2012年1月3日火曜日

「長い冬休み」


「長い冬休み」 アーサー・ランサム著 神宮輝夫訳 岩波少年文庫

いつもの湖で夏に繰り広げられる冒険が、
今年は冬が舞台です。
それに、今回はドロシアとディックのカラム兄弟が加わっています。

ドロシアは普段は本の中でしか体験できない冒険譚を
ロジャやティテイたちに聞かせられて、
本当のことかと信じられない思いです。
それが本当に自分たちに起こっているのです。

今回からは旗信号や手旗信号の通信手段も加わって、
さらにスリルが増しています。
その上ナンシイがおたふくかぜに罹ってしまうアクシデント?!
思いがけない展開に手に汗を握ってしまう・・・

それにしても子供たちはタフですね。
とてもパワフルなのに感心してしまいます。
そしてチーム・パワーがさらにアップして、
すごく充実していて楽しいそうです。

ランサムの丁寧な細かい描写もなかなか見逃せません。
子供の心理を踏まえつつ、その行動を描いています。
冬休みを満喫するにはぴったりの本です。

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