2016年2月28日日曜日

2月最後の日曜日

暖かな日曜日でした。
この2月はなぜか長く感じましたが、
明日もまだ2月です。


うわの空から地上へと舞い降りてきつつあります。
とはいえ、何も手に着かない状態はそのまま。
いつもえらそうに抱負を述べておりますが、
いずれも意味を成さないような気がしてなりません。
なんでしょう、この放心状態は。
また一から歩きはじめねばならないようです。


そういう状態ではありますが、
「現代小説クロニクル2005-2009」を一気に読了。
さすがに身近に聞く作家ばかりですから、
興味もあり、とても面白く読みました。


めずらしくその本のページを鞄にひっかけてしまい、
少し破いてしまいました。
丁寧に本を扱うのが、たった一つの自慢だったのに。
綺麗なまま、次の人にバトンタッチすることができません。
悲しや。


鶯の鳴き方練習の声、
メジロの梅の花のついばみ、
つぐみの庭つつき、
と春らしい様子がうかがえるこの頃です。

2016年2月24日水曜日

鶯の声が

朝明るくなってくると、
鶯が鳴きだします。
まだ、へたですが。
ちょっと笑えます。


あちらこちらの梅も綺麗で、
春らしくなってきました。


今日はお休みで、午後はちょっとだけお出かけ。
春を求めて街へ。


実際はすごく実用的な買い物ばかりなのです。
季節にあわせて、
明るいトーンの服が着たい気分ですが、
太っているから、着られねぇ。


今日はめずらしく本屋さんには行きませんでした。
もうすぐ西永良成さんのクンデラについての本が出るらしい。
楽しみです。
もう次に買う本のリストはできているので、
そこからもう少し絞り込まねばなりません。
それにしても、ここ最近本をよんでおりません。
困ったことです。

2016年2月21日日曜日

寒さが足踏み

暖かい日もあったりしますが、
このところ平年並みの寒さが続いています。


先日、禁煙外来が失敗に終わり、
自分は減ることくらいでいいと気楽に思ってはいたものの、
やはり、もう一息がんばって、完全禁煙を目指すべきか、と
考えるようになりました。
どこまでできるかわかりませんが、
ひどい依存状態は脱しかけているような気がします。
秘密大作戦その1、禁煙はまだまだこれから、です。


秘密大作戦その2、英語の勉強。
英語にとっても抵抗がある自分なので、
何かいい方法はないかな?と考えています。
ご褒美がないと、これは難しそうです!?
いや、仏語と絡めて勉強する方法が無いかな?と
思っているのです。
仏語は響きといい、とても好きなこともありますし、
初歩を勉強しただけですが、
つい、単語などは仏語が浮かんでくるのです。
なので、両方楽しめるのがいいのにな、などと。
そんなおいしい勉強なんてないでしょうか。


秘密大作戦その3、ダイエットとダンベル。
食べることが大好きな自分ですが、
量はそんなほどではありません。
ただ甘いものがいけません。
これを控えましょう。
せめて半分にするとか。
ダンベルは、昨年偏頭痛で止めてしまった経緯があります。
あの時はフルメニューを提示されて、こなしていました。
もし偏頭痛がまたきたら怖いので、
2,3のメニューでやってみようと思っています。


秘密大作戦その4、があるのですが、
お話するのは恥ずかしいので、今は止めておきます。
ですが、それなりの年齢の女性なら誰でも考えることだと思います。
じっくり取り組んでみようと思っています。


後の課題はいつもの読書。


これまで大問題だった健康面がずいぶんと安定しているので、
それが、気持ちの上でも助かっています。


その他には、好きな音楽を聴きたい、
好きな映画を観たい、好きな絵画をたくさん観たい。


相変わらず欲張りですが、
自分に負荷のかかることと、
楽しいことをバランスよくできるようにしたい、
それができてこそ、一人前、でしょうね。

ウンベルト・エーコ氏逝く

先日、津島佑子さんが亡くなられ、
これから読んでみたい作家だと考えていたところだったので、
いきなりの訃報に驚きました。
まだお若く、残念なことです。


そして、「薔薇の名前」で知られる記号学者の
ウンベルト・エーコ氏の訃報が。
まだ読んだことがありませんが、
いつも気になる「薔薇の名前」。
その後の小説も凝った内容のようで、
「バウドリーノ」が手元にあります。
(借りっぱなしなのです。)
評論家としても活躍されていましたし、
日本でも人気がある方ですね。
それなりの年齢ではありましたが、
惜しい人を亡くしたという感慨があります。


合掌

2016年2月19日金曜日

“Still Loving You”

ある記事によりますと、
フランス人が好きなラブソングは、
一位 “愛の賛歌”だそうです。
納得ですね、エディット・ピアフの素晴らしい歌。


で、非仏語のラブソングは、
一位 “Still Loving You”
ドイツのバンド、スコーピオンズの80年代の曲。


これは趣味が良いのか、悪いのか?
記事では、フランス人の趣味が・・・とありましたが、
あれあれ、私はこの曲が大好きです。
クラウス・マイネの高音が泣けます。
ありきたりなラブソングよりずっと良いと思うのですが、
ご存知の方はいかがでしょう?

2016年2月17日水曜日

「現代小説クロニクル1975-1979」

「現代小説クロニクル1975-1979」 講談社文芸文庫


このシリーズの編集委員という人達がいます。
その方々が最終的に収録作品を選んでいるのでしょう。
川村 湊
佐伯 一麦
永江 朗
林 真理子
湯川 豊
以上の方々が
日本文藝家協会を代表して、ということになりそうです。
顔ぶれがなかなか興味深いと思われます。


さて、このシリーズの第一弾である本作の収録作品は


岬  中上健次
髪の環 田久保英夫
幸福  富岡多惠子
僕って何  三田雅広
ポロポロ  田中小実昌
玉、砕ける 開高健
遠い座敷  筒井康隆


以前にも記したとおり、
中上健次の作品は、知識にあったとおり土着性が高く、
真実味に強く、圧倒されるものでありまして、
私には、中身が濃く、読みづらかったのが、
自分自身残念です。
こういう作品が文学には必要だと思っています。
自分が苦手なだけでして。


僕って何、という作品については、
以前から関心があったのですが、
内容から考えると、文体表現は品よくまとまっていて、
意外な感じがしました。
現在の若い方の押しの強い作品から考えると、
とても控えめですね。


ポロポロ、これは、想像外の内容でした。
タイトルは知ってはいたものの、こういった意味だとは、
思いもしなかったです。
それを一つの短編に仕上げてしまうとは。
文学の可能性を広げるものでもあると思われました。


開高健の作品も、活躍に納得できる一編です。
力強く、リアリティのある作品です。


最後の筒井康隆の一編は、実にうまい。
この作家の凄さは皆さんご承知かと思いますが、
どんなテーマをもってしても、
自分のものにして、新たなストーリーを展開させることができる、
稀有な作家ですね。


全体を通してみれば、
戦後の世代が活躍し始める第一歩が、
この時代くらいだったようにも感じられます。
このシリーズが1975年から始めたのは、
「文学の世界において、時代を動かすような波が押し寄せてきた」
とのことです。
ここにある「岬」で中上健次が芥川賞を受け、
翌年には村上龍が同じく芥川賞を受賞しています。
私たちにも見えてくる時代ではありますね。


このシリーズを通して読むことで、
よい作品と出合う実質性もあり、
時代を俯瞰することもでき、
なかなか面白い体験です。

うわの空

ここ数か月、
どうにかこなしてはいるものの、
仕事にも真剣になれず、
読書も本格的に読めず、
勉強などはどこへやら、
日々、最低限度のことをこなして、
後はぼんやりと過ごす日々・・・。
鬱ではないのです。


みなさん、ご記憶にあるでしょう、
これは一種のビョーキです。


あぁ、情けなや。

梅が満開となりました

遅めに咲き始めた我が家の梅も、
ようやく満開になりました。


梅は上品できれいですね。
よそのお庭を眺めながら歩いています。


盆梅展というのがあります。
長浜でやっていることは以前から知っていましたが、
ちょっと遠い・・・と思っていたら、
奈良は郡山でもしていることがわかりました。
今年は出だしが悪かったので、
来年は開催始めに行ってみたいと思っています。
郡山は桜もきれいだといいますね。
奈良に住んでいながら、ほとんど奈良のことは
知らないのでした。


今日のお休みもやたら寝ておりました。
いくらでも寝てしまえます。
たぶん夜は寝付きにくいでしょう。
昼間にすやすやとするのは気持がよくても、
夜に眠れないのは、翌日に影響するので、
やはり困るのでありました。


どうにか「現代小説クロニクル1975-1979」を
読了しました。
読み応えのある作品との出会いもあり、
なかなかのものでありました。
残すは2005年以降の2冊です。
こちらも気になっている作家、作品が盛りだくさん。
楽しみです。

2016年2月14日日曜日

ふつうの日曜日でした

バレンタイン・デーなのですがね、
何もなく、
ふつうの平和な日曜日でした。


会社の人達には、
昨日、思いっきりの義理チョコをお渡ししました。
“大人のきのこの山”です。
もらうのは迷惑だという方もいたので、
気楽にさせていただきました。
すごい手抜きです。
ラッピングだけは丁寧に。


阪急百貨店の催しがとっても楽しめる、と聞いていたので、
行ってみたかったです。
美味しいチョコは自分のために☆
来年は、ぜひ行ってみよう。


平和な今日は、またまた本の整理をしておりました。
手放すのによい本が溜まってきたのです。
ダンボール箱につめつめ。
本棚に少し隙間ができました。

2016年2月13日土曜日

会食

今夜は大阪にて、
H社長のお招きで、
Kさんと二人でお呼ばれいたしました。


Kさんも社内では重鎮の方でいらっしゃるので、
私はますます小さくなるばかりです。


H社長の懇意にされているお寿司屋さんで、
おまかせコースを。


お寿司と聞いて、一瞬顔が青ざめたかもしれませんが、
嫌いなものはありません!と、きちんと美味しく、
しっかりと最後までいただきましたょ。


H社長のお話や質問が中心ではありましたが、
マナーのあるほどよい距離感ですし、
Kさんがキャリアを活かした返答をされますので、
私は合いの手を入れるくらいで、
ほっといたしました。


最後にはお土産までいただいてしまい、
恐縮です。


私はバレンタイン・デーが近いので、
こじんまりとしたゴディバのチョコレートを用意しておりましたので、
お礼とさせていただきました。


それにしても、
こんなに緊張するお食事というのは、
久しぶりでありました。


H社長とKさんに感謝です。
ありがとうございました。

2016年2月11日木曜日

今日もお休み

祝日ということで、2連休。
ありがたいことです。
身体が楽です。
ぐぅぐぅ寝てます。


今日は「リトル・ドラマー・ガール」を読んで、
半泣きになっておりました。
1980年代のスパイ・スリラーなのですが、
かつてもそうだったように、
やっぱり恋愛小説として読んでしまう私です。
ある意味間違いはないとは思うのですが。


あれから30年以上が経ちますが、
中東問題はさらに複雑になっています。
私なぞには、難しすぎます。
日本国内の問題さえ、理解不能だったりするのですから、
当然なのでした。
反省。
せめて国内のことぐらいは把握するようにいたしましょう。

2016年2月10日水曜日

散髪ときどき読書

今日は大阪へ散髪に。
春節祭ということで、中国からの方が多いと聞いていましたが、
心斎橋のあたりはいつもくらいのにぎわいでした。
もう少しミナミでもディープなところの方が、
観光やらお買いものやら楽しいのかもしれません。
でも、あたりから聞こえるのはほとんど中国語、韓国語です。
圧倒されております。


このところベリーショートの髪を伸ばしているのですが、
マッシュルーム風にすると、いつもヘルメットと呼ばれるので、
今回は一工夫していただいて、かっこよく?しております。
かなり白髪がめだってきたので、それも気になりますが、
カラーを入れるのはなんか気分ではありません。
マニキュアにしようか、相談中です。
髪の長めになれば、パーマを当てないとつらいので、
それも考え中。
ストレートヘアにも悩みがありまして。


電車の中やcafeでは、「リトル・ドラマー・ガール」を、
せっせと読んでおりました。
佳境です。
細かいところが面白いのです、ジョン・ル・カレは。
もちろんストーリーは堪能できるドラマになっています。
がんばれ、チャーリー。
かなり前の本になりますが、あまり古さを感じないで読んでいます。

2016年2月7日日曜日

カイロとともに

あったかカイロのことです。
もちろんカイロにも行ってみたいですが。


今年に入ってから、カイロが手放せなくなりました。
毎日腰のあたりにぺたんと貼っています。
暖かな冬ということで、当然かもしれませんが、
今年は足元の冷えに悩まされることもほとんどなく、
風邪にも襲われず、どうにか過ごせそうで、
ほっとしています。


2月3日に大橋トリオの新作アルバムが出て、
ライブに行かないのであれば、
ライブDVD付きを買うべきか?
悩んでいます。
メジャーに復活したスガシカオの渾身のアルバムも出ました。
こちらも気になっております。
まだADELEの「25」も聴けていないし、
ロバート・グラスパー・エクスペリメントも棚上げしたままで、
ふぅ。
で、今一番聴きこんでいるのは・・・とてもじゃないけど言えない。
このミュージシャンの作品を後11枚は聴かなくちゃいけないのです。
どうなっているんだろうか、私。


歯医者さんも行かねばならぬし、
禁煙外来も後数週間で終了らしいので、
それまでにもう少し成果を挙げたいところです。
ダイエットと称して、おやつも控えておりますが、
今ところ数字には表れず。


せめて仕事はスムーズに進んでほしいものです。


一つずつクリアしていくしかないのです。
まず、禁煙外来か。
その合間にイベントがいくつかあって、
春が来て季節が変わったら、初心で勉強始めよう。


本も手元の一冊ずつ読んでいきましょう。
「クロニクル1975」を読んだら、
堀江さんの新刊を。
ユルスナールは今年中でいいことにします。
できれば、ユルスナールは、「ハドリアヌス」を再読しておきたい。
まともに読めていないので。
ミラン・クンデラも再読する方向で考えています。
ほんとうに好きな本だけを読みたい。
それに限ります。

「新しい須賀敦子」

「新しい須賀敦子」 湯川豊編 集英社


2014年10月4日から11月24日の間、
神奈川近代文学館で開催された「須賀敦子の世界展」。
そこで行われた対談 江國香織・湯川豊「須賀敦子の魅力」、
湯川豊の講演「須賀敦子を読む」、
松家仁之の講演「須賀敦子の手紙」。
この対談と講演に加え、
松家・湯川の対談「須賀敦子が見ていたもの」、
湯川豊による「『新しい須賀敦子』五つの素描」からなる、
一冊です。


もともと須賀敦子展に足を向ける人々が対象ですので、
須賀敦子の読者が対象となっています。
それもかなり読んでいる方でないと、
なかなか難しいものがあるでしょう。


というのは、須賀さんのエッセイといわれる作品群は、
エッセイと呼ぶべきか、小説とみなすべきか、
という問いから始まり、
その中に書かれている事柄をどのように解釈すべきか、
また、本と本の間に繋がっていると思われる事柄、人物について、
どのように解釈すべきか、
のちには小説を書こうとされた須賀さんが、
どのような思いを持たれていたか、
かつてエマウスという活動を行われていた頃はどのようであったか、
など、須賀さんについての疑問は尽きないのです。


それは、読者が須賀さんの書かれるものを通して、
文学そのものの良さを通り越して、
須賀さんを愛し、須賀さんという人物を理解したいと思わせるものが、
あるからだと思われるのです。


ゆえに、この本は須賀さんの作品をひととおり読んだ方が、
作品を通じて、どのように生きた人であるか、を
思いめぐらすようになったときに、読まれる本だと思われます。


個人的には書簡は大変プライベートなものでありますから、
普段からあまり丁寧には読みません。
松家さんは雑誌「つるとはな」にて、須賀さんの書簡を紹介されています。
ですが、私は遠慮させていただきました。
文学者が研究する際には必要ではありますが、
須賀さんはちょっとたじろがれるような気がするのです。
これは、今となっては、どうしようもないことではありますが。


この本の内容については、
私が勝手に考えていたことと、そう変わった話はなく、
素直にそうであろう、と頷きながら読んだのでした。
贅沢をいえば、想像外の読み方があったとすれば、
なおさら引き付けられたのではないかと思うのです。

2016年2月4日木曜日

ひとりごと

昨日は通院日でありました。
禁煙状況をご報告すると、
意外やおほめの言葉をいただきました。
が、それで油断するわけにはいきません。
もうちょっと気を引き締めて、
non fumer!


合間にノートを広げて、
現在の課題を落とし込み。
こういうことは、手書きの方が素直に書きやすいですね。


それから「マインドフルネス最前線」という本に目を通し、
マインドフルネスとはなんぞや?
の解明に乗り出しました。
先日読んでいた
「はじめてのマインドフルネス」 クリストフ・アンドレ著 紀伊国屋書店
は、大変親しみやすく、押しつける部分があまり無い本でした。
普通の人にも、とっても良い本だと思います。
絵画が多用されているので、親しみやすいですし、
ゆっくりと落ち着いて本を広げられます。


ずいぶん以前からヨガにも関心があるのですが、
いつもひっかかるのは、宗教的な部分です。
マインドフルネスも、基本は仏教の考え方です。
これは、少々難しいところじゃのう、
というのが私個人の考えです。
よいところだけ、というわけにはなかなかいきません。


しかしながら、香山リカさんによる「マインドフルネス最前線」を
読んでいると、精神医学による処方にも困難な課題がたくさんあるとの
ことで、人の心の深さや複雑さに対応するものとして、
多様なアプローチを考える必要がありそうです。
心の平安とはいいますが、
マインドフルネスも一つの考え方でしょう。
私個人としては、記したとおり、もう少し様子をみながら、
つまり、関係本を読んだりしながら、考えていきたいところです。


いや、その前にメンタルヘルスの勉強やろ!と
つっこみが入るわけですが。


自分のためにメンタルヘルスのテキストくらいは読まないと
いけないのですが。
手が伸びない理由ははっきりとしているのです。
文章に親しみがわかないからです。
これが文学だったら、なぁ、と不可能を思うのでありました。


文学の方の話。
「現代小説クロニクル1975-1979」が難航しておりまして、
読むのがつらいところであります。
この時代の小説は、私の力では読めないかもしれません。
で、気分を変えて30年ぶりに読む「リトル・ドラマー・ガール」
ジョン・ル・カレです。
若い頃に読んだときには、わかっていたのかな?と思いつつ、
ゆっくりと読んでいます。


ジョン・ル・カレで思い出したのですが、
「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ」の映画化作品、
「裏切りのサーカス」で気になっていたことが今頃になって判明。
もともと小説中でも、スマイリーの右腕として活動するギラムのことを、
とても不思議に思っていたのです。
重要な役割を果たしているのに、妙に影が薄い。
で、映画を観たときに、このギラム役の人、めっちゃうまい!と
配役の妙に関心していたのです。
微妙な役柄がぴったりとはまっていました。
その役者とは、今をときめくベネディクト・カンバーバッチだったのでした。
知らぬというのは、恐ろしい。

2016年2月3日水曜日

2016節分

恵方巻き食べたら、
喉が渇いて、渇いて。
夜遅くなってからも、
再び珈琲。
眠れないかもしれません。


お寿司って、どうして喉が渇くのでしょうね?

2016年2月1日月曜日

ニセコより

先ほど父がニセコより帰宅いたしました。
北海道出身の父は、山とスキーが大好き。


何を待っているかというと、
お土産ですね。


出来立てのマルセイ・バター・サンド、
千秋庵のノース・マン、
佐藤水産のにじますのマリネ、
倉島バター、
などなど。


美味しいものばかりで、
また、うきうきです。

ミシェル・トゥルニエ 没

去る1月18日にフランスを代表する作家、
ミシェル・トゥルニエが亡くなりました。


「フライデーあるいは太平洋の冥界」は今も店頭に並ぶ一冊です。
という私はかつて「黄金のしずく」を読んだことがあるのですが、
よくわからないまま、親しむことができずにいます。


ジル・ドゥールーズと親しかったというトゥルニエ。
哲学的な要素を含んだ作品なのではないかと、
想像したりしています。
つまり、何も知らないのでありました。


多くの作家の作品は亡くなると、
少しずつ書店から作品が消えていきます。
そういうことを考えると、
いまのうちに「魔界」を読んでみたいと思ったりしています。


こうなってくると、親愛なるミラン・クンデラも、
お迎えが来る前に、再読すべきか、と心配になってきました。
で、評論集「出会い」を入手。


読みたい本はいくらでもあるのでした。