2009年9月19日土曜日

「黒の過程」~その②

「黒の過程」 マルグリット・ユルスナール著 岩崎力訳 白水社

今日はほとんど進みませんでした。
104ページまで。

7章目では、ゼノンの母親のその後が描かれていました。
と同時に、偶像崇拝派と再洗礼派との間で争われた
凄まじい地獄絵を冷静な筆致で再現しています。

続いて、ゼノンの異父の妹が
ケルンに住む父親の親戚に引き取られていきます。
ここで、当時のカトリックの商人の生活の有り様を観ることができます。
饒舌なほどに強調された人々、これはこの小説の特徴だと思われます。

0 件のコメント:

コメントを投稿