の読書」

「嵐の夜の読書」 池澤夏樹著 みすず書房


池澤夏樹さんの書評は毎日新聞をはじめとして、
目に触れられる機会が多いかと思います。


その特徴はなんといっても読みやすさです。
取り上げた本の筋や特徴をわかりやすく解きほぐしてあるところでしょう。
それには、本をよく読み、世界を知らねばなりません。
その上、好奇心もなければ、新しい世界へ飛び込むこともできません。
そういった素養を十分に兼ね備えた方として、
池澤さんの書評は大変優れているかと思います。


「嵐の夜の読書」には1999年から2008年の書評が取り上げられています。
普段はなかなか読まないジャンルの本についての紹介は、
たいへん助かるものです。


池澤さんの個人的な感想も述べられているので、
こちらも親しみやすくなりますね。


「ブッキッシュな世界像」から30年、
長く池澤さんの書評には接してきていますが、
みすず書房から出ている「読書癖」シリーズも、とてもおすすめです。
若い頃にはわからなかったことも、
今となれば、なんとなく理解できたような気がしたりして、
齢をとるというのも、いいものだと思うのです。
もちろん失っているものもあるわけですが、
今ここにいるのが大切だと思うと、
若い頃のいい加減さに少々あきれたりもするこの頃です。

2014年11月3日月曜日

文化の日でした

文化の日、お天気になりましたね。
ちょっと寒くなってはきましたが。


あまり大したことはせず、
のんきに一日を過ごしていました。
つまり寝ていた、ということです。


ラジオもあまりかけず静かに。
そしてとうとうプルースト9巻を読了しました。
読んでいると、やっぱり面白いのです。
実に不思議な作品です。
可笑しいくらいです。
で、10巻はまたしても“囚われの女Ⅱ”。
アルベルチーヌとの決着をつけないと、
これは終わりませんね。


と、寒々しい空を見上げて、庭を眺めると、
私のし残した雑草たちがまだまだはびこっているのに、
反省の念が。
11月中にこの雑草たちをサクサク刈って、
すっきりとした年末を迎えねばなりません。
緑が少なくなり、枯葉が舞い出すこの時期は、
とても寂しいです。
心がしょんぼりしてしまいます。
冬は根を張る時期なのですね。
私もしっかり心の栄養を蓄えねば。
もちろん体力と体重も?!

「塩一トンの読書」

「塩一トンの読書」 須賀敦子著 河出文庫


表題となっているエッセイは、
人を知ることの重み、読書の重みを伝えるものとして、
いつもながら味わい深く他所で読んだ記憶があります。


この本は、主に本についてのエッセイと、書評をとりまとめてあります。
これまで私は須賀さんの書評にあまり感化されることがありませんでした。
書評というより、エッセイに近く感じており、
また取り上げられる本が私の好みとは違っていたことも理由でしょう。
でも、でも、今回じっくり読んでみると、
好みが違うのに、読みたくなってくる書評であるように感じました。
須賀さんの視点が、とても広角に広がっているのです。
そのため自分の焦点をどこに当てればよいのか、
わからなくなっていました。
落ち着いて読んでみれば、妥協のない、豊潤な知識によって支えられた上で
書かれた文章たちです。


もっとも、そういった須賀さんの個性・能力が発揮されているのが、
“作品のなかの「ものがたり」と「小説」-谷崎潤一郎『細雪』”かと思われます。
自分の中に作品を取り込み、理解をした上で、
作品批評をしている、学者としては当たり前のことでしょうが、
それでも、一般の人が十分に普通に読める内容です。


この本は単なる書評というよりも、
須賀さんの経歴等をある程度頭に入れて読まれるほうが、
内容や文章の意味がよくわかるのではないでしょうか。
ということを、いまさらながら知ったような気がします。

明日は文化の日

3連休の方も多いとは思いますが、
あいにくの雨続き。
でも、文化の日は晴れと決まっているそうです。
明日、晴れてくれるかな?


先週も何かとバタバタとばたついた職場でありました。
昨日ももう少しで残業というところを、
どうにか片付けて帰ることができました。


帰ると、やってきた弟のお土産が、
ユーハイムのフロッケン!
子供の頃によくいただいたケーキです。
懐かしさに声を挙げて、皆でいただきました。


変わらず美味しく、
でも考えてみると30年以上経っているのですから、
お味はきっと今風にマイナーチェンジしていると思います。


ユーハイム、どこの百貨店にも入っている馴染みのお店ですが、
フロッケンを一度お試しあれ。
きっと手頃に美味しくいただけると、思われます。


明日もお休みできて幸せでありますが、
その分お仕事がツメツメになってしまいますね。
せっかくですから、仕事など野暮なことは言わずに、
明日を楽しみましょう。

2014年11月2日日曜日

二十歳ごろのミステリ行脚

その当時は大き目の本屋さんに立ち寄って帰るのが日課でした。
何も買わないことが多かったのに、
本の背表紙を眺めて、あれこれ考えてみるのが楽しかったのでした。


自分好みのミステリはないかと思っていましたが、
ある日見つけたのが「料理人が多すぎる」レックス・スタウト著。
これで、すっかりグルメ・巨漢・ユニークな探偵ウルフとそのチームに
はまってしまいました。
大当たりです。


大当たり、ということで、もう一つはまったのが、
「大はずれ殺人事件」クレイグ・ライス著。
このシリーズもお話は面白おかしい内容で、
キャラクターがとても冴えています。
ヘレンが最高に素敵!
コメディ・タッチが好みの方にはぴったりです。


いずれも古いアメリカの作品で、
現代にはマッチしていませんが、
こせこせせず、ゆったりとしているところ等、豊かさを感じさせます。
現代物を読むと緊迫感が重要視されているような気がするほどです。


その頃に出だしたのが、女性探偵物でした。
今も続いているサラ・パレツキーのシリーズ物や、
スー・グラフトンを気分よく読んだものです。
爽快感がありましたね。


その中で、「女性には向かない職業」P.D.ジェイムズには、
とても暗い印象を受けて、これはダメだわ、と思ったのでした。
ところが、数年経ち、時間待ちをしなければいけなくなった時に、
偶然手に取ったのが、「皮膚の下の頭蓋骨」。
これも主人公は同じくコーデリアなのですが、
これが素晴らしくよかったのです。
それ以来、P.D.ジェイムズは大のお気に入りとなりました。


加えて、サイコ物が出だした頃でもありました。
読みました、「羊たちの沈黙」。
絶句しましたね・・・。
もちろん続いて「レッド・ドラゴン」等も読み、
パトリシア・コーンウェルも早々に読んでみました。
あまりにも恐ろしい描写にだんだんと辟易するようになり、
サイコ物はこのあたりで卒業しました。


当時のミステリではスティーブン・キングが人気でした。
貸してもらったりもしたのですが、
怖くて、怖くて、読めません。
なんだか手に持っているだけで、恐ろしい気がしたのです。
で、読めずに終わっています。


フレンチ・ミステリにも興味があったので、
2,3冊読んでみましたが、あまりピンときませんでした。
その本の翻訳者は、直木賞作家の藤田宜永氏と記憶しています。


昔の話、そのものですね。
共感できる方はいらっしゃるでしょうか。


次回は、ミステリ読書新たな展開、です。

「霧の向こうに住みたい」

「霧の向こうに住みたい」 須賀敦子著 河出文庫


どのエッセイのエピソードも、
ずいぶんと前のことだと思われるのに、
すぐ目の前で繰り広げられているシーンように感じられます。


彼女、ミーナやビアンカがいきいきと声をかけ、
須賀さんがにこにことそれに応えている。

また、その場所に立ち、眼前にその建物がたっていたり、
ゆっくりと階段をのぼっていたり、
まるで、つい最近経験したばかりのことのように。


これらは須賀さんによって言葉と文章に置き換えられて、
そのまま時間が止まっているかのように息づいているのだと、
気が付いたのでした。
思い出なのだけど、今も息づいている。


あまりに思いが深くて、
言葉や文章にされていても、自ずとそれが伝わってくる。
随筆の醍醐味を味わうことができるのでした。


また、他のエッセイに書かれているささやかな事柄が、
ここではメインテーマになっていたりして、
あぁ、白い本棚はこうして出来上がったのだな、とか、
めずらしく登場する料理オッソ・ブーコはこの本が出会いだったのだ、とか、
須賀さんのエッセイの補助的な役目も果たしてくれています。


それにしても、心の豊かな方だったのだと、
読み終えて、溜息をついています。

2014年11月1日土曜日

ミステリを読み始めた頃

ミステリのお話をすると、止まらなくなってしまうかもしれません。
でも、ミステリが読みたい気分なので、ちょっとだけ。


子供の頃にシャーロック・ホームズやルパンやカッレ君を読んではいましたが、
その頃は児童書なので、ミステリには入らないような気がします。


中学校に入って、図書室の常連となった頃、
アガサ・クリスティーと出会いました。
新しい赤い文庫本がずらりと並んでいて、
手に取るのも楽しく、すっかりはまってしまいました。
私はポワロ派、友人はミス・マープル派と、
それぞれご贔屓があったりして、
英語が得意な友人は、頻繁に引用されるマザー・グースを調べていて、
クリスティーのその活かす技を読み解いたりしていました。
私はもちろんのんびりテキトー読書でしたが。


その後には、エラリィ・クィーン等の有名な作品を、
そして横溝正史などにまで手を出すようになりましたが、
なぜか、この時期のミステリ行脚はこれで終了。


今もクリスティーはゆっくりと読んでみたいと思うこと度々です。
TVドラマでのポワロ物はよく観ていたことがあります。
吹き替えがあまりしっくりこないと感じていましたが、
映像による創造はとてもユニークで、面白く楽しんでいました。
お気に入りはミス・レモンのファッション・スタイルでした。
とてもシックで素敵・・・でもミス・レモンって?


TVドラマのミステリではジェレミー・ブレッドのシャーロック・ホームズが、
秀逸でしょう。
背筋がひんやりとするような雰囲気の映像となっていて、
実によくできていましたね。
DVDを入手したい物の一つです。


映画のロバート・ダウニーJr.の現代版シャーロック・ホームズも面白半分で、
観てみたいです。


二十歳ごろに再びミステリ・マイ・ブームがやってきました。
そのお話はまた後日。