「パリのすみっこ」 鈴木るみ子編 マガジンハウス
雑誌「クウネル」のパリに取材したものが、
一冊の本にまとまりました。
パリに古くからあるお店を訪ね、
じっくりとその歴史と歴代の店主のポリシーを聞いたり、
個性的なお店のその由縁を辿ったり。
パリに住む庶民の声が聞こえるような、
生活に密着した食べ物の話題があったり。
もちろんパリに相応しいワインやパンなどの
紹介もあったりします。
もう日本にはパリのあらゆることが、
あらゆる角度から紹介されていて、
情報は溢れるばかりです。
今はその中から自分にぴったりの情報と話題を
選び出すことが納得への一つの鍵だったりします。
この本が伝えるのは、お店の情報に終わりません。
パリに携わる人々や、
お店の成り立ちにまで目を配ることによって、
個々の魅力が集結して魅惑のパリが作られていることが見えてくる
成りたちになっています。
一つの街に生きる人々の日々の生活から、
街は輝きを放ち始めるのでした。
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