2009年10月2日金曜日

「旅芸人の記録」

「旅芸人の記録」 テオ・アンゲロプロス監督 1975年

ギリシャの現代史を小さな劇団の旅を通して
道案内をする壮大な叙事詩的映画です。

アンゲロプロスのこの代表作を観るのは
「永遠と一日」、「エレニの旅」の後になったので、
映像のイメージなどは知っていましたが、
やはり手ごわい内容でした。

ギリシャの現代史がこれほど苦痛に満ちていたことを、
劇団=一市民をとおして思い知らされました。

伝えたいことがあまりにも多すぎて、
語るには言葉も知識も足りません。
素晴らしい映画です。

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