2014年10月31日金曜日

急に思いついたのは

ふと、薔薇のことを思い出しました。
「星の王子様」に出てくる、一本の赤い薔薇。
とても気位が高く、気ままで、わがまま・・・そういう人は苦手、
子供の時のそういった印象が強くて、
「星の王子様」自体を遠巻きに見ていました。


今は数多くの人の翻訳が出ていますが、
作品の本質は変わっていないはずです。
一度、池澤夏樹訳でも読んでみましたが、
そう感じています。


あの薔薇は寂しがりなんだ。
そう思いついたら、
もう一度「星の王子様」が読んでみたくなりました。
お家には古い単行本がありますが、
この本はフランス語の入門本としても有名です。


そ、フランス語で読んでみようかな?
というのは無理でも対訳本、もしくは、解説付きの本ならいいかも。
急にそんなことを考え始めました。


私の赤ちゃん級のフランス語でも、
どうにかなるかもしれません。


となると、ちょうど良いテキストを探すことから始まりです。
新しいことを思いつくと、うきうきと楽しくなる、この単純さ。

2014年10月30日木曜日

スロー再スタート

ここ3週間近くまともな読書を怠っていたツキスミ。
今日は短い時間ではあったけれど、
久しぶりに本の世界に埋没できました。


「塩一トンの読書」 須賀敦子著。
再読にあたって、とくに注意はしていなかったのですが、
個人的に新たな発見もいくつかありました。
小さな本ですが、読み応え十分。
女性のエッセイは苦手という男性であっても、
読書好きなら、頷いてくれるはずです。


河出書房新社からムック「須賀敦子ふたたび」も出ており、
まだまだ読みこなせていない須賀さんの本に加え、
熟考された論評等を読むことができそうです。


さてさて、手元に入ってきたのは、堀江敏幸さんの文庫「象が踏んでも」。
やっぱりこちらから読むことになりそうです。
堀江さんのエッセイはとても和やかな心地になれるので、
セラピー効果もあるような気がします。
来月には「なずな」も文庫化されるそうで、
こちらも再読が楽しみです。


朝夕が冷え込むようになり、
秋も深まりをみせています。
私は苦手な季節到来に少々緊張しています。
皆様も暖かくしてお過ごしくださいね。

2014年10月29日水曜日

ROLLOへ

神戸は元町方面へお出かけしてきました。
いつもコースは同じなのです。
それは、母がロロへ行くには一人では無理と言うから。


朝も早めに出かけまして、
奈良から2時間、西へ向かってトコトコ。
にしむらで珈琲をいただいて、落ち着いたところで、
まずは、順徳へ。
大好きなネギ汁ソバ、小チャーハン付と春巻きをいただきました。
これはほんとにやみつきになる美味しさです。


食後はすぐ北へ出て、ワンウェイへ。
オリジナルのノートや手帳、葉書、文具が揃うお店です。
ささやかだけど、素敵な葉書等を購入して、嬉しい。


それから斜め前のロロへ。
12時半のオープンを待ちます。
ここはアンティークのボタン、ビーズ等が
細かく分けられ、棚狭しというばかりに並べられています。
小さな綺麗な色のキラキラ光っている物を見ているだけで、嬉しくなります。
シェル細工の小さな月と鍵と小さなパールが付いたトップを購入。
母は根気よくあれこれと見ているので、
しばらくお店にたたずみました。


それから南側にあるロロ・ストックへ。
こちらは生地やチロリアン・テープが主体のお店。
今流行の北欧風の柄のシックな生地があって、
2人で悩みましたが、お互いにミシンを踏まないので、断念。
ミシンがあったら、こちらの生地をたくさん買って、
バッグやらワンピースやら、たくさん作りたーい。
母は何やら小さなテープ等を購入していました。


それから、北へ向かい姉妹店のブロカント・ティトへ。
ここは名前のとおりアンティークの雑貨のお店です。
以前ここで手に入れた白い大皿は毎日我が家で活躍しています。
今回は包装紙等を2人共が購入。
本のカバーにするのです。


その後は、大丸へ行って、
トアロード・デリカテッセンやフォートナム&メイソン等で、
お気に入りをお買いもの。


などと、好きなお店でささやかですが、好きなものばかり買いまして、
2人共満足、満足。


母は手芸を趣味としているので、
ロロへ行くのが大好きなのです。
今回も春ごろから行く約束をしていました。
私は不器用なので、細かい作業もできませんが、
何かしら作ってみたくなる、不思議な気分になるお店たちです。


お泊りができたら、もっとディープなお店にも行ってみたいのです。
神戸も奥が深いですね。
山から海へ流れる風が気持の良い一日でした。

2014年10月28日火曜日

いらっしゃいませ

このブログでは、どちらの国の方が閲覧してくださっているのか、
確認することができます。


初めてと思われる国からの閲覧があると、
とても嬉しくなって、思わず、
「いらっしゃ~い!」と叫んでしまいそうになります。


ここの部分は大阪弁のイントネーションです。


時々、新聞でもなかなか聞くことの少ない国の方がいらっしゃいます。
どんな方にご覧いただいているのだろう?と考えると同時に、
こんなブログですみません、と申し訳なく思う気持ちでいっぱいです。


これまでのところは、
日本の方、
アメリカの方、
ロシアの方が多く訪ねてくださっています。
誠にありがとうございます。


日本語を解する方々ですから、
日本人の方が大半かと思われますが、
こののほほんブログに引き続きお付き合い願えれば、幸いです。
よろしくお願いいたします。

TVを観たい時もあります

我が家には2台TVがあります。
1台はケーブルTVなので、色々楽しめるはずです。
というのは、あいにく私の部屋にはTVは無く、
この数年TVを観ることがほとんどありません。


野球やサッカーは大きな画面で観たいですし、
とても良さそうな番組の時にはやっぱり観たいです。


もともとドラマは観る習慣がありませんし、
バラエティや歌番組も苦手です。
CMもうるさく感じますし、
基本的にはTVが無いことに困ることはありません。


でも、人との話題についていけなかったり、
笑うところで笑えなかったり、
困ることもありますね。


で、TVは繋がっていなくていいので、
画面だけが欲しい。
それからDVDとブルーレイの再生ができればいいです。
思う存分、自分好みの映画とスポーツ特集が観れれば、
満足すると思うのです。


といいつつ、ネットの動画は喜んでみています。
猫の話題は必ず。
面白そうな話題もチェック。
TVは無くとも、ネットが無いと生活できませんね。

2014年10月27日月曜日

ベニェとドーナツ

そうです、ベニェです。
クリームパンを少し小さくしたくらいで、
ふっくらとして、
まっ白にお砂糖まぶして、
口当たりさっくり、しっとり、
フランボワーズのジャムが甘くとろける。
とっても美味しい・・・と、
この記憶はいったい何時のこと?
どこでそんな美味しいベニェを食べたのか、
さっぱり思い出せないのですが、
堀江さんのエッセイであの味がよみがえりました。


「なんたってドーナツ」 ちくま文庫 には、
ドーナツ話がたーくさん。


思い出深いのは宝塚ホテルのハードドーナツ。
子供の頃からよくいただきました。


今は珈琲とのマッチングがベストのスタバのドーナツが好き。


でも揚げたお菓子といえば、やはりベニェの印象が強いです。
またあの味が食べてみたい。
やっぱり、パリに行かなくっちゃ。

2014年10月26日日曜日

疲れをとる日曜日

この一週間はなぜか身体と頭が重く、
疲れがどっと出た・・・いつの疲れでしょう?、
それに、
怖い山々を越えて、桔梗が丘を再訪しましたし、
散髪にまで行ってきました。
気晴らしは本屋さんに行けたことでしょうか。
15分ほどでしたが、落ち着きました。


そういうわけで、夜はバタンと眠り、
今日のお休みはゆっくりと寝て、
疲れを癒したのでした。


同年代の課長には、“もしかしたら、更年期かもしれへんなぁ・・・”、
と言われ、おかしな話でもないので、
“では、養命酒を飲むことにしようかな!”なんて、
違う方向に話を持っていってしまいました。
前から養命酒を飲んでみたいと思っているのです。
が、周りのおじさん達からは、“気休めやで~”と言われ、
二の足を踏んでいます。


養命酒はさておき、
更年期が現れてもおかしくはないお年頃。
よくよく体調の様子をみながら過ごしたほうがよさそうです。
偶然にも、私のかかりつけのお医者さんは婦人科の先生でもあるので、
お薬の効果が更年期にも対応することをご存じでいらっしゃいました。
という話は以前にもしましたね。


で、この一週間で読んだのは、
須賀敦子さんの「細雪」の論考だけに終わりました。
読書好き失格です。


なにか、ぐんと波に乗れるような小説が読みたいです。
感じとしては、P.D.ジェイムズのような、読み応えのある重いミステリとか。
悲しいのではなくて、哀しい方がいいです。
さて・・・。

2014年10月22日水曜日

どの美術展に行こうかな

京都でホイッスラー展、
大阪でフォートリエ展、
阿倍野で新印象派展、
奈良で酒井抱一展。


ホイッスラーは色使いが好き。
フォートリエは気になる絵がある。
新印象派は色使いの心地よさがある。
抱一は必ず行くつもりだけど、何時にしようか。


どの展覧会も気になりますが、
自分の中では、それぞれにマイナス点もあり、
すべて行くには日程的に難しいです。


東京でウフィッツィ美術館展が行われていますね。
これが一番観たいです。
さすがに巡回はありません。


くよくよ悩んでいます。

物を買う

近頃は大好きなコスメも、大好きなお洋服も、大好きな小物も、大好きなBAGも
買いません。
もともとお買いものは大好き。
素敵なものがあると、コツコツとそれを目指して、入手に向かいます。
だのに、だのに、です。
この頃は、情報としては楽しく、面白いけれど、自分には関係が無い、と
思うようになりました。


コスメもお洋服も小物もお気に入りを少しだけ.


そして毎日使う。


かつて、お金に不自由があまり無い時代がありました。
食器など、生活用品は毎日使うものだし、と考えて、
いいものを少しずつ選んでいました。
お洋服も気に入った物があったら、ぱっと買っていました。
靴もそう。そう靴フェチなところがあるのです。


でもその時代を過ぎて思うことは、
生活スタイルは変わっていくし、
社会も変わる。
そのたびに新しい物を買っていては、ついていけません。
そこまでマニアックではありませんし。


今の自分に必要な物、それだけに絞って買い物をするようになりました。
もう少し遊びの部分があれば、楽しいかとは思いますが、
つい、これであの本が買える・・・とか考えてしまいます。


単なる貧乏話ではあるのですが、
お金があったころ、幸せだったかと考えると、
そうではなかったので、一概には言えないと思います。
必要最低限度の収入を持って、
自分らしい生活をする。
誰しもが希望していることだと思います。

2014年10月21日火曜日

須賀さんの手紙

先日、新聞に須賀敦子さんから知人宛ての手紙、55通見つかったことが、
掲載されていました。
今日の朝日のネットにも同じ内容の記事が載っていたので、
ずいぶんと大きな話題になっていると、感じています。


須賀さんが晩年心を開いて語ることのできた知人ご夫婦とのことです。
写真には万年筆を使ったと思われる須賀さんの柔らかい文字が書かれた手紙が。


須賀さんが亡くなられてからずいぶん時間は経つのですが、
著作を読んだりしていると、まだ近くにいらっしゃるような気がします。
そういう存在の人の手紙・・・を読む・・・複雑です。
全集にも、書簡はいくつかありますが、
このたび見つかった手紙は、日本に戻られてからのものでもあり、
あまりにも近い過去のような気がするのです。


須賀さんはなんと言われるでしょうか。
妹の良子さんにすべてを託していらして、
ご自身の手を離れているから、もういいのよ、と言われるかもしれませんし、
ちょっと恥ずかしいわね、とおっしゃるかもしれません。
なんて、勝手に想像しています。


このお手紙、神奈川近代文学館での須賀敦子の世界展で一部展示されるそうです。
また、10月24日に創刊される「つるとはな」に2回にわたって掲載されるそうです。


この「つるとはな」も編集者の方に関心があるので、読んでみたいですし、
そうして、須賀さんのお手紙を読むことになるでしょう。

2014年10月20日月曜日

おかしな一日

朝から寝坊。
もともと半休をとっていたので、支障はなかったのですが、
用事がこなせなくて、リズムが狂ってしまいました。


ゆっくり出社してもよかったのですが、
落ち着かなくなり、早々に出社。
いつもと同じように仕事をスタート始めました。


ところが、何をやってもうまくいかない。
締切は守られず、書類は揃わず、
メインの仕事に手をつけられません。


先日桔梗が丘に出かけて下準備した仕事もうまくいかず、
今週再び再訪することに。


おまけに天敵からの電話を受けてしまいました。


帰りにはNさんとスタバで美味しいラテをいただいたのですが、
テンション上がらず、なんだか変。


家に帰っても、なんだか身体が重く、頭が痛い。
疲れる要因なんて思いつかないだけに、おかしい。
どよ~んとしているので、早めに床についたのですが、
またまた眠れない。


たぶんここのところあまり本を読んでいないからだ。
いつものリズムで動く方がいいですね。


まったく、ブログの内容になっておりません。
申し訳ありません。

2014年10月19日日曜日

もう一日休みが欲しいです

水曜日も休んでいるのに、
日曜日はいつもあっと言う間に終わってしまって、
もう半日でいいから休みがあったら、と思ってしまうのでありました。
ぐうたら病ですね。


今日はお天気も良く、何をするにしても絶好の日和でしたね。
ひたすら洗濯をしておりました。
明日は下り坂といいますから、もっといろいろしておけばよかったです。


ということで、本日も無読書。
自慢にはなりません。
毎日、本のことはあれこれと考えているのですが。
そう、神保町に行きたい!です。
一度歩き回ったことはあるのですが、
神保町に毎日仕事帰りに通っている人のブログを読んでいると、
ひたすら羨ましいのです。
それは古典等ではなく、ミステリのせいです。
ハヤカワ・ミステリを古書店で買い占める、夢です。


しばらく前に、大阪のよく通る古書店のウィンドウに、
八木義徳の全集がありました。
いつか買おうともくろんでいたら、
そのお店が無くなってしまったのです。
ああ、出会いは一瞬。


二週間以上本屋さんに行かないと、
うずうず、鬱憤がたまってしまうようです。
無読書さんには、そのせりふは似合わないかな。

2014年10月18日土曜日

桔梗が丘へ

朝早く、電車を乗り継いで、
田んぼを横目で見ながら揺られ、川を渡り、谷を越えて、山を走り抜け、
ようやく桔梗が丘に到着しました。


名張市に入ると、それまでの山深いところから転じて、
明るく開けた土地が広がっていました。


桔梗が丘はとても広々としたよいところであります。


平井堅のファンの人はこの土地の名をよくご存知かと思います。
歌のタイトルにもなっていますね。


桔梗が丘へはお仕事で行ったのですが、
肝心な用事は準備段階までしかできず、
また、出かけなければならないかもしれません。


でも、あんなにのびのびとしたところなら、
いつでも行きます。
ただ、ひなびた山の中を通るのが怖いのでした。
その間はひたすら街中が恋しく、ぐっと我慢でありました。


ちなみに桔梗が丘を含む名張市は、大阪市通勤圏内です。

2014年10月17日金曜日

明日はお出かけ

明日は桔梗が丘へ行ってきます。
桔梗が丘って、どこ?
はい、三重県名張市にある街です。

2014年10月16日木曜日

「文盲」

「文盲」 アゴタ・クリストフ著 堀茂樹訳 白水uブックス


2011年に亡くなったアゴタ・クリストフの自伝。


いつものようにシンプルで必要なことだけを記すことで、
強烈なインパクトを持つ作品です。


亡命するということが、どれほど大変なことか、
始めて知ったように思います。


私も「悪童日記」でアゴタ・クリストフを知りました。
この本を読んで衝撃を受けない人はあまりいないでしょう。
あまりにリアルで、小説とは思えない。
でも小説という体裁をとることで、作品として成り立っている。
これに続く「ふたりの証拠」、「第三の嘘」を読むと、
めまいを起こしそうになります。


この3冊があまりに傑作だったので、
かえって他の作品を読まずにきました。
「文盲」は「悪童日記」の映画化もあるためか、
新書化されたので、読んでみましたが、
改めてアゴタ・クリストフの人間としての力を知ったように思われます。

2014年10月15日水曜日

幸いにして休日

仕事が嫌いなわけではないけれど、
やっぱり休日はほっとします。
解放感たっぷり。


先日まで、アリステア・マクラウドが亡くなったことを知りませんでした。
カナダの作家で、書かれた本は3冊だけ。
3冊とも新潮クレスト・ブックスに入っています。
また、いつか新しい作品が読めると思っていただけに、
残念です。
 “誰でもみんな、去っていく。でも嘆くことはない。
  よいことを残してゆくのだから。” (「すべてのものに季節がある」)


と、急にマクラウドが読みたくなってきました。
クレスト・ブックスの目録を見ていると、
まだアリス・マンローも読んでいないし、
他にも気になる作品があります。


などと思い出すと、次々と読みたい本が現れます。
亀山郁夫訳の「カラマーゾフの兄弟」も読みたいし、
それに関する亀山さんのドストエフスキー本も読みたい。
池澤夏樹著「嵐の夜の読書」を読んでいるとなおさらで、
ガルシア=マルケスの「わが悲しき~」も読んでみたいし、
「思想としての共和国」という本も興味深いし、
前から目をつけていた「風の影」というミステリーもやっぱりよさそうです。
書評集は楽しすぎます。


読書好きって、やっぱりビョーキだ。

2014年10月14日火曜日

「弱いつながり」の読書メーター

東浩紀さんの「弱いつながり」を検索してみました。
自分に都合よい情報しかヒットしないようになっているとは知りつつも。
私は自分の探している情報はなかなかヒットしないことが多いので、
この「弱いつながり」についても、色々と見てみました。


一番多くの意見が一度に見れるのはこの“読書メーター”ですね。
比較的好意的な意見が多く、
自分の読んだポイントを重ねてみて、
観光客になって、現実と対峙するという大切さが、
皆の関心を引いたことがわかります。


もちろん批判的な意見もありますが、
本に対しての効力はあまり強く感じられないように思われます。
例えば、『観光客になること自体が、普通の人には困難である』等。
それは当たり前のことだと思います。
私は、観光客の視点、態度、気持ちの揺れが大切、ということだと解釈しています。


他のサイトで、気になる指摘を見つけました。
偶然で成り立っている現実を受け入れて生きているという、東さんの意見に、
『もし、自分にとって不利な偶然の場合は受け入れることが可能か?』という、
意見でした。
これには東さんもツィートされていまして、興味深いところでした。


さて、皆さんはどう思われますか?
自分にとって不利な偶然・・・実はかなりの部分がそのような気がするのですが、
受け入れる度量はあるでしょうか。
私はその時には偶然とは捉えず、必然だと思うことにしています。
受け入れるというより、見つめるという感じでしょうか。


受け入れがたい事実の方が多すぎる人生、世の中、
どちらかというと、悲観論者、そんな私です。

2014年10月13日月曜日

13日の体育の日

台風19号が通過中です。
速度が上がったので、早く通過していきそうですね。
各地への被害が少ないように、と思うばかりです。


奈良では想像ほどではなかったので、
ほっとしています。
過去に紀伊半島を襲った台風では大きな被害がでましたから、
皆その時のことをよく話します。
奈良は比較的天災の被害が少ないところかと思います。
火山も無く、大きな河もあるにはありますが、
昔から住みやすいところなのでしょう。


体育の日の祝日でしたが、
あいにくのお天気で、
皆、お家に閉じこもっておられたかもしれません。
どんより、強い風、吹き付ける雨。
というわけで、今日もテンション上がらず、
ちょっとおつかいは行きましたが、
それ以外はまた寝ていました。
お薬が効いているのかもしれませんね。
でも、減らすのはとても怖いので、勝手にはできません。


一つできたこと。
「嵐の夜の読書」池澤夏樹著を読了しました。
また折を見てメモをUPしましょう。
「ハンナ・アーレント」のメモもUPしようと思いながら、
自分の中でまだ咀嚼できていず、いつになったら、日の目をみるでしょうか。
書きかけのメモもあるのです。
私にとっての夜が長ければ、少しは進む可能性があるのですが、
日銭稼ぎにいそしむ私には、両方はちょっと難しいです。


さて、これからしばらくは本腰を入れなければならないことがあります。
読書もプルーストに戻って、秋を過ごすことにしましょうか。

2014年10月12日日曜日

おとなしくしていました

連休一日目。
おとなしく寝ていました。
目をつむるといくらで寝てしまえる恐ろしさ。
先祖には三年寝太郎もどきがいたに違いありません。


こういうゆっくりした日にじっくり本を開けばよいのですね。
それが頭もぼんやりしていて、
何一つ考えることもなく、
一日が過ぎてゆきました。
ぼんやり。


明日は少しはテンションを上げていかないと、
いつもの生活に戻れなくなってしまいます。


先日読んだ東浩紀著「弱いつながり」がとてもよかったことを考えていると、
この本をテキストに読書会ができるといいな、と思いました。
誰にでも読みやすい内容、文章ですし、
本の装丁も持ちやすく、値段も手頃です。
自分なりに考えたことを述べ合う場があると面白いだろうと。
でも、そういったことができるほど、気概も体力も人脈も無い私ですから、
他の人のブログを覗いたりして、
皆さんの意見を読んだりしてみたいと思います。

2014年10月11日土曜日

連休ですが、台風が

毎週のように大型の台風がやってきます。
今回も日本列島を縦断しそうです。
東の方は14日の朝の通勤が気になりますね。
きっと学校等はお休みになると思いますが、
お勤め人はそうもいかず。


私も14日の仕事は大変なことになりそうだと予想しています。
I課長は13日もスタンバイしてくれます。
天災とはいえ、毎回大変ですね。


天災というと、木曽御嶽山の捜索は本当に大変なことです。
亡くなられた方々も多く、哀しみもつのります。
厳しい環境の中、携われている方々のご苦労に頭が下がります。


とりあえず、私は明日と明後日は連休させていただきます。
とても身体は疲れているので、ぐっすり眠れるかと思います。
でも、なんだかやり残していることがあるような気がしてなりません。
なんだろう・・・?
CSで広島が阪神に負けてしまったことが原因か?
まず、ゆっくり休養して、また考えてみます。

2014年10月10日金曜日

眠れるかしら

職場の外注プロジェクトにようやく慣れてきたかと思っていたら、
兼任の方の仕事が山積みになっていました。
油断大敵です。


で、ここのところ残業続きです。
残業の無い職場しか、勤められないので、
この会社に長くお世話になっています。
今時、残業の少ない会社は珍しいでしょう。
この会社の一般社員が残業が少ない理由の一つを、
発見して、ふむふむと唸っています。
自分にとってはありがたいことでもありますが、
いつまで続くでしょうか。


残業するとテンションが上がったままになりますね。
と、夜が遅くなってきて、いつまでも目がパチクリしています。


世の中では次々と色々な事件が起こっていたり、
新鮮な話題があったり、と騒々しいというか、にぎやかというか。
どれもさわりだけしか見ていないので、
少々不安ではあります。
大事なことを見落とさないようにしなければいけません。

2014年10月9日木曜日

モディアノの名を聞いて

今年のノーベル文学賞にパトリック・モディアノが選ばれたと聞いて、
頷かれた方も多いのではないでしょうか。


私が初めてモディアノの名を知ったのは、
20年前の堀江敏幸さんの処女作「郊外へ」においてでした。
「記憶の場所」という章で、モディアノの「特赦」から始まり、
他の著作に目を配りしながら、ある特定の場所に行きつくお話です。


堀江さんがお好きな方なら、この時点でもうすぐにモディアノの著作を
読み始めておられたでしょう。


私にはモディアノの本のタイトルがあまりに暗さを感じさせるので、
距離をおいていました。
ただ、堀江さんが「八月の日曜日」を翻訳された時には、
読んでみましたが、これは入口間違いというもの。


それからしばらくが経ちますが、
相変わらず食指が伸びないままできました。


ノーベル賞の受賞で嬉しいことは、
その方の著作や関連書がたくさん出る・・・とは決まっていませんが、
少しは本屋さんの書棚をにぎわしてくれるのがいいところです。


フランスの古典にもなりつつあるモディアノの本、
代表作からでも読んでおきましょうか。
食わず嫌いはよくありませんし。


それにしても、毎年ある作家が受賞するかどうかが話題になりますが、
いい加減にしてほしいというのが本音です。
世界に広く親しまれているというだけでも十分ではありませんか。


立派な人を知ることができる、という意味で、
ノーベル賞のニュースは嬉しく聞いていますが、
身内騒ぎはほどほどにいたしましょう。

皆既月食

今夜は皆既月食を観ることができましたね。
オレンジ色の不穏な予感を呼び起こす暗い月。
しばらく経つと、光り輝く白い月に戻り、
ほっとしました。


天体観察はまったく疎く、
星の観察もしたことがありません。
すごく遠いところにある、というだけで、気が遠くなりそうです。
それだけに興味を湧きたてられる人も多いのでしょうね。


左目がここ数か月ゴロゴロとしていたので、
ようやく眼科に行ってきました。
若く明快に話してくれるお医者さんだったので、
一緒に様子を観察しながら、
たぶん理由は結膜乳頭であろう、ということでした。
あと、少しキズが見られるそうです。
で、目薬を一つ。


そして、5日間ほど、目薬を差し続けていると、
ようやくゴロゴロがとれたようで、
目が軽くなりました。
もうこれで大丈夫そうです。


まだこの程度ですが、
年を重ねると他の部分にも支障が出てきて、
お医者さん通いが増えそうです。
と、齢を重ねつつある両親を見ているとそう感じるのでした。


今日は少しずつ読んでいた須賀敦子さんの「霧のむこうに住みたい」河出文庫を
読み終えました。
寝る前に一章ずつ読んでいたのです。
気持がとても落ち着きます。
幸いにももう一冊河出文庫から「塩一トンの読書」が出ましたから、
続いて、ゆっくり読んでいきたいと思います。


うぅぅ、プルースト9巻が止まっています。
今年中に読了したいのですが、
興味の持てないテーマ(囚われの女)なので、
とろとろとしか進めません。
強引に読む、危険ですが、これしかなさそうです。

2014年10月8日水曜日

「弱いつながり」

「弱いつながり」 東浩紀著 幻冬社


気鋭の思想家が書き連ねていた連載をまとめた本ですが、
一般向けに親しみやすく、読みやすい、
そして主張を平らな言葉で表現した内容です。


いくつかのポイントが記されています。
①情報は複製可能、時間は複製できない。
②言葉に頼った議論はメタ化しやすい。
③歴史認識は共有できないもの
④言葉での争いを止めることができるはモノだけ。
⑤ルソーが提示した「憐み」により個人が繋がりあえる
⑥グローバル化の本質はコピーから始まる
⑦ネットの強みを活かすには弱いリアルを導入する
⑧ネットは体力勝負の消耗戦
⑨弱い絆は偶然性の世界
⑩現実を知る


などですが、
ネットの世界ですべてが集約できるわけではなく、
事実として認識可能な「モノ」を自分の肉眼で確認することにより、
対象により近づくことができ、「憐み」という感情を抱くことできる。
「モノ」がコピーであるかどうかよりも、それが何を示しているか認識することが大切。
よって、旅に出て、観光客となり、様々な事象に触れること。
観光客になるということについても、考察されていて、
その良い点について説明されています。


普段の生活の中で、ネットや新聞やTV、雑誌等のメディアで、
標準とされているものと自分とを比較するという作業から、
切り離すことができそうに感じられる本です。


私は、自分を取り戻すことができる本、という風に受け止めましたが、
これからは、こうやって世界と繋がっていこう!と、具体的に述べている、
未来の本でもあるでしょう。

2014年10月7日火曜日

食欲増進!?

この十数年の間に、なんと10㎏近く太ってしまったツキスミであります。
凄い数字ですね。
見た目も凄いです。
どすこい、どすこい。


もともとは痩せていて、困ることはあまりなかったのですが、
治療を始めてから、しっかり食べるようになりました。
太りだしてからは、気をつけようとはしていたのです。
でも、どうしても食べてしまう。
お腹がとてもすくのです。
もりもり、ぱくぱく。


そうなのです、ずっと飲み続けている“ドグマチール”というお薬。
大変おだやかな作用で、気持ちを落ち着けてくれる薬です。
私も体感的にスムーズに飲むことができます。
が、その“ドグマチール”は、食欲を増進する胃薬でもあったのでした。


どうやらそのようだとは、調べてわかっていましたが、
今日、薬剤師さんの客観的な意見により、はっきりといたしました。
口頭で告げられると、正当性が高まるような気がします。


「でも、食欲を我慢すると、かえってストレスになってしまいますから、
ほどほどにコントロールできるといいですね」
と、なだめられて帰ってきました。


食欲とストレスとの戦いは、ついに火ぶたを切ったのであります。

2014年10月6日月曜日

無念・・・

広島カープ、最後にきて2連敗、3位が確定しました。
これが実力なのでしょうね・・・
もう一息、力が足りない、戦力が足りないです。
優勝をしよう思えば、もうワンランク上の戦力を整えねばということが、
はっきりとしたと思います。


でも、広島は基本的に自前の選手ばかり。
カープ・アカデミーで育ててきた選手もいます。
そして、外国人選手のスカウト陣の選球眼も素晴らしい。
ずいぶんと辛抱してきましたが、
皆が育ってきていると思います。


ここから先のCSにはあまり欲は出さず、
淡々と応援したいと思います。


そして来年に繋げていってほしいですね、
全国のカープ・ファンは熱く見守っています。

2014年10月5日日曜日

茂木健一郎さん講演会

生駒市のたけまるホールにて、
今日のお昼すぎから脳科学者の茂木健一郎さんの講演会がありました。


ホールは定員300人くらいでしょうか。
小学生から80代くらいの方まで男女ともに様々な年齢の方が
来られていました。


茂木さんの講演の内容は、
一般の人向けですから、
とてもわかりやすく楽しくハイテンションでありました。


アンチエイジングとして、ドーパミンが分泌されるように、
新しいことに挑戦してみましょう、とか、色々おっしゃっていましたが、
細かいことは、たくさん出ている素人向けの著作でも読めますね。


新しい体験を前向きにすることで、
ドーパミンがたくさん分泌される・・・だから色々な仕事をするのです、と
言われていましたが、
もともとお好きなのでしょうね、理屈だけでなくて。


その他にもたくさん、たっぷり1時間半、
立ち止まることなく演壇を行ったり来たり、腕立て伏せまでご披露されて、
笑いと拍手満載です。


個人的には、一般向けの著作を数冊読んでいるので、
どういうことをおっしゃっているのかは、
だいたい知ってはいたのですが、
その人物はどんな人だろう、と思って参加したのでした。


とにかく頭の回転スピードが速い、状況把握が早い、
要点を掴むのも速い、おちつきがない(本人の弁)。


ご自身で言われていましたが、
切り替えが早く、それも切り替えてからすぐトップスピードへもっていける、
のだそうです。
それはなんとかなんとかが機能しているからとか。


好奇心も旺盛な方だし、人がお好きなようだし、
もちろんおしゃべりでもある。


人並みに劣等感もあるとのこと。


などなど、想像していたとおり、お茶目な人物でありました。

2014年10月4日土曜日

本日はベッドに沈没

今日はほぼ一日寝ておりました。
9時には一度起きたものの、
またぐっすりと寝てしまい、
11時に起きて、お昼の用意、お洗濯。


お昼の後片付けをした後は、
再び昼寝と称して、ベッドへ。
目を閉じたとたんぐっすり寝てしまいました。


夕方には起こされて、
遅めのおやつをいただいて、
夜ごはんのパスタを作ったのであります。


が、何かをした記憶がほぼありません。
でも、それだけ疲れていたということで、
よく眠れてほっとした一日でありました。


台風接近中、皆様ご用心ください。

とんぼの本

先日、本屋さんで新潮社のとんぼの本を探していました。
文芸書のところでは見つからず、尋ねてみたところ、
美術関係のコーナーにあったのでした。


久しぶりに美術関係の本を眺めていると、
レメディオス・バロの分厚い解説書があったり、
バルテュスの本が平積みで数種類置いてあったり、
物珍しさも手伝って、きょろきょろしてしまいました。


美術評論にはとても疎く、
バルテュス関係の本は読んでみたことがありますが、
歯が立たずで、
これは、理解の外だと判明しております。
でも、絵は観るのは好きだし、
それでいいか、と思っています。


そしてとんぼの本。
きれいな正方形の写真を中心とした手に取りやすい本ですね。
写真も綺麗だし、レイアウトも見やすいし、
読むところも随所にあります。
総合的な入門本として、最適だと思って時々購入しています。
と、ちょうどそのとんぼの本の目録が届いたので、
あれも欲しい、これも欲しいとなってしまいました。


フェルメールの本、
青山二郎の本、
白洲正子の本、
白洲正子は青山二郎のお弟子さんのような関係ですが、
私が初めて白洲さんの本を読んだのも、青山二郎に関する本でした。
もう30年近く前のことで、まだ白洲さんはご存命でした。


英国のOFFの本も面白そう、
澁澤龍彦のイタリア旅行、
イタリア関係はどれも良さそうです。


今回手に入れたのは、
プーさんの手書きの地図が表紙となって魅力を掻き立てる、
「石井桃子のことば」でした。

2014年10月3日金曜日

今週はこれでおしまい

今日は金曜日で、いつもなら明日も出勤ですが、
仕事のだんどりがうまく運んだので、
水曜日の代わりのお休みをとることにしました。


無事に外注プロジェクトも滑り出し、
まず第一段階クリアでしょうか。


スムーズに寝付けるようになったので、
早く就寝できており、
まずまず体力も一週間持ちました。
これからもストレッチ&簡単ヨガを続けたいと思います。


でも、応援していたオリックスが頂上決戦でソフトバンクに
負けてしまいました。
(ソフトバンクさんは優勝おめでとう!です。)


それ以上に不満なのは、広島が阪神に追い詰められたことです。
日曜日の巨人戦に負けたら、3位転落です。
あかんや~ん。
今年前半にフル回転していた一岡投手が戻ってこれそうなのが朗報です。


来週は変則で動く予定です。
台風も近づいてきました。
またまた何かあるかもしれません。

2014年10月2日木曜日

“新古伊万里をつくる”

暮らしのうつわ花田さんから、
たびたび送られてくる葉書。
今回は“新古伊万里をつくる”と題した催しをされるようです。


平成の古伊万里を手がけられている陶芸家は、
藤塚光男、村田森、海野裕、須谷窯、吉岡将弐、西納三枝、山本恭代、宮岡麻衣子
と多くの方が顔を揃えられています。


江戸期の古伊万里も並べられるそうなので、
見応えがありそうですね。


和・中・韓・洋の中でも最も好きな器は古伊万里です。
古いものを愛でるのも良し、
新しいものを手に入れて、愛用するも良し。


しっとりとした写真を観るだけで、行ってみたい気持ち満載です。

2014年10月1日水曜日

さて始まり、始まり

今日から10月です。
庭の紫色のミントが満開になりました。
ポンポンみたいな形で可愛らしく、色目が秋らしく感じられます。


この一週間は、寝る前にストレッチを軽くするようにしています。
そのせいかどうかはわかりませんが、
全身のこわばりが少し楽になり、
眠りにつくのも、スムーズになってきました。
精神的にも楽なような気がします。
気温が落ち着いてきたこともいいのかもしれません。


さて、仕事の外注プロジェクト初日。
今日はあまり問題も起こりませんでしたし、
相手先のシステムの稼働スタイルも見えてきて、
上々のスタートと言ってよさそうです。
実際はこれからなのですけど。


まずは安心して、
今日も安眠できますように。