2014年11月9日日曜日

メグレ警視との出会い

ある時期に、河出文庫からメグレ警視シリーズがしばらく刊行されていました。
いつの間にか、止まってしまったので、売れ行きが芳しくなかったのかもしれません。
そのうちの一冊を手に取ってから、メグレ警視との旅が始まりました。


いつものごとく、謎解き、トリックは横において、
メグレ警視のじっくり捜査を見守ります。
とても安心感を抱かせる人物ですね、メグレは。


少しずつ読んでいったのですが、
今発売されているメグレ物はすっかり読んでしまいました。
後は、かつて出ていたシリーズ全巻物を古書で入手するしかないでしょう。
なので、古書屋さんにお願いしようと企んでいます。
でも、急ぎません。ゆっくり読むのが妙味なので、
いつか手に入ればいいと思っています。


メグレ警視が食べたメニュー、奥さんの手料理の本もかつてありました。
その本も読んでみたいです。
昔のフレンチはバターを使った重いお料理が主ですが、
煮込み料理など、とても私好みなのです。
作り方を見て、お味を想像してみたいです。


ここまで全体を見て、私は少し古めの時代のミステリが味わいがあって好き、
ということが言えるでしょう。
でも、話題作は一応ちょこっと読んだりしています。
ベストセラーになる作品はどこか無理があって、
満足できないことが多い、
また、日本の作品は良い出来だけれど、肌合いが悪い、
などと注文が多い読者ですね。


今は「特捜部Q」のシリーズがお気に入りであることは、
ご承知いただいているでしょう。
北欧物を読むことはあまりないだけに、
社会観察としても、興味深いと思っています。


純文学とはまた違った面白さがミステリにはありますね。
何故だかわかりませんが、ピンとくる作品を手に取る時の、
どきどき感は、他の本とは違った楽しみがあるようです。

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