2014年11月10日月曜日

FMラジオのゲストは中村文則さんでした

毎週日曜日、FM802で放送されている「ヴィンテージ・ガレージ」。
毎回、様々なジャンルで活躍している人がゲストとなって、
進行役のロバート・ハリスさんと街を車でクルージングしながら、
ヴィンテージな音楽と、ゲストとのトークが流れるという、
なかなか凝った番組です。


今日のゲストは作家の中村文則さんでした。
まだお若いのに、次々と作品を発表し、
アメリカでも評価の高い作家です。


個人的には芥川賞受賞作品「土の中の子供」を始めとして、
どの作品も重く、暗く感じられ、
好みとは違うので距離をおいてきました。


でも現役の若手作家のトークは、なかなか聴くことのないチャンスだと、
わくわくしながらチャンネルをセットしました。


とてもご自分のことを理解されていて、
どのような作品を書いていくか、しっかりと見据えておられます。
お話する様子は普通の若い男性で、
きちんと話されますし、客観的にも意見を述べられていて、
聴いていても、とても楽しかったです。


作品がダークなのは、もともとの素養らしく、
人を観察するのがお好きだとか。
人の内面を見つめることが、上手なのだと思いました。
そんな人間性が表された作品であれば、
ダークであっても、感心が高まります。
一度読んでみよう。


ラジオの番組から新しい楽しみが生まれました。

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