2012年8月8日水曜日

置き土産





毎日ジリジリ、ギーギーと鳴いているセミ達。
何年も土の中で生き延びて、ようやく地上に上がってきたら、
きれいな抜け殻を置いて飛び立ちます。
庭には今は大きな木がないので、
この抜け殻の主もどこかで仕事しているんだろうな。

毎日プルースト4巻を6,7ページずつ読んでいます。
内容が濃いので、多くは読めません。
アペリティフみたいにほんの少しだけ味わいます。
これが今の楽しみです。

今日は小野正嗣「ヒューマニティーズ 文学」岩波書店を
読みかけてみました。
語り口からしてとてもフレンドリーなので、
読みやすい、わかりやすいという点から考えても、
これは学生にちょうどよいという感じです。
文学の在り様について書かれた読みやすい本というのは、
ありがたいことなのですが、
この頃の自分の気分ではないので中断することにいたします。
何もわかっちゃいないのに、まったく生意気です。
時間のある時にしかこういった本は読めないのに、
のんびりしたいっていうだけのことなのです。

文章からして、小野さんってとってもいい先生だろうな、と思われます。
なので、また次回に置いておきます。

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