中学校の教科書でした。
「夏の海の色」という短編です。
授業では取り上げられませんでしたが、
子供心にも染み入る作品でした。
ちょうど、同じ年頃の子供が主人公のせいか、
彼が人を通して味わった悲哀が、
地方の海の気配とともに、
文章を通じて察することができたのだと思います。
実際にはそんな細やかな心遣いとは縁遠かったのですが。
辻邦生という作家のことを、
心に留めておくようになった小さなきっかけでした。
読んだ本の感想を中心に、身の回りの出来事などをつづっています。風にあおられて飛んでいってしまいそうな内容です。
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