2014年9月30日火曜日

ぷんぷん

ぷんぷん、してます。


何もわかっちゃいないのに、
えらそーに。
筋がとおる話なら、
耳も貸すけど、
言ってることがむちゃくちゃや。


明日、箱を開ければすべてがわかる。

カープ本

昨年セ・リーグ3位、
今年は春先からAクラス維持とあって、
カープ人気が燃え上がっています?!


本屋さんのスポーツのコーナーに行くと、
ある、ある、赤い本がたくさん並んでいます。


どれも面白いテーマを掲げていて、
それなりに楽しめそうです。


現役選手たちを取り上げた本は一番人気でしょうか。
マツダスタジアムの紹介本も、色々な話題満載で楽しい。
一度行ってみたいです。
真っ赤に染まった、工夫たっぷり、マエトモ坊やもあるスタジアムに。


つい買ってしまいそうになったのは、
引退した前田くんと、コーチの石井さん、トレーナーの鈴木さんの対談本です。
立ち読みしていると、ついつい引き込まれてしまって。
う~ん、前田ファンとしては、見逃せないところでしょうか。
まだ、悩んでいます。

2014年9月29日月曜日

プティ黒薔薇会

今夜は2か月も前から約束していた黒薔薇会。
奈良でNさんとゆっくり、たっぷりおしゃべりしていました。


いつも職場でもお世話になっているNさんは、
私よりずっとお若く、素直で、優しく、大らかな方です。
そして飲みっぷりも素晴らしい。


普段から気になっている職場の話や、あれやこれやと、
話はつきることがありません。


時々こういう時間を持たないと、
本音で話すことがありませんし、
また、正直にお話できる方がいるのは、
大変ありがたいことです。


Nさん、おつかれさまでした。
懲りずにまた行きましょうね。

2014年9月28日日曜日

散髪

予定どおり散髪に行ってきました。
ただいま“ちびまるこ”カットを目指して伸ばし中。
ようやく長めのショートカットになったところです。


ここ2,3年市販の手に入れやすいシャンプーを使っていましたが、
どうも髪質が重くなり、からまるようになっていました。
シャンプーをいいものにしてみようと思い、
かつて使っていて気に入っていたメーカーの物に戻すと、
あらら、1週間でさらさら、軽やか~♪になったではありませんか。
この調子でいけば、まるこカットも不可能ではなさそうです。


などと、カットをしてくれるKさんとお話も弾んで、
さっぱりとしました。
一か月に一回美容室、必須です。


いつのまにか、蝉も鳴き止んで、
秋の夜の声が聞こえています。
今は金木犀の香りが漂っています。


店頭にはもうコートまで並び始めていました。
だんだんウールの物が気持よくなりますね。


人ごみに飲み込まれながら、パタパタと用事だけ済ませてきましたが、
あっという間に、日曜日が終わってしまいました。
寝るまでの時間、少しでもぼんやりとしてみましょうか。

ブログを書いていて気が付くこと

このブログを書いて、読み返してみると、
自分が気になっていることばかりの内容であることに気が付きます。


いつも体調のことばかり気にしています。
いつも好きな本を読みたいとばかり言っています。


楽しいことないんかいな、と言われそうですね。
もちろん、楽しいこともたくさんあります。
ただ、楽しいことをすると、とても疲れるのでした。


まだまだ体調を上向きにする努力が必要ですね。
まずは、それからなのでした。

今宵は宴会そして明日から

今夜は弟が帰ってきていたので、
盛大に鱧ちり宴会となりました。
家族皆おしゃべりなものですから。


デメルのこじんまりとしたクーヘンを2種類、お土産で、
とても美味しかったし、いつもながらパッケージが素敵です。


さて、明日からは、長丁場となりそうです。
日曜日はカットと用事で大阪へ。
月曜日はプティ・黒薔薇会。
外注プロジェクトの最終準備も待っています。
(PCに明るくないメンバーたちの分もあるのでした)
水曜日は出勤で、外注プロジェクトがスタートします。
しばらくは水曜日は出勤して(当番制で営業しているのです)、
状況をみなければいけません。
プロジェクトを理解している人間が課長と私だけですから、
課長が他の仕事で詰まっているときには出動です。
とはいえ、身体が持ちませんから、
できれば土曜日にお休みをとりたいです。
眼科も行かねばなりませんし。


どうしてこんなスケジュールになってしまったのかは、
今となってはさっぱりわかりません。
一か月先までの予定を見て、溜息をついていますが、
ま、マイペースを守ってまいりましょうか。

2014年9月26日金曜日

おかしくはないでしょうか

一つ目、イスラム国は何故あれほど非道な行動をするのでしょう。
二つ目、ロシアは何故ウクライナに関与し続けるのでしょう。
三つ目、子供を狙う犯罪が行われるのは何故でしょう。


世界には、日本には、わからないことばかりです。
理由があるから、そういう行いがあるのだと思われますが、
正当性が自分たちにしか見いだせない場合は、
視野を広げて検討すべきです。
その国民全員が同じ意見だとは限らないとも思います。


もちろん、もっといっぱいおかしいと思うことはありますが、
今日の新聞から取り上げてみました。


暴力に訴えるのは反対です。
その前にどうにかできないかと思います。
なのでイスラム国空爆については、
これでいいのか、考えてしまいます。


ロシアの国からのお客様がいらっしゃらないので、
何か不都合があるのか、
ただ単に拙ブログが“しょーもないから”なのか、
世界情勢が気になっています。

2014年9月25日木曜日

プロジェクトの第一の山は越えつつ

目下取り組んでおります職場の外注プロジェクトも
始動までカウントダウンとなりました。


データ等の下準備もようやく済んで、
ルールも固まって、
先方からのチーム編成などの説明もあり、
後は当方の社員の方々、関係者の方々に理解していただけるよう、
説明するという最も困難な課題を残すのみです。
人にわかっていただく、ということはとても難しいと思います。
それも机上のルールだけではなかなか。
たぶん10月1日に始まってから、
腑に落ちてくるという感じでしょう。


そういう私自身、わかっているような、いないような。
きっと、あれ?と思うことがたくさんあると想像しています。
これを好奇心で乗り越えられたらと思うのです。
もちろん関わる皆さんの協力があってこそですが。


今日一日出勤しただけで、ふぅ~っと息をついています。
この上に勉強したり、トレーニングしたりして努力を積んでいる方が
たくさんいらっしゃるのですよね。
頭が下がります。
ヘロヘロのツキスミは本も読まずに寝てしまうのでした。

2014年9月24日水曜日

落ち着いた2連休でした

本日もお休みなり~。
なんだか会社が遠くなったような気がする・・・。


今日のお勤めは草刈りでした。
ほんのちょっと動いただけで汗、汗、汗が流れます。
伸びきったラベンダー2株をばっさりしました。
来年いい芽が出てきてくれるのを期待して。
後は、はびこった草たちをザクザク、ゴリゴリ。
庭仕事にも道具は色々と必要ですね。
小さい鎌やら、小さい草かきやら、大小のスコップやら、もちろん軍手も。
柄の長い草刈りもあるのですが、コツがつかめず、うまく使えません。
後はおやじ長靴が欲しいなぁ。
私の憧れはビオトープを作ることですが、
自然の世界に弱いので、たぶん無理でしょう。
11月頃まで庭仕事はできるので、
少しずつお手伝いしたいと思います。


夕方からは、「ハンナ・アーレント」 矢野久美子著 中公新書を再読。
付箋を貼りながらの斜め読みをしました。
アーレントの著作は難しいようなので、
その思想を噛み砕いた本を読んでみたいです。
というのは、これからの時代はアーレントを下敷きに考えていくのも一つだと
思われることが多かったからです。
この本は、アーレントの生涯と思想への入門にとてもよい本だと思われます。
著者がアーレントの思想をよく理解されているからこそ、書ける本でしょう。


私は小説だけを読んでいられたらいいはずなのですが。
こうしてあれこれと興味が飛んでしまいます。


明日から楽しいお仕事ですが、お天気が今一つです。

2014年9月23日火曜日

秋分の日2014

今日は祝日でした。
よいお天気で、お休みだった方はどうされていましたか?


私はうとうと眠りと「おぱらばん」を繰り返していました。
こういう日は言うことがありませんね。


一応、お洗濯とお掃除と夜にはラタトィユを作りと、
最低限度のことはしましたが、
明日の水曜日もお休みなので、
とても気が楽であります。


ちょっと仕事のことで気になることがあったので、
課長と電話でお話もしました。


それから、生駒市で茂木健一郎さんの講演会があることを昨日知り、
即、チケット手配しました。
TVで拝見できる方ですし、ブログ等でも精力的に発信されていますから、
あえて生・茂木先生を観る必要はないのですが、
奈良に来られることなど、そうそう無いでしょうから、
目をキラキラさせて出かけたいと思います。


明日から台風の影響を受けそうですね。
用心、用心です。

2014年9月22日月曜日

秋の実り

会社の裏の丘の茂みに葛がたくさん伸びています。
その中からM氏が濃い紫色の葛の花を摘んできてくれました。
オミナエシの白い花版、オトコエシと一緒に、
ドリンク剤の瓶に生けてくれたのです。
優しいですね。
ついでにKさんがススキの穂も入れてくれました。


秋にはこういう実がなるよ、とそのM氏がくれたのが、あけびの実。
実は初体験でした。
この割れているやつを、こうしてパカッと開けてな、
こうすくって食べるんや、と言われ、
スプーンで少しだけいただきました。
が、微妙な味であります。
ちょっと生っぽい。
そして種がたくさん。


まわりの男性軍は、
子供の頃よう食べたなぁ、とか言って笑っていました。


紫色のその果物は、名前こそよく聞きますが、
不思議な味でありました。

2014年9月21日日曜日

80年代に戻る

先ほどFMCOCOLOの番組「パイレーツ・ロック」で、
懐かしい曲をたくさん聴いておりました。
この番組はそういう趣向の番組なので、
好みがあう選曲の時には、時代をさかのぼって楽しんでいます。


今夜はデフ・レパードがたくさんかかって、
とても嬉しかったです。
現在も活躍中のバンドですが、
絶頂は80年代でありました。


アメリカ、イギリスでアイドル並みの人気があったのですが、
交通事故でドラマーのリック・アレンが片腕を失くし、
そのニュースを聞いたときには、ファンであった私も顔面蒼白。
ドラムのシモンズ社の後押しもあり、復帰したときには、万歳でありました。


その直後、ギタリストの一人のスティーブ・クラークが死亡。
もうどうなってしまうのだろうと思いました。


DIOなどで活躍していたヴィヴィアン・キャンベルを迎えて、再活動を始めたバンドは、
音楽を作り、演奏し、オーディエンスたちと哀しみを乗り越えていったのでした。


発表されているアルバムの枚数はあまりありませんが、
そうやってバンドの仲間がいつも一致団結する姿と、
馴染みやすいメロディーのロックは、
親しみやすくて、とても気持ちのよいものです。


今はネットで好きな曲を聴いたり、ライブを観たりできるので、
老けてはいるものの、元気な彼らを観ながら、懐かしんでいます。

ちょいとひと休み

日頃のバタバタから逃れて、のんびり日曜日。
お薬の量もきっちり守って、
興奮を抑えるという薬は飲まずに。
ここ2,3日はとても落ち着いております。
頭イタもありませんし、
身体も重くないです。
この感じが続くように、気をつけたいです。


今週は、火曜日と水曜日が連休になるので、
嬉しいというか、仕事は忙しくなりますね。
台風が近づいているので、
お天気は心配なところです。


今日はゆっくり堀江さんの「おぱらばん」を読んでおりました。
この本は堀江さんの2作目の著作にあたり、
まどろっかしいくらい混み込みと丁寧に書かれているように感じられます。
そのあたりが、かえって素直な感覚と丁寧さと努力が伝わってきて好ましいです。


デビュー作にあたる「郊外へ」ですっかり堀江さんに魅了された私は、
この「おぱらばん」を見つけると早々に購入したのですが、
どうしても、このタイトルが気になってしかたがなかったのです。
堀江さんとしては親近感を込めての「おぱらばん」。
この語はフランス語のauparavant その前の、という意味の副詞なのですが、
一般には、その前に、と使うときにはavantという単語が使われることが多く、
その頃のフランス在住の中国人がよく使う代名詞のような言葉だったそうです。
これは第一章に詳しく書かれているのですが、
どうしてもこの平仮名表記が気になってしまいまして。
で、とうとうカバーをはずしてしまったのでありました。
どうしようもない私。


そろそろ堀江さんの新作が出てもよさそうな感じですが、
講義やゼミや講演、書評や解説等とご多忙でいらっしゃいます、
せっつくわけにはいきませんね。


今日の毎日新聞の書評を「黒ヶ丘の上で」を堀江さんが担当されています。
先日お話したチャトウィンの作品です。
ますます読みたくなってきました。


昨日の日経新聞夕刊には冨原眞弓さんのムーミン関係の大きな記事が
掲載されていました。
あこがれの冨原さんですので、嬉しかったです。


今週も快適に過ごせて、楽しいニュースが入ってきますように。

2014年9月20日土曜日

おつかれ模様

外注プロジェクトが着々と進んでおります。
私の所属する部署では初めてとなる大きな変化に、
皆ついていけるか、不安もあります。
でも、これが一つのきっかけとなり、
現在の混沌とした業務状態を整理するいいきっかけになってくれたら、
という希望というか、野望というか、無謀といっていいのか、
さてはて、どうなることでしょうか。
前向きにコツコツとデータや資料の準備に追われる日々です。
たぶん10月1日からスタートしてから、
大きな山がやってくると考えているので、
どのように交通整理するべきか、今から心準備です。
DJポリスみたいにできたらいいのですが。


ここ数日は本も読まずに、さっさと寝ています。
例の眠れない理由と思われるお薬は避けています。
残業しているので疲れていますから、ことん、と寝てしまえます。
幸いです。


明日は嬉しい日曜日。
少しでも本を読みたいです・・・。

2014年9月18日木曜日

眠くなりません

興奮を鎮めてくれるお薬を少しだけ、頓服で服用始めました。
様子をみようと、飲んでみると、
よく動いたお休みの日は全く眠れません。
昨夜も3時まで寝付けませんでした。
それが、妙な冴えた感覚があり、不自然なので、調べてみると・・・
このお薬のたくさんある副作用の内の一つに不眠が見つかりました。


今日は4時間ほどしか寝ていないので、
いつものお薬だけでパタンと寝てしまえそうです。
お薬に振り回されたくはないですよね。


同じような症状を持つ人に参考になるように、
お薬の名前もオープンにすればいいのかもしれませんが、
人によって処方されるお薬の組み合わせは違うはずなので、
お薬で助けてもらっているとはいえ、
ずっと飲むのも疲れますね・・・という感じで書いています。


これまでも、処方していただいたけれど、全く合わないということは、
何回かあります。
目が回るとか、頭痛がひどくなったり。
合うお薬はとても自然に馴染むことが不思議でもありますね。


疲れることや、悩まされることの少ない生活をしたいものです。
ストレスが現代人の大きな悩みであることを体感的に理解しています。

2014年9月17日水曜日

今日は歯医者さんへ

今日は歯医者さんへ定期健診に行ってきました。
どきどきするのは、相変わらずですが、
痛むところも、虫歯らしいところも無いようで、
無事に終了。
次回は来年の1月で、ほっとしております。


これから先数年をどうやっていこうかと、考えていましたが、
視覚化するのが一番と、優先したいことの一覧表を作ってみました。


悩みは時間と体力が無いことで、そのためすぐに止まってしまいます。
そこで、勉強、読書メイン(心理学、哲学)、読書A(読んでおきたい本)、
読書B(楽しみ)、語学をどう進めていけるか、算段してみたのです。
十分ゆとりを取るようにして、
難しいことをするときには、スタートが重ならないように気をつけました。


プランを立てるのは大好きですが、
まっとうに達成できたためし無し。
あくまでも“こんな感じで・・・”のつもりです。
途中で無駄だと思ったら終わりになるでしょう。


と、2日間かけてプランを練ってみると、
気分がよくなりまして、早速本棚の整理です。
必要な本を手に取りやすいところにスタンバイ。


読書はあまり寄り道をしないようにしないといけません。
重要度が低い本は斜め読みをしています。
そうしないと、いくら時間があっても足りませんから。


須賀敦子さんに関する本を読んでみて、
やっぱり、とても好きな本だけを読みたいな、と強く思いました。
心に染み入る本がいいですね。

2014年9月16日火曜日

「須賀敦子の方へ」を読み終えて

前述したように、
この「須賀敦子の方へ」は松山巌さんの大変心を尽くした著作です。


私自身ずっと夢に思っていました。
須賀さんの著作と年譜を照らし合わせ、ほぐし合わせて、
須賀さんの言わんとしていたことを汲み取る方法はないかと。
方法として、須賀さんの歩いてきた道、人生をなぞってみるのが一つ、
著作を軸として、生涯を辿り、思想を照らしてみる、などと、
考えたりしていました。


今回、この松山さんの著作を読んで、
自分の考えていたことがいかに単純だったか、ということがよくわかりました。
松山さんにしかできない方法が駆使されています。
そう思うと、自分が出来はしないことをなさって下さったことに、
松山さんに感謝の気持ちが湧いてきます。


きっと私がするべきことは、
この松山さんの著作も踏まえて、
自分にとっての須賀さんを見つけることなのでしょう。


この世界には自分の手本となるような方がたくさんいらっしゃいます。
私も尊敬する方は本の世界だけでも幾人か、おられるので、
そういう方々の本を読むのはとても幸せなことです。
その中でも須賀さんは、一番身近に感じられる方です。
なぜ、そう思うのか、いったい須賀さんのどこに惹かれるのか、
冷静に考えることもせず、
今はただ、感動しながら読み続けているのでした。

「須賀敦子の方へ」



「須賀敦子の方へ」 松山巌著 新潮社


この本は新潮社の「考える人」に連載されていたものです。
から、もうすでにお読みの方も多いことでしょう。


著者の松山巌さんは、
生前の須賀さんと親しくされており、
没後に編集された全集では詳細な年譜を作成された方です。


その松山さんがどのように須賀さんを描くか、
とても関心がありました。


この本では、一章につき、一つのテーマを置き、
テーマに沿いながら、須賀さんの姿を追い、
場所を訪ね、交遊のあった人の話を聞き、
実際に須賀さんが書いた文章を読みほどいていく、
という手の込んだ手法をとられています。


実際に須賀さんが松山さんに話されされた言葉も含まれて、
須賀さんの姿が少しずつ見えてきます。


幼少の頃、戦時中の苦労、戦後の生き方、
残された数冊の本と妹である良子さんの話にも後押しされて、
様子を知ることができます。


圧巻は洗礼を受けられた18歳のころからの章でしょう。
学校でのこと、寄宿舎でのこと、家族のこと、
そしてこれからやっていくべきこと、を
細かく読み込んでおられます。
とても多感な時期のことを、須賀さんは熱っぽくもさらりと過去のこととして、
書かれていますが、自分の根っこを作るとても大切な時期であったことを
承知されていたのでしょう。


そして、あまりあきらかにされていなかったカトリックの人々との関わりについて、
松山さんは丁寧に調べていらっしゃいます。
この大学院へ行くまでの一年と、大学院へいってからの半年、
須賀さん自身はどのように考えていたかはあまり多く語られてはいません。
少し垣間見える部分から、松山さんは色々と推測をされています。


たとえば、サン=テグジュペリやヴェイユをいつごろ読まれたのか、
不思議に思っていました。その影響はとてもはかりしれないものだったと思います。


今になってわかるのは、須賀さんの基本はこのあたりで形成されているということです。
自分のことだけでなく、社会情勢を踏まえて、文学、信仰についてを学んでいきたい、
そのように感じます。


そしてフランス留学を決められます。


この本ではこのフランス留学を決めるまでをひとつのくくりとしています。
もちろん、その後の須賀さんがどのように考え、行動していたか、
どのように感じていたのか、
著作と照らし合わせて、知りたいことがたくさんあります。
松山さんと一緒に歩いて、考えてみたい。
松山さん、道案内をよろしくお願いいたします。

2014年9月15日月曜日

ブックカバー

寝る前に、今夜も本に関わるお話を一つ。


皆さん、ブックカバーはどうされていますか?
というのも、昨今店頭で素敵なブックカバーを目にするようになりました。
電車の中で読書中の方もカバーをかけておられる人をよく見かけます。


我が家でもブックカバーは人気者で、
手触りがどう、とか、色・柄が気に入ったの、とか、
色々と試しては、楽しんでいるようです。


ようです・・・という私自身は、実はブックカバーが全くダメなのです。
一つは落ち着かない。
二つは手汗をかくから。
三つ目は、新しく読む本に、前に読んだ本のカバーをかけること、
そのことに抵抗があるのです。


でもカバー無しではなく、本屋さん泣かせの紙製のカバーです。
そうでなくてはいけません。
いつ、どこの本屋さんで買ったか、これも四つ目の大切な理由です。


なので、好きな本屋さんのカバーは大切にしています。
今はジュンク堂で買うことがほとんどなので、
あの厚めのカバーで落ち着いて読んでいます。


デザインが好きなのは、紀伊国屋と丸善。
昔の阪急百貨店もシックでしたね。
もう閉店してしまった銀座のイエナのカバーは
読めない洋書に大切にかけてあります。


読み終えた本には、トレーシング・ペーパー、
お気に入りの本には、画材屋さんで購入しているマーブル模様の画用紙や、
外国製のラッピング・ペーパーをかけて保管しています。
なので、ラッピング・ペーパーはお気に入りのものが無いかと、
いつもチェックしているものの一つです。


というわけで、私としては、読むときのブックカバーは不思議なものなのでした。

2連休終了

今日も晴天に恵まれました。


張り切って午前中から庭の草刈り&草むしりです。
といっても1時間でギブアップしました。
勝手に自分のテリトリーを決めて、やり始めましたが、
見事にトラ刈り。
また来週に続きをやりましょう。


夜には例によってパスタ作りを。
前に作ったジェノバ・ソースは予想通り不評だったので、
定番のトマト・ソースとナスと豚にしました。
トマト・ソースは煮込み具合でずいぶん味が変わりますね。
いつも同じように作っているのに、
そのたびに違いが出てしまいます。


今夜は広島vs巨人の3連戦初日。
もう優勝は無いと思っていますが、
この天王山には力が入っておりました。
そして、前田と杉内の投げ合いは、
見事にマエケンが勝利に導いてくれました!
いやぁ~、うれしいです。


2日間休むと確かにリフレッシュできますね。
一か月に一回、どうでしょう?
会社辞めていいよ、と言われそうです。

2014年9月14日日曜日

よく寝てすっきり日曜日

今日も日中は暑かったですね。
といいながら、よくわからないほど寝ていました。
腰が痛くなりました。
うわさには聞いていましたが、こういうことは初めてです。


午後も眠くてたまらず、寝てしまいました。
が、起きたらすっきりしました。


夜の今時間は気分も爽快、
明日が仕事でも大丈夫ってところです。
嬉しいことに明日は祝日で、お休みです。
明日こそ何をしようか、楽しみです。


「須賀敦子の方へ」 松山巌著 は無事読了し、
明日はあとがきを読む予定です。


「嵐の中の読書」 池澤夏樹著 は、
ちょっと考えることがあり、
止めてしまおうか、決めかねています。
この方の読書評には、学ぶことがたくさんあるので、
通すだけでもしておいた方がいいかな。


堀江敏幸さんの「おぱらばん」を読んでいたら、
堀江さんの敬愛されているラルボーの名前が出てきたので、
寝かせてある「バルナブース」を読みたくなってきました。
ラルボーからアドリエンヌ・モニエとシルヴィア・ビーチ宛の書簡集というのが
あるそうです。シルヴィア経由でラルボーを知った私としては、
気になる本ですが、フランス語ですね、読めません。


今日の日経新聞朝刊の文化面には、
小野正嗣さんのエッセイが掲載されていました。
4人の子供さんを連れた帰省のお話です。
小野さんは日経に連載されたエッセイを読むと、
(まだ本にはなっていないと思います)
とてもユーモアのセンスのある方のようで、
著作とのギャップが大きいのです。
できれば、芥川賞を受賞していただいて、
著作がどんどん文庫化してほしいです。
なんという身勝手な言い分でしょう。
まだ未読の方にはぜひ「にぎやかな湾に背負われた船」をお読みいただきたいです。
こちらは三島賞受賞作で、朝日文庫になっています。
素晴らしい力量、文章力に圧倒されますし、面白いです。


と一方的に本のおしゃべりを始めますと止まりませんね。
そろそろ休むことにします、おやすみなさい。

おせっかい

子供の頃からへんなところで、おせっかいを出してしまいます。
自然に、仕事をするようになってからは、
おせっかいどころか、気が付かぬふりなぞをするようになりましたが。


そのおせっかい癖が、今の部署にきてから、
どうしても出てしまうようになりました。


業務上やむを得ないこともありますし、
皆のコンディションや仕事の状況などが気になることもあります。


が、隣の席のおじさんに言われました。
「課長にまかしておいたらいいよ」と。


人はときによっては、おせっかちがうざく感じることもあるでしょうし、
逆にかまってほしい時もあるでしょう。
その見極めが難しい。


今の部署の面々はできることは確実にクリアできて、安心しているので、
その点について口をはさむことはありません。
が、基本的なことができなくて、その人自身もよく困ってしまい、
仕方なく助け舟。


課長、この方は万能型の人なのですが、
この方だって人間です。
困っておられることもありますし、
一人ではできないこともあるでしょう。


男性同士では声をかけないでいることもありますから、
そういうときには、気をかけるようにしています。


話は長くなりますが、
今回の外注に関する業務は、課長と私が担当者です。
課長が主導権、決定権を握っておられるので、
資料出しやアイデア出し、気になること等のアドバイスを
している程度ですが、
相手方の人が私にもかなりコンタクトをとってくるので、
少々まいっています。


隣のおじさんが言う「課長にまかしておいたら」というのは、
「口を出し過ぎ」とも受け取られ、
確かに、例のおせっかい癖が出ていると思うのです。
そのために、自分のコンディションまで崩してしまっている、
のかもしれません。


ある意味、皆も心配してくれているのだと思います。
あんまりテンションが上がりすぎないようにしたほうがよさそうです。

2014年9月13日土曜日

「マイセン幻影」と「ウッツ男爵」

「マイセン幻影」はもう20年くらい前に公開された映画でした。
陶磁器が好きなので、(和洋問わずですが、好みは偏っています)
当時まだ存在した大阪の三越劇場へ観に行きました。
が、内容は通り一遍という感じを受け、あまり感心できず、
すぐに観たことさえ、忘れてしまいました。


と、昨日本屋さんで白水社uブックスの新刊「ウッツ男爵」を見かけました。
どこかで聞いたことがある・・・と記憶をたどると、
昔観た「マイセン幻影」の原作であったのでした。


さらによく見ると、作者はチャトウィンではありませんか。
「パタゴニア」で知られる作家ですね。


今月のみすず書房の新刊にもチャトウィンの名前がありました。
「黒ヶ丘の上で」、チャトウィンの長編小説だそうです。
これがまた良さそうな感じなので、読んでみたいと思っていたところに、
「ウッツ男爵」が目の前に現れたのでした。


チャトウィンにはこれまであまり感心が無かったのですが、
この偶然に、まず「ウッツ男爵」から読んでみようかな、と思い始めています。


未読の「パタゴニア」についても、調べてみましょう。
チャトウィン、いったいどういう作家だったのでしょうか。

西宮市大谷美術館と通院

今月の通院前のお出かけは、
西宮市大谷美術館へイタリア・ボローニャ国際絵本原画展へ。


この美術館へは前にも訪れたことがあり、
とても素晴らしく、気持ちのよいところだと記憶していました。
今回も快適な心地で訪れることができました。


こちらでは毎年この絵本原画展を催されています。
いつか観たいなぁと思っていたので、よい機会でした。


色々な国の絵本作家による原画が、
絵本の内容に沿って並んでいます。
手法も様々ですし、もちろん題材も多岐に渡っています。
おもちゃ箱みたいな楽しさです。


絵本の原画とあって、作品は小さ目で、
目の高さでじっくりと眺めることができました。
好きな作風の作品もあって嬉しく思ったり、
楽しい画風の作品には、うきうきしたり。


絵本は楽しい作品がたくさんありますから、
きりが無いですよね・・・
コレクターになりたいくらいです。


さて、その後は大阪へ戻り、
久々ブルディガラにてたっぷりとパンをいただいて、
ゆっくりとハービス・エントでお買いもの&ウインドウ・ショッピング。


開院時間になったところで、お医者さんへ。
今日はとても混んでいて、3時間待ちでありました。


そして、ここのところの体調不良と、
それに至る推測できる状況をお話して、
寝ることで回復すると思い、勝手に増量していたお薬、
睡眠導入剤の量をきちんと守ります、とお約束をしました。


先生は、興奮状態が冷めなくて眠れないのであれば、
落ち着く薬を頓服で出すので、
様子をみながら飲んでみてはどうですか、と
一つのアドバイスという感じで、おっしゃいました。


お薬が増えるのは嬉しくないですが、
これで落ち着くのであれば、
助かるのであります。


もともと夜型であるのが、一つ原因でもあるのです。
その上、昼間のバタバタで熱が冷めないまま興奮していたりします。
なので、強引にお薬を増やして強制終了をかけていました。
それが、い・け・な・い のでした。
やっぱり先生に相談しなくては、だめですね。
しばらくは、仕事のバタバタも続くので、
しっかり仕事のコントロールもしなければなりません。
身体が資本ですものね、
反省しております。

2014年9月11日木曜日

目が離せません

連勝中の広島カープ、今日は中日に惜しくも1-2で負けてしまいました。
というのも、ただいま広島はセ・リーグ2位でして、
首位の巨人を3ゲーム差で追いかけています。
この9連戦をしっかり勝ち抜いて・・・妄想となるか?!


パンパシフィックで盛り上がれば、
全米オープンで錦織選手が準優勝を飾り、
アギーレJは勝つことはできませんでしたが、
新監督の采配に新味を感じたり、と
スポーツのニュースは盛りだくさん。


私はカープ女子ではありませんし、
熱心なファンでもありませんが、
相手が巨人となると、燃えますよ。
先日は3連敗してしまったので、リベンジだ!


私の上司の一人に熱烈な阪神ファンがいらっしゃいます。
がんばってくださいね、打倒巨人ですよ、と声をかけましたら、


「来年の監督は俺!俺だよ!」


阪神タイガース、これほど愛されて、幸せやなぁ。

大雨

ただ今奈良県北部では大雨となっています。
雷もゴロゴロ。


今日は午前中に北海道で記録的な大雨に見舞われ、
夕刻には東京で激しい雨だったそうです。


そんな予報は聞いていなかったように思うのですが。


夏場からこちら天気の不安定さには、困りものですね。


なんだか落ち着かなくて、さらに眠れなくなってしまいました。


そろそろあくびが出てきてもよさそうなのですが。

2014年9月10日水曜日

気になるタイトルの本

しばらく前から気になるタイトルの本があります。
それは、スーザン・ソンダグの「私は生まれなおしている」。


これはソンタグの日記とノートを作家である息子さんが編集した本だそうです。
この本の表紙もかっこいいソンタグの肖像写真となっていて、
見るたびに読んでみたいなぁ・・・と思わされています。


ソンタグの小説「火山に恋して」も読んでみたい本の内の一冊です。


そういえば、ジャンルは全く異なりますが、
アリス・マンローも“そのうちに買うから待っていて”と母に言ったきり、
そのままになっています。


今読書中の「須賀敦子の方へ」は素晴らしい内容です。
もったいないので、一章ずつ進めていますが、
これで再び須賀さんの本を読みたくなってきました。
いつの日か“私にとっての須賀敦子”をまとめてみるのが夢の一つです。
そんなことより、『自分の内に伽藍を建てよ』と須賀さんに注意されそうですが。


鞄の中には堀江敏幸さんの「おぱらばん」を入れてあります。
最低2回は読んでいるので、読みだせば、あぁこういう話だった、と
思い出すのですが、どの本にどの話が載っているかまでは、
把握できていません。
堀江さんの短編一群は頭のどこかに眠っているようです。
その堀江さんの文庫「回送電車Ⅳ 象が踏んでも」が10月に出るそうで、
またまたはまってしまうこと間違いなし。


そろそろプルースト9巻に戻らねば、
常に迷走している読書なので、
本題が遅れてしまいそうです。
はい、40代は1年に2冊プルースト、が約束です。

バルテュス展

京都市美術館で開催されていた「バルテュス展」。
もう終了してしまったのですが、
こちらのブログをお読みくださっている方々には、
そういうことはあまり関係がないかとおもいますので、
少しだけ。


知人もお友達と行かれたようで、
写真入りのブログをUPされています。
楽しまれたかしら。


この回顧展は、名の通りバルテュスの画業の全貌を観ることができました。
まず入り口にはバルテュスのアトリエの再現。
バルテュスが使っていた鏡がぼんやりと光っています。
使われなくなった家具や道具や画材の数々は、
主人がいなくなったことを寂しく偲んでいるようにも見えました。


絵本「ミツ」。
これは原画を観たことがあり、
日本で出版された絵本を読んだこともあったので、
微笑ましく、鑑賞させていただきました。


そして、イタリアでの修業時代の作品。
このピエロ・デッラ・フランチェスカはとても好き。


初期の作品は遊び心の溢れる部分が目につきます。


1933年頃から描かれるようになった少女をモデルとした作品群。
ミステリアスな雰囲気が醸し出されています。
ここでは評判となった「鏡の中のアリス」が展示されています。
すでにきっちりとした構図、しっかりとしたデッサン、
光のあたり具合を緻密に描きこまれています。


メトロポリタン美術展で来日していた「山」の習作。
これがあの大作となったのかと思うと、
手の込んだ習作に納得がいきます。
後、スケールの大きな作品となり、圧倒されました。


「夢見るテレーズ」については、
多くの人が批評対象とされていますね。
私は美術評論は読みませんが、
作家の平野啓一郎さんの感想にとても好感を持ちました。


肖像画も多く手がけていたようです。
遊びの部分を省き、きっちりと正確に描写されています。


「おやつの時間」これは始めて観る作品。
静物描写が輝かしく、女性の眼差しも思わせぶりでいいですね。


「美しい日々」これは私もとても好きな作品です。
端正な構図、少女の眼差しの美しさ、鏡というモチーフ、
そして暖炉の火。色のバランスがしっとりとしたベースのモスグリーンに
よく映えています。


「嵐が丘」もバルテュスが愛した作品としてよく取り上げられますが、
これは前妻アントワネットとの関係も大きく絡んでいるのではないかと推測しています。
憧れのアントワネットと結婚した後の作品が何か変化があるようには感じられません。
そこが少々不思議なところです。戦争など時代背景も関係していたのでしょうか。


さて「地中海の猫」。この大好きな作品が観れるとは、
想像もしていなかったので、大喜びしています。
ファンタジー溢れる、虹から魚に変化してゆくアイデア、
それに、なんとも頼もしい猫ではありませんか。


さて、パリを離れシャシーに移ったバルテュスの作風には変化が見られます。
さらに重厚になり、マチエールの量感がその対象の質を映し出しています。
光を画の中に取り込むテクニックは、実に美しいものです。


ローマ時代の作品の中では、
「読書するカティア」が好きです。
空間の取り方も安定感を感じますし、カティアの様子もいい。
そして色の使い方がさらに複雑になっていて、
落ち着いた色調に光が差し込むところが柔らかい心地です。


「モンテカルヴェッロの風景Ⅱ」は大好きです。
水面が光っていますね。


他にはたくさんの素描が展示されています。
個人的には、この素描を観るだけで天才を感じます。
これらが、あの作品になっていったのか、と思うと、
画家というのは、才能のみならず、努力も大変。


と、観てきますと、
晩年の作品があまり無い・・・ということに気づきます。
それが少々残念です。
ただ、とても多作な人で、長生きをされたので、
数多くの作品が残されており、
まだ観ぬ作品と出合う楽しみも残されていると思っています。


この展覧会を観て、さらに観たいという欲が深まってきました。
なんと勝手なものでしょうか。


私がバルテュスの作品が好きなのは、
たぶん構図がしっかりとしていること、
深い色使いと光の取り入れ方、
重いマチエール、などがあるかと思います。
モデルの眼差しも麗しく感じられます。
美しいものを観る楽しみ、幸せですね。

2014年9月9日火曜日

こういうわけで

どうしてツキスミはこんなに身体と神経が弱いのか。
お読みくださっている方には不思議に思われることと思います。


それはもう20年くらい前のことです。
当時結婚していて二人暮らしをしていたのですが、
ある時ふと“これはおかしいな・・・”と思ったのでした。


その日から、うーんう~んと考えるようになり、
ちょっと鬱っぽくなってきたのでした。


アルコール中毒と同じように、
急に身体や精神に変化が起こるのではありません。


これが鬱というものかなぁ・・・と思いはしたものの、
一人考えごとを続けるしかなかったでした。
考えることで、色々なことがあきらかになり、
物事の対処もできるだろうと、思っていたのです。
自分の考えをきちんと持たない限り、
人には相談できないし、とも思っていました。


そのままに数年が経ち、すっかりノイローゼの人間が出来上がってしまいました。


感情がコントロールできなくなり、
発作のようなものも起きるようになり、
ちょっとした生きる屍になってしまったのでした。


実家に帰り、そこで始めてお医者さんに診ていただいて、
人生の道が変化したのですが、
そこからがまた大変でありました。


というわけで、今、こうして一般の人と同じように働き、
生活ができるということが、不思議なくらいで、
ようやくここまでたどり着いた、という感じです。


想像していたよりも、ノイローゼのダメージは大きかったことを
今さらながら痛感しています。


でも、これも私が通らねばならなかった道。
ダメダメだらけのツキスミですが、
そんな自分に付き合って生きていくのでした。


どうぞ、よろしくお願いいたします。

七転八倒

今日は大変苦しい目にあいました。


朝7時普通に起きた後、
お腹の激痛に襲われたのでした。
若い頃からお腹イタイタにはかなり慣れていたはずの私でも、
失神するのでは、このまま気を失ったらどうなる?と
思うほどの痛みでありました。


意識朦朧として、ベッドとお手洗いを行ったり来たりして2時間が過ぎて、
ようやく治まりはじめ、どうにか言葉を発し、
立ち上がることができたのでした。


まず、内科のお医者さんに行きました。
優しい先生に事情を説明するうちに、
自分でも少しずつわかってきました。


ここ2か月ほど、仕事でテンションが上がったままで、
お薬も少し大目であること、
お薬で強引に寝ていること、
確かに頭も日中からじわんと痛みがあること、
つまり、過労なのでした。
それをお薬で調整していたつもりが、
本当はできていなかったのです。


お医者さんも、腹痛の症状からして、
やはり大きな病気ではなさそうですね、とおっしゃって、
様子をみてくださいとお薬を処方してくださいました。


その後は仕事へ行きましたが、
無理のないようにして、
とはいえ、いくらでも仕事は湧いてくるのですが。


しばらくはおとなしくして、
きちんと時間を守って、
お薬の量も守って、
早寝したいと思います。


今夜はせっかくのスーパームーンですから、
なむなむなむ・・・と唱えごとをして、
それじゃ仏様ですね、
もごもごもごと、お願いごとをして休みます。


群青色の空に白く輝くお月様。
美しいですね。

2014年9月7日日曜日

何ごともなく過ぎた日曜日

おかげさまで今日の日曜日はゆっくりとさせていただきました。
何ごとも起こらず、
洗濯と掃除と昼寝だけの日曜日。
頭を使わなかったという感じがします。


お天気も久しぶりに安定した陽射しが降り注ぎました。
多くの人がこうした気持の落ち着く日に恵まれますように。


「須賀敦子の方へ」を一章だけ読み、
ぼんやりと描いていた須賀さんの子供時代を
明るく照らしてもらいました。
松山さんが読み解かれている等身大の須賀さんの姿に共感しています。


何気なく朝日新聞の書評のHPを眺めていると、
「サルガッソーの広い海」ジーン・リース著に目が留まりました。
この河出書房新社の全集に「灯台へ」と一冊になっている本、
同じイギリス人女流作家というくくりでしょうか。
「灯台へ」は鴻巣さんの新訳です。


「サルガッソー」はあの「ジェーン・エア」の主要登場人物ロチェスターの
狂気の妻のお話だそうです。


やっぱり、あの妻が気になる人がいるのだ、と思いました。


私も「ジェーン・エア」を読んだとき、まずその妻のことが気にかかりました。
なので、本筋のジェーンとロチェスターのことはさっぱり覚えていません。
中学生の時でしたから、昔のことです。
ジーン・リースの作品は短編を一つ読んだことがあるだけです。
今、この手に入れやすいタイミングで入手して読んでみて、
もちろん「ジェーン・エア」も読んでみる。
となると、新しい発見がありそうです。


こうやって読みたい本は次々と出てきますね。
実はドストエフスキーも亀山氏の新訳で読みたいのです。
「カラマーゾフ」はかなり古い訳で読んだので、
もう少しわかりやすい文章で読み返したい。
「悪霊」に躓いているので、これも読んでおきたい。


こうなると、学生の時に読んでおかなかったことが悔やまれます。
本を読むための“時間”だけ、少し多めにいただけないものか、
と思ったりしています。

やっぱり寝付けません

リラックスできる環境は整えてみましたが、
神経の高ぶっている人間がそう簡単に寝るのは、
ちょいと難しいです。


昔から寝つきは悪く、
目覚めが悪い、
あいにくの体質です。


寝ることに関しては、
11時ごろまでに、ゆっくり準備をしていれば、
たいてい睡眠導入剤1個で眠れるようになっていました。


このように調子が狂うと、
ベッドの中で目がランランとしています。


不思議なものですね。
私が毎日服用しているお薬も、
本当は副作用として眠くなるのが特徴で、
元気な人が飲むとてき面にふらついてしまうそうです。
そんな薬を一日10錠以上も飲んで、頭痛を抑え、
自律神経をコントロールしているのですから、
どんなもんでしょうか。
実際、お薬に頼らないで治す、という考え方もあります。
とても魅力を感じるのですが、
仕事をしながら、ストレスを受ける生活の中で、
そういういうことは難しいのではないかと、感じています。


来週は、テンションを落として、、マイペースな生活に戻し、
落ち着いて仕事するようにしましょう。
山ほどある仕事をやっつけても、満足感と徒労感しか残りませんし。
大事なことは、安定した精神状態を取り戻すこと。
睡眠導入剤も1錠に戻して、ゆっくり眠れるようになれば、
お腹イタイタも治まってくることでしょう。
まずは、早寝、早起き、珈琲を飲み過ぎない生活ですね。

2014年9月6日土曜日

ようやく休みにたどり着きました

今週はおとなしく過ごして、読書も進めようと思っていましたが、
木曜日のTV会議からすべてが反転してしまいました。


仕事の外注関係の業務は始まっており、
要望に応える範囲でこなしていましたが、
急にスピードが上がって、テンションは高まるばかり。


通常の仕事の量もしっかりありますから、
バタバタと右から左へこなしていきまして、
帰る頃にはふらふらです。
それでいて、頭の中は妙に高ぶっています。
なかなか寝付けず、強引にお薬で強制終了をかけていました。


土曜日の今日は、テンションを上げたままだと、
週末にも影響が出そうだと考えて、
じっくりと仕事を進めるようにしました。


ゆっくりとお風呂にも浸かって、身体もほんわかしていますし、
少しだけ本を読むこともできました。
はい、松山巌さんの「須賀敦子の方へ」を読み始めたのです。
このような本を読みたかった、
つまり、このような本を自分で編んでみたいと思っていた、
そんな本です。
丁寧に読み進んでいきたいと思います。


明日はようやくお休みです。
心を落ち着けて過ごしたいものです。

2014年9月5日金曜日

連載小説にあぜん

7月10日から日経新聞朝刊にて連載が始まった
「禁断のスカルペル」 久間十義著。


これは新聞連載には向かない小説です。


読むに耐えません。

2014年9月4日木曜日

再びTV会議

2回目となった外注先とのTV会議。
脱線に継ぐ脱線で、すったもんだ。
理由ははっきりとしていて、皆がそれをわかっているのに、
どうしようもできない状況でありました。


しばらく打ち合わせを続けても、
同じような状況は変わらなそうです。


それでも、スタートの日は確定しています。
準備もきちんとしなくては。


もっとも恐れているのは、
スタートしてからのことです。
きっと大混乱になるでしょう。


具体的に書いてしまうわけにはいかないので、
ちょっとフラストレーションが溜まっておりますが、
ま、早く寝て、明日に備えることにしましょう。
明日もたっぷり仕事が待っています。


あー、巨人にマジックを点灯させてしまいました。
地元出身の投手を持ってくるなんて、
采配も上手ですね。


目のやり場を変えて、
錦織選手、がんばれ!
伊達組、がんばれ!
とつぶやくことにします。

できることなら

高台にある見晴らしの良いマンションの7階くらいの部屋で、
ゆったりとくつろいで、
美しい文章と重いテーマの完成度の高い、洗練された小説を読んで、
暮らしたいです。


窓の向こうには海が漂い、
部屋奥には弱い光が差し込んでくる。


そして読んだ本について、
あーだ、こーだとおしゃべりをしたり、
PCでレポートしたり。


と、望みはあります。
現実には先日お話したように、
一歩一歩進んでいくしかありません。
生きていくとは、
そういうことなのでしょう。

2014年9月3日水曜日

定休日

曇りがちなのに、暑いです。
風があるのに、むっとしています。


今日はぐったり眠っておりました。
いくらでも眠れます。


ああ、首位巨人に1ゲーム差と迫った広島カープは、
2連敗してしまいました。
ここのところ前田投手が今一つ。
何故でしょうか?・・・色々とあるのでしょうね。
でも、カープ、まだチャンスはしっかり残っています。
今年は狙ってください、もう一息じゃ。


私の部屋に女性の書き手の本が数冊やってきました。
石井桃子「あたらしいおとな」
平松洋子「野蛮な読書」
平松洋子「本の花」
柴崎友香「その街の今は」
津村記久子「ワーカーズ・ダイジェスト」
小倉千加子「赤毛のアンの秘密」
角田光代「私たちには物語がある」


平松さんの書評はとても的を得た内容で、
料理家の書評とは思えないといつも感心していますが、
文章には相いれないところがあるので、
この2冊はざっと目を通すだけにしました。


柴崎さんの本は先ほどUPしたとおりですが、
小説としては、どこを中心に読んでいいのかわからない、というところでしょう。
無駄な部分も多く思われ、読むのが退屈な人もいるかと思います。
「春の庭」は書評を読んでみると、内容が面白そうなので、
文庫になったら、読んでみたいと思っています。


津村さんの本はこれから読んでみます。
実は津村さんの本を読むチャンスは何回かあったのですが、
文章がとっつきにくく感じて、後回しにしてきました。


角田さんのこの本は前に読んだことがあります。
どことなく体質的な違いに戸惑いがありました。
何故なのか、もう一度開いてみましょう。


小倉さんの本については、場を改めたいと思います。


そして、石井桃子さん。
立派な方がいたのだと、尊敬する人の一人となっています。
偶然にも、とんぼの本「石井桃子のことば」 を手に入れたところでした。
かつら文庫について書かれた 「こどもの図書館」岩波新書 を読んだのは、
小学生のころで、素晴らしいところがあるのだなぁ と思った記憶があります。


と、本が増殖していく部屋であります。
今読みかけの本も、進めたいし、
プルースト8巻も保留したままです。
休日にたくさん読めるといいのですが、
たいてい寝てしまっているのでした。zzz・・・

「その街の今は」

「その街の今は」 柴崎友香著 新潮文庫


「春の庭」で芥川賞を受賞されたばかりの著者による
2008年発表の作品です。


舞台が大阪・ミナミであり、
また主人公の若い女性が大阪の街の遍歴を写真で追っているという筋が
メインになっていて、ミナミ界隈が好きな人にはとても楽しめる一冊です。


主人公の歌ちゃんが働いていた会社が倒産して、
ミナミにある若い人達のアート作品なども展示しているカフェでバイト中、というのも、
不景気の大阪を反映していたり、
友達と合コンしたり、その後は遅くまでお茶したり、クラブへ行ったりというのは、
今の若い人の行動がよく見える様子となっています。


ミナミに出かけるようになって30年以上という私にとっては、
懐かしい場所もあり、うなづける描写があったり、と
とても親しめる作品でありました。
ほとんどの場所が目に見えるようにわかる小説ってあまりないでしょうね。


街の写真など情報を教えてくれたりもする、
どことなく馴染める感じの良太郎と入った喫茶店、
これはきっとキャビンでしょう。


その直前に出てくる白いお庭のあるお家。
これはたぶん私が通った歯医者さんです。
20年前でもそのあたりで、小さな一戸建ての白いお家は目立ちました。
とっても優しく、丁寧に治療してくれた歯医者さんでした。


ミナミには、え?と思うような一角が、まだ少しだけ残っていたりします。
確かに古いビルも建て替えられたり、
新しいお店になっていたり、
こんなところが繁華になっている!と驚いたり、と変化の方が多いので、
それだけに、ほんわかとした場所が残っていると、
妙にうれしかったりします。


主人公のように、きちんと昔の写真を集めたりしたりはしませんが、
「昭和の大阪」という写真集が売れているように、
場所と時間をなぞるように、自分の位置を振りかえったり、
街そのものの変化を味わったりする人は、
私だけでなく、数多くいるのかもしれません。