2013年1月9日水曜日

「図書」1月号の表紙は


岩波書店の「図書」1月号の表紙は
「デカメロン」仏訳本15世紀後半の“訳者による献辞”です。
1348年ペストの襲来をきっかけに起筆されたボッカッチョの「デカメロン」は、
イタリアで多くの写本が作られ、フランス語訳はベリー公の注文で、
ラテン語に訳されたものをフランス語に訳す作業で3年もかかったそうです。

カラーでご覧いただきたい写真でこれほど美しいのですから、
実物はどれほどかと想像されます。
羊皮紙というものを見たことがないので、
ますます興味が湧いてきます。
この写真の本を収蔵しているコルベールを訪れてみたいもの。

当時非常に贅沢なものであった書物は、
大変豪華なものも多かったようですね。
「デカメロン」の仏訳挿絵入り写本は、いずれも美しいと、
宮下志朗さんは述べられています。

美しい細密画にうっとりとしています。
でも、実は「デカメロン」読んだことはありません。
いつか読んでみたい本の一冊です。

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