2018年4月27日金曜日

盗み見

盗み見、なんて聞こえが悪いのですが、
間違いなくそういう行為です。
電車の中で隣の人が何か読んでいるとすると、
ついつい開いた頁を覗いてしまいます。


そういうことはありませんか?


目をぐーっと横にやって、ちらり。
何かの単語が見えると、なんとなくジャンルがわかりますね。


割合として多いのが、時代小説。
なんとか藩、とか、せりふで、ああ、そうか、と思うわけです。
人気があるなぁ、江戸時代を舞台に書かれた小説。
本屋さんでもかなりの並べ方ですね。


それが、先日、首をかしげてしばらく考えたことがありました。
字面から現代小説らしい。
イーヨーという言葉が見えましたが、
プーという言葉はなさそうです。
そして、僕、メタファーという言葉がちらりと見えました。
その上、ゴシックの太字の行もあります。
これは難解な小説だ。
で、ようやくわかりました。
大江健三郎さんでしょう、きっと。


読んでおられたのは、年長の女性の方でした。
私なぞ歯が立たない大江さんの小説を電車の中で集中しておられる。
頭が下がりました。


こんな風にクイズのような感じでいるので、
覗き見、盗み見、やめられないのです。
たいへん、失礼いたします。

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