2014年8月22日金曜日

たくさん手直ししました

昨日の夜に書いた「聖なる酔っぱらいの伝説」のメモ。
思っていたよりも時間はかかり、
その上、読み直してみると間違いだらけ。
手直しに追われることになりました。
読んでくださる方は、開けるたびに少しずつ変わっていることに、
気づかれたことでしょう。


それでも言い足りないことがまだあって、
そ~なんです。
ヨーゼフ・ロートのご紹介ばかりしていて、
肝心な、自分がなぜこの「聖なる酔っぱらいの伝説」が好きなのか、
書いていないのでした。


ロートが自分を投影させたと思われる主人公が、
宿無し生活だけど、誇りを失わず生きていて、
これまでの人生を後悔などしていないけれど、
つらいことがたくさんあって・・・
そんな主人公に神様が微笑んでくださる。


酔っぱらいだけど、自尊心は失ってはいない、
そんな主人公がいい。


そして、現実にはそんなことは無い、だからこそ、
恩寵のような奇跡が起こる、
美しいお話です。


ロートの長編「ラデツキー行進曲」の文庫本も出たところです。
読んでみようか、迷っています。

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