おかげさまで今日の日曜日はゆっくりとさせていただきました。
何ごとも起こらず、
洗濯と掃除と昼寝だけの日曜日。
頭を使わなかったという感じがします。
お天気も久しぶりに安定した陽射しが降り注ぎました。
多くの人がこうした気持の落ち着く日に恵まれますように。
「須賀敦子の方へ」を一章だけ読み、
ぼんやりと描いていた須賀さんの子供時代を
明るく照らしてもらいました。
松山さんが読み解かれている等身大の須賀さんの姿に共感しています。
何気なく朝日新聞の書評のHPを眺めていると、
「サルガッソーの広い海」ジーン・リース著に目が留まりました。
この河出書房新社の全集に「灯台へ」と一冊になっている本、
同じイギリス人女流作家というくくりでしょうか。
「灯台へ」は鴻巣さんの新訳です。
「サルガッソー」はあの「ジェーン・エア」の主要登場人物ロチェスターの
狂気の妻のお話だそうです。
やっぱり、あの妻が気になる人がいるのだ、と思いました。
私も「ジェーン・エア」を読んだとき、まずその妻のことが気にかかりました。
なので、本筋のジェーンとロチェスターのことはさっぱり覚えていません。
中学生の時でしたから、昔のことです。
ジーン・リースの作品は短編を一つ読んだことがあるだけです。
今、この手に入れやすいタイミングで入手して読んでみて、
もちろん「ジェーン・エア」も読んでみる。
となると、新しい発見がありそうです。
こうやって読みたい本は次々と出てきますね。
実はドストエフスキーも亀山氏の新訳で読みたいのです。
「カラマーゾフ」はかなり古い訳で読んだので、
もう少しわかりやすい文章で読み返したい。
「悪霊」に躓いているので、これも読んでおきたい。
こうなると、学生の時に読んでおかなかったことが悔やまれます。
本を読むための“時間”だけ、少し多めにいただけないものか、
と思ったりしています。
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