第二回の講演者は青柳正規さんと山本容子さんでしたが、
シモダ館長がお二人に、
「一番好きな作品を挙げていただくとすれば、何になりますか?」
と、質問されました。
青柳さんのお返事は、
イタリア、ミラノのスフォルツア城にある
ミケランジェロのピエタ、だそうです。
ミケランジェロのピエタで有名なのは、
バチカンにある若きミケランジェロが手掛けた作品でしょう。
では、なぜ、この“ロンダニーニのピエタ”なのでしょう。
お話しでは、大変心が打たれる、とのことでした。
気になるので、調べてみました。
お話しで、立像であることはわかりましたが、
未完成というところで、どういった作品であるのか、
不思議に思えたのです。
写真で観て、自分の心で観てみましょう。
山本さんのお返事は、
フランス南部のニースに近いヴァンスにある、
マティスが設計・デザインしたロザリオ教会、だそうです。
こちらも、写真で観てみましょう。
細部に至るまで、すべてマティスのデザインによるそうです。
今年はマティスの絵画を観る機会もありますし、
私の眼の前には、マティスのカレンダーが飾ってあります。
マティス、最近身近になってきました。
すがすがしさを感じるくらい、美しい色合い、モティーフ。
さて、ピエタですが、
簡単に話すことができないテーマですから、
ここでは、差し控えたいと思います。
カトリックではなくても、
心打たれる作品であることは、共通した感想でないかと思われます。
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