ある時期に、河出文庫からメグレ警視シリーズがしばらく刊行されていました。
いつの間にか、止まってしまったので、売れ行きが芳しくなかったのかもしれません。
そのうちの一冊を手に取ってから、メグレ警視との旅が始まりました。
いつものごとく、謎解き、トリックは横において、
メグレ警視のじっくり捜査を見守ります。
とても安心感を抱かせる人物ですね、メグレは。
少しずつ読んでいったのですが、
今発売されているメグレ物はすっかり読んでしまいました。
後は、かつて出ていたシリーズ全巻物を古書で入手するしかないでしょう。
なので、古書屋さんにお願いしようと企んでいます。
でも、急ぎません。ゆっくり読むのが妙味なので、
いつか手に入ればいいと思っています。
メグレ警視が食べたメニュー、奥さんの手料理の本もかつてありました。
その本も読んでみたいです。
昔のフレンチはバターを使った重いお料理が主ですが、
煮込み料理など、とても私好みなのです。
作り方を見て、お味を想像してみたいです。
ここまで全体を見て、私は少し古めの時代のミステリが味わいがあって好き、
ということが言えるでしょう。
でも、話題作は一応ちょこっと読んだりしています。
ベストセラーになる作品はどこか無理があって、
満足できないことが多い、
また、日本の作品は良い出来だけれど、肌合いが悪い、
などと注文が多い読者ですね。
今は「特捜部Q」のシリーズがお気に入りであることは、
ご承知いただいているでしょう。
北欧物を読むことはあまりないだけに、
社会観察としても、興味深いと思っています。
純文学とはまた違った面白さがミステリにはありますね。
何故だかわかりませんが、ピンとくる作品を手に取る時の、
どきどき感は、他の本とは違った楽しみがあるようです。
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